2018/06/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > 第七師団が発した魔族の国への進撃の報は王城にいる人々に
多かれ少なかれ影響を与えていた。
王族の一人ではあるものの軍事にはとんと関わることのないツァリエルにも
ピリピリとした兵士たちの空気は伝わり、練兵場で訓練に励む兵士たちの意気の高揚感はそれだけで勢いのあるものだった。
とはいえ、ツァリエル個人としては浮かない顔をして一人、自分用に貸し出された中庭へと草花の手入れに赴いてしまう。
これから戦になるのだ、と思うとどうしたって兵士たちの身の上を案じてしまう。
先のティルヒア戦役で従軍した経験のあるツァリエルは、少ないながらも戦争の影響を自身の身で体験した。
将軍は激励会で、魔族を根絶やしにすることを目標としているらしいと聞き、
そんなことが可能だろうか、と訝しげに思っているところもある。
■ツァリエル > どちらにせよ、お互いに遺恨の残る結果にはなるのだろうから、そうなった時に覚悟を決めなければならない。
痛み分けで終われば和平も可能かもしれないが、どうも風向きはそうでもないだろう。
自分の力の無さを悔やみ、それも仕方ないとは思いつつ、そっと中庭を歩いていく。
■ツァリエル > そうして憂鬱なまま、庭園を後にする。
ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」からツァリエルさんが去りました。