2018/05/11 のログ
ゼロ > 「ふう」

 小さく息を吐き出す。
 一通りの警備順路の周回は終わった上に時間がちょうど交代の時間である。
 一度報告するために戻る事にする。
 警備の詰所に戻り、今日の巡回の状況を報告、書類を作り上げて引継ぎ業務を終わらせる。
 業務報告終わらせれば、仕事は完全に終了である。
 兵士の詰所を出て、王城の食堂に移動することにする。
 夜も遅いせいか誰もおらず、当番のコックのみ、コックに大盛りの食事を注文してから、少年は移動する。
 食堂の隅にある、テーブルの方へ、腰をかければ、仮面をずらしていつものように食事を開始する。
 ガツガツもしゃもしゃ、と大量の食事を食べ始めた。ものすごい勢いで。

ゼロ > もぐもぐもぐもぐむしゃむしゃがつがつごくん。
 食事の勢いを擬音にするとそんな感じで、それが仮面の下でものすごい勢いで消費されていることが分かるだろう。
 食事はまもなく終わり、水を少年はゴクゴクと飲む、一杯飲む。

「……ふぁ。」

 食事を終えて、人心地付いたので、大きく息を吐き出して仮面をかぶりなおす。
 大きく伸びをして軽く肩を回してコリをほぐす。
 食べ終わったトレイを元の場所に戻してから、きょろ、と視線を動かす。

「……ま、そりゃそうか。」

 先日お嬢様から聞いた食堂で盗み食いをする猫が居るというのでそれがいるかもしれないと思ったのだけど。
 まあ、当然のごとく居ないのでこんな時間にいるわけもないかと小さく笑う。
 さて、ときになったことも終わったので視線を外に向ける。
 そろそろ戻ろうかな、とか考えて。

ゼロ > 食事も終わり、仕事も終わり、あとは特に何かすることもなくなった。
 訓練は昼間のうちにしているし、時間もいい時間である。
 それならそろそろ、休んでしまおうか。
 少年はそんなふうに考えてから、歩き始める。
 そのまま食堂を出て、少年は闇の中兵舎に向かい歩き去っていく。

ご案内:「王都マグメール 王城」からゼロさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城/通路」にエイブラさんが現れました。
エイブラ > (かつて、自らが深海に住んでいた頃。
様々な船を沈め、積み荷を己のものとしてため込んでいた、今
の自分からすれば黒歴史のような時代。その頃に集めていた彫
像が価値のあるものだと、馴染みの古物商との雑談の中で知っ
て。その古物商からその彫像を欲しがっている相手がいるから
紹介すると言われ、連れられてきたのはなんと王城)

「いやはや、あんな良く分からない彫像を欲しがるとは王家の
方というのも酔狂ですね。しかし…わざわざ私がもってこなく
ても自分で行ってくれれば良かったんですが…」

(他にも色々な彫像や古い金貨、宝飾品を持っていることを知
っている古物商が王族とのコネを手に入れるために自分を利用
しようとしていることには気づいておらず。古物商が自分にも
関わらせて商品を継続的に手に入れる為にも、自分の面通しを
王家にしておこうという目論見には気付くこともなく。荷物持
ちにでもされた気分で通路を歩く)

「しかし、普通は出口まで案内を付けるものではないでしょう
か…部外者が王城をうろうろしているなんて、セキュリティ的
にどうなんでしょう」

(商談には興味はなく、売れた金額の幾ばくかでも貰えばいい
と古物商に交渉を任せて。余りこういうところに長居したい訳
でもなければ帰るといい、どうぞと言われて部屋の外に出され
てしまい…気づけば随分と薄暗い通路へと入りこんでしまって
いた)

エイブラ > (出口、もしくは見覚えのある通路を探して奥へ
奥へと入りこんでしまい、自分がどこにいるのか分からない状
況へ陥って。ひとまず、落ち着くことが先決かと立ち止まり大
きく息をし、深呼吸をする)

「別に私が歩いているのはダンジョンなどではなく、王城。
ある意味ダンジョンより性質が悪いですが、歩いていればどこ
かに出るはず。もしくは誰かと出会うでしょう…寧ろここまで
誰にも会わないと言うのがおかしいんですが」

(それなりの時間を歩いたにも関わらず、歩哨や見回りをする
者にも会うことがなく。ここは王城のどういうところなのだろ
うかと訝しげに首を傾げる)

エイブラ > (それから場内をぐるぐると歩き、途中で城の使用人
を運良く見つけることが出来て。事情と素性を話して
城の出口へと案内して貰い、お礼を言って城を後にす
ることが出来た)

ご案内:「王都マグメール 王城/通路」からエイブラさんが去りました。