2018/08/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にキュリオさんが現れました。
キュリオ > 顔を赤くし、憤懣やるせないと言った具合で鼻息を荒くしながら大股で歩いてくる男。
追従するメイドを尻目にテラス席の一角に陣取ると、荒々しく椅子に座り、どんっ、とテーブルに拳を叩きつける。

「あぁ、腹が立つ!
 揃いも揃って、儂を無能扱いしおって…!」

茶会に招かれたはいいものの、それは名ばかりの叩き吊るしの場所であった。
”品格にかける””偶には金集め以外をしてはどうだ”等々、己を下に見る発言ばかりを成されたのだ。
――そのどれもが正鵠を射ているのだが、無論、この男が認める訳もない。
どいつもこいつも…!とぎりぎりと食い縛り、今日会った貴族に目に物を喰らわせてやろうとほの暗い感情を漲らせていた。

「女だ。女を連れて来い!
 居るだろう、貴族だろうが、平民だろうが構わん!」

メイドの一人に怒声混じりの命令を告げると、残る一人に視線を向け。
顎をしゃくると静々とした動きで己の前に跪かせ、人目も憚らずに奉仕をさせ始める始末。

――品位?知った事かと鼻を鳴らし。
招待された茶会の名を貶めてくれようと、周囲の視線を感じながらも下品な笑みを浮かべ。
曝け出されたペニスへとしゃぶりつく、下品で粘着質な音を周囲へと漏れ聞かせていた。

キュリオ > 「あぁ腹に据えかねる。
 奴らの娘、手籠めにでもしてくれようか…!」

ぶふぅ、と怒気孕む息を吐き出すも、開放的な空間で受ける奉仕に僅かにだが機嫌も収まりを見せてくる。
清楚な表情を歪ませる程に太く怒張したペニスを無心にしゃぶるメイドの存在に労いの視線も、言動も一切見せず。
――どこぞの令嬢でも、或いは護衛でも従者でも良い。
女の準備を命じたメイドの帰りなど待てず、獲物を探る様に琴線に触れる女の姿を探し、周囲へと視線を巡らせた。

キュリオ > そして目に留まったのは一人の女騎士。
確か、貸しのあった貴族の従者をしていた筈だ。

恐らくは主人が戻るのを待っているのだろうその騎士は、此方の存在に気付いても努めて視界に入れていない様だった。

「おい、そこの女騎士。
 そう、お前だ。確か以前にも顔を合わせた事があったな?」

淫らな音を立てて下肢をしゃぶらせながら、気にもせずに声をかける。
明らかに顔を顰めた女騎士は、しかし呼ばれては無視する訳にもいかず。

―――腹いせに、憤りをぶつける相手は、これで見つけた。
主人の立場を盾にして、始まるのは騎士の尊厳を貶める行為。
周囲へと見せつける様にその女を犯し、今日の所は留飲を下げるのだった―――。

ご案内:「王都マグメール 王城」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 城壁上」にティリアさんが現れました。
ティリア > (広い、広い石畳を思わせる其処は。街一つにも匹敵するこの城をぐるりと囲んだ塀の上。
すれ違った哨兵達に手を振り、一角の物見櫓を通り過ぎれば。
塀の角――即ち、王城の隅も隅。一番の隅っこという事になる。
ひょいと足を乗り出し、塀の上に腰を下ろした。
眼下を見下ろしたなら、さて、どれ程の高さが待ち受けているか…
外周の堀が、糸のようにすら見えて。各地区の町並みなど、玩具細工と何ら変わらない。
こんな所から落ちたなら。間違いなく、一巻の終わりだ。

勿論、自殺志願者なぞという訳ではない。かといって、哨戒を命じられた訳でもない。
……只、精々兵士の巡回程度しかない其処は。落ち着く事が出来る、というだけだ。)

こんなに。疲れるとは思わなかった――かも。

(王族が。貴族が。ひしめき合い化かし合うこの城が。如何に気疲れするのかなど、幼心付いた頃から理解していたが。
立場が変われば、見方が違えば。それもそれで、別種の苦労が付き纏う、らしい。
本日、組隊や行軍について等、真面目に学んでいたつもりだが。
実際の所、嘗てを知る貴族達やら。その貴族を嫌う生粋の軍人達やら、から。
どんな目で見られていたのやら。
煩雑な人間関係を考えるのが面倒だから。一人になれる此処が良い。)