2018/06/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にカミラさんが現れました。
カミラ > 普段と少しだけ違う格好で、堂々と廊下を歩く姿。
首に金が掛けられているはずの女ではあるが、こうしてさも当たり前のように姿を晒すなら、他人の視野には背景のようにしか映り込まない。
時折、目のあった貴族の男にはカーテシーでのご挨拶で頭を下げると、一言二言言葉をかわしてから再び歩く。
何処かの貴族の妻か娘だろう、その程度に溶け込みながらその瞳は獲物を求めていた。
乱暴するというよりは、攫って快楽に沈めて蕩けさせてから売り飛ばす為の商品。
貴族や王族の生娘なら、それはもういい金で売れるが、自身の首が危うくなるのも厭わない。
それだけの価値があるからすると、自身の命を安々と天秤に乗せられる胆力があってこそというところか。

(「狙い目はいるかしらね……」)

夜な夜な行われる宴、その大広間をドアの隙間からちらりと確かめていった。
美酒と料理を堪能しながらくだらない言葉をかわし合う貴族、権力を振りかざすだけの英雄譚に花を咲かす王族。
色々といるが、そんな醜い糞袋に用はないと視線をそらせば、小さく溜息を零しながら扉を開いた。
もう少し奥まで探すとしようと思えば、給仕係のトレイにのったカクテルグラスを自然と取っていき、青い酒をゆらゆらと踊らせながらバルコニーへ通じるガラス戸の方へ向かう。
不慣れな娘なら、そこら辺に逃げ込むだろうとアタリを付けていけば、緩やかに自然体に進んでいった。

ご案内:「王都マグメール 王城」からカミラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城/庭園」にネルソンさんが現れました。
ネルソン > (ほのかに花の香りのする夜の庭園。持参してきた紅茶の入ったティーポットとカップ、軽食と少量の御菓子。それらをテーブルの上に置いて、自分で紅茶をカップに入れて静かに一口飲み溜息を一つ零す)

「はぁぁぁぁぁ……もう働きたくない。というかなんで戦争なんてするんだ。…色々な後始末をするこっちの身にもなってくれってんだよ、全くもう……あと前線の兵士達も気持ちは分からんでもないがもっとお行儀よくしてくれんもんかね……」

(行軍ルートにあった村、街からの陳情というなの苦情や支援要請。それらを処理するのは木端役人と相場が決まっており、王族と言えども末端の自分はその木端役人。あれこれと書類仕事が雪だるま式に増え続け、それをどうにか同僚達と人海戦術で片付け終え……こうしてひと時のティータイムを楽しめているところ)

ネルソン > 「あー……お茶が美味い、御菓子甘い……あ、このサンドイッチ結構イける……後で追加を貰っとこ。……夜の庭園で優雅にティータイムも悪くないけど、給仕の一人くらい連れてくるんだったなぁ……肩揉んで欲しい……」

(書類仕事、書き仕事で強張った肩を自分で揉み解すにも限界があり……誰か肩もみの上手な給仕がいればと首を回して腕を回して肩を回して、どうにか凝りが取れないかと動かす。他人に見られれば何をしてるのかと、首を傾げられる光景になっているのには本人は全く気付いていない)