2018/04/20 のログ
ゼロ > 「近くにいる例からという形だね。
 ヤってない人もいるには、いるのだけども。まあ、少ないかな。
 我が第七師団の団長、副団長は、そういう話を聞かないし。」

 この国の特色とも言えるのかもしれない。
 そのことに関して思うところはないが、こういうふうにそこかしこで盛られると、げんなりしてしまうものはある。

「そういう事。
 かもしれないし、違うかも知れない。
 先程言ったとおり、冒険者を雇ったということ自体を聞いていなかったから。
 少なくとも、第七師団が雇ったというわけではないと思う。
 魔族が出たら?当然、倒すよ。
 第七師団は対魔族を目的とした師団だからね。」

 どうするの、と聞かれて、なんで聞くのとばかりに返答する。
 その為にいるのだし、そのための兵士なのだから。
 彼の感覚は軍人として正しく、そして、静かに狂っているのだ。

「この国に来て、この師団に入って、一年以上経ってるけどね。

 まあ、そのお陰で戦う時の力としてあるのだけれど。
 治すべきかどうかは、悩むよ。

 否定はできないね、一応年頃の男だし。
 迂闊にすることもできないし。

 それに……まあ。うん」

 肉体を、薬と魔法で改造されて、実験体を孕ませるために生殖器官も強化されている。
 愛もなく孕まされたりとかも相手が可愛そうだと言いたかったけど、言うのためらったのは羞恥心からか。

「っと。こらこら、今は仕事中だから。」

 抱きつく相手に、軽くたしなめて離れなさい、と軽く押す。
 一応、貞操観念は普通の国の人並みらしい。
 この国の人の平均で言えば硬すぎるに入るのかもしれない。

ローザ > 「来る前に聴いてた評判通りだね。
私はその方が体が楽だから嬉しいかな。」

これだけそこらじゅうで行為に及ぶ空気が蔓延しているのなら城の外も似たようなものだろう。
少女はその方が体に溜まった呪いを抑えるのに好都合なので喜んでいた。

「なら、僕の今日の報酬は誰が払ってくれるんだろうね。
ギルドを通しての依頼だからガセってことはないと思うけど。
僕はこっちに来て直ぐだから嘘だとしても捕まえようがないんだよねえ。
分かったよ。 今日はゼロさんの指示に従うね。」

彼らの手伝いをすることが今日の仕事。
だから彼が倒せと言えばどんな相手でも倒す様にしよう。

「早く治してもらったら?
この国は魔術も盛んなんでしょ?
僕もゼロさんの素顔見てみたいよ。」

抱きついた少女は、すぐさま突っ返されてしまう。
自分の身体に魅力が足りなかったのだろうか。
少女は顔や頭をペタペタと触れてみる。

「所で、あとどれくらい回るの?
そろそろお腹が空いたんだけど。」

ゼロ > 「そっか。
 まあ、この国にようこそ。」

 彼女も何かしらあるらしい、詳しい彼女の身の上がわからないが、望んできたというのであればようこそ、と迎え入れるのが先住民としてのすべきことだろう。

「サインはするから、依頼書出して?
 それをギルドに提出すれば今日の分のは貰えると思うよ。
 そうだね、先ずは城の内部の把握を先にしたほうがいいかな。」

 彼女の言葉にうん、とうなずいて笑う。
 実力者が居ると安心感が違うなと少年は思う。
 かつん、かつん、と道を進んでいく。

「お金と、解除できる術師がね。
 今のところ見つかっていないんだよ。」

 気長に行くことにしてるよ、と将軍も探してくれているし。
 少年は軽く笑おう。

「あまりそういうことはしないの。
 我慢するの大変なんだから。」

 魅力は無いわけではないのだ、任務中だから我慢してる。
 それだけのお話でもある。

「ああ、今日はもう上がって大丈夫だよ。
 せっかくだし、城の食堂でよければ案内するけれど?」

 彼女の発言に、懐から時計を取り出して時間の終了を確認した。
 彼女さえよければ、とお腹すいたというので案内を提案する。

ローザ > 「ありがとう。 そう言って貰えたの初めてかも。」

そういえば、この国ではそういう温かいやりとりはしてもらっていなかった。
少女は初めて心温まる言葉を聴けてにんまりと笑っていた。

「ええ~、ゼロさんのサインで大丈夫?
案内はゼロさんがしてくるんだよね。
ありがとー!」

少女はニヤっと笑みを浮かべて尋ねる。
疑っているわけではない。 からかっているのだ。
そして、城の説明や案内も彼がしてくれるものと勝手に決めつけた。

「城でも見つからないとなると、なかなか難しいようだね。」

少女は仮面にもう一度視線を向け、まじまじと見つめる。

「あ、我慢してるんだ。
ゼロさんは我慢強いね。」

自分が多少なりとも魅力があると言うことが分かると、
少女は胸を撫で下ろす。

「やったね。 それじゃあ早速お願いするね。」

少女は先輩の隣を足取り軽く着いていく。
食堂に辿り着けば、早速食事を頼むだろう。
さて、先輩はこの後どうするのか。

ゼロ > 「あらまあ、世間は世知辛くなってしまったもんだ。」

 こういうやりとり自体あまりないという言葉に、少年は残念そうに、しかして軽い口調で言ってみせる。
 あまり深刻にして、彼女の笑顔を曇らせたくなかったのだった。

「現場の人のサインがあればいいでしょう。
 第七師団だって、僕の名前だって登録されたものだし。
 そりゃまあ、仕事だからね。」

 からかっている口調に、問題ないと思うよ、と気軽な返答。
 案内もというのなら、今はもう仕事の時間も終わっているし、いいよ、と。

「城の中全て回ったわけじゃないし、今までは基本タナール砦にいたから上手く探せてるわけでもないし。
 居ないとは思わないけどね。」

 まじまじと見られて、いやん恥ずかしい、と冗談ぽく身を震わせる。
 正直やってから恥ずかしくなった。やらなきゃよかった。

「そりゃま、仕事中だし……今したらあれと同じに。
 それに、僕の体実験体だからね、実験体を増やすための調整もされてるから欲しいと思ってくれる相手にならともかく。
 ただの行きずりには、おいそれ手を出せないよ。」

 通路の影で致してる貴族がそこに。すごく激しい。
 自分の体が治らないなら、やはり簡単に手を出すのは怖いところである。
 相手が大丈夫といってもこればかりはチキンである。

「承りました、と。
 一応、味はそこそこ、量はたっぷり。
 それで大ジョブ?」

 女の子はあまり食べられないという印象も。
 先に問いかけながらも食堂へと移動し、自分も食事は注文する。
 腹が減っているのはこちらも同じなのだから。
 大盛りで注文する年頃男子

ローザ > 「ここに来る前もギルドで一緒に受けてくれる人探したけど
誰も手をあげてくれないんだよね~。
そりゃ、見ず知らずの他人とはいえちょっと寂しいよ。」

少女は唇を尖らせてぶーたれている。
落ち込んでいると言うよりは不満を吐き出していた。

「ありがとう、ゼロさん。
ゼロさんが指導役で今日は助かったよ。」

からかっても乗ってくれない真面目な相手だが、気さくな所もある。
少女は最初から楽しい仕事が出来たことに喜んでいる。

「よしよし、僕はゼロさんのことを見捨てないからね。」

砦や魔族の話より、恥ずかしそうな彼の頭に手を伸ばし、慰める少女。
それが余計恥ずかしいとは思わずに。

「ええ~、ゼロさん真面目だな~~。
もう終わったからいいじゃんって僕なら言うけどな。
なに、ゼロさんとすると必ずできちゃうとか?
まあ、僕は逆にできない身体だから僕に限って言うと大丈夫だけどね。」

相手が望まないのなら、それ以上は少女もプッシュしないが。
身体のことを色々と教えてもらったお返しに、少女も自らのことを少しだけ口にする。

「いやあ、食事まで世話になってここは良い所だね。
僕はゼロさんが決めてくれたのならなんでも大丈夫だよ。」

はたして、この国ではどんな料理が出てくるのか。
初めての食事に少女は目を輝かせる。

ゼロ > 「ギルドは基本的に見知らぬ相手と組むための場所の気もするんだけどな。
 まあ、もしどうしても難しいなら、非番の時であれば手伝うよ。
 傭兵上がりだから、足は引っ張らないと思うよ。」

 そういうギルドもあるんだな、と少年は軽く肩をすくめる。
 この街だけでも冒険者のギルドは三つ四つあると聞く、当たり外れもあるのだろうと。

「いやいや、今日はろくに説明も出来てない気もするけどね。
 他の人の時は気をつけてね。」

 喜んでもらえればこちらもありがたい、と少年は笑う。
 ありがとう、とこちらからも感謝を。

「うわぁァァァァァ……」

 むしろ彼女の反応の方がダメージが高い。
 慰められて精神的ダメージが。ハズい。超ハズい。やばいしにたい。


「真面目というか臆病なだけだよ。
 必ずとは言えないけど、魔法的な強化、物理的な薬物強化。
 どっちでも対応できるように強化さているしね、出来ると考えて動くほうがいいし。
 そうだね、そう思ってもできたらと思うと怖いんだ。
 だから、もし、孕んでもいいって覚悟ができるなら、言ってよ。
 そのときは、お願いするよ。
 君のような可愛いことしたいとは、常常思うから。」

 望んでいいのか、悪いのか、望みはあるけれど、という不安。
 彼女には、お願いはしたいがやはり、チキンだった。

「兵士や騎士様の舌をうならせるし、まずいとは言えないはずだよ。
 じゃあ、同じやつでいいかな。
 分量は普通で。」

 ふたり分の注文をすれば、柔らかな暖かい焼き立てのパンに、肉のたっぷり入ったシチュー。
 色とりどりの野菜、デザートまでついて、それが出てくるのだ。

ローザ > 「僕の名前が売れだしたら態度も変わるんだろうけどね。
その時にはもう組む相手も決まってそうな気がするけどね。
ゼロさんは頭も良さそうだし、組んでくれると嬉しいかな。」

戦闘力は抜群だが、罠とか策略の類にはからっきしの少女。
この国に来る前も頭の切れる相棒にその辺は助けてもらっていた。
少女が誰かと組もうとするのもその教えの影響である。

「気難しい人とかやっぱり居るの?
それならゼロさんが居る時だけ入ろうかな。」

少女の口がへの字に曲がる。
昔、怒られたりしたことを思い出したようだ。

「あ、ごめん…。」

頭を抱えかねない先輩に、少女は自分が追い打ちをかけていたと気づき
頭を触れていた手をひっこめる。

「ま~、僕もまだお母さんになるには早すぎるからね。
それじゃあゼロさんはずっと我慢しないといけないね。
僕ならとっくに気がくるってそうだけどな。
…えへへ♪」

可愛いと言われると、デレデレと喜んでいる。

「食堂はさすがに皆真面目に働いてるんだね。
それじゃ、いただきま~す。」

少女は運ばれてきたシチューにパンを突っ込むとモグモグと味わっている。
野菜もフォークで突き刺し、口にする。
見たことのない野菜が出てくると、たまにじ~~っと眺めるもすぐに口へと運ぶ。
シチューも空になると、いよいよデザートだ。
少女はプリンにスプーンを入れ、仕上げの甘い味を楽しんでいた。

ゼロ > 「先ずは、売れることが必須だね。
 その時までは手伝うよ、まあ、非番の時だけになるから。
 頭は良くないよ、うん。」

 頭脳と言われて少年は脂汗が出る。言いとは思えない、大体は経験則だからである。
 でも、困っているようでもあるし、組むことには異論はない。
 優先順位的には、兵士としての仕事はあるのだけは先に言っておく。

「そりゃね、居ないということはないよ、第七は傭兵上がりが多くて荒くれ者だけど慣れれば気のいいのばかりだと思う。
 ほかの師団に関してはごめんほとんどわからない。」

 気難しいの、と言われてもパットは思いつかない。
 だけど、いないわけじゃないよ、と伝えておこう。

「イヤダイジョウブダヨ」

 謝る彼女に、カクカクとした言語と手を振ってアピール。

「ああ、我慢するのには慣れてるよ。
 気が狂わないように仕事に打ち込んでるとも言えるし。」

 少年も、彼女が食事するのに合わせて食事を開始する。
 対面に座り、仮面をもち上げる、顔は見えないように。
 凄まじい勢いで少年の皿の上から食料が消えていく。
 ご馳走様、とあっという間に平らげて、仮面は素のままに。

「ゆっくり食べてて。」

 こっちは気にしないでいいから、と少年は言う。

ローザ > 「売れても出来たら同じ人で組みたいな。
売れてから手のひら返してくるような人はあまり信用できないでしょ。
僕よりは賢そうだし、ゼロさんなら大丈夫だよ。」

非番の時とはいえ、組んでくれそうな相手が見つかる。
少女はニコニコと笑みを浮かべていた。

先輩が仮面の下を見せない様に気を配りながらの食事を始めると、
少女はなるべくそちらを見ないようにする。

お腹いっぱいになった少女は切が良い所で書類にサインをしてもらい。
次の日、ギルドに意気揚々と報告へ向かっっていった。

ご案内:「王都マグメール 王城」からローザさんが去りました。
ゼロ > 「まあ、もし、必要なら僕の知ってる人を紹介するよ。
 一応。知り合いは何人かいるし、ね。」

 自分の知力自信がないし、必要なら、と一応言っておこう。
 笑みを浮かべる相手、新人の子だし。手伝ってあげたいというきもあるからで。

 今回は、あまり案内もできなかったし、と少年は食事の代金を持つことにして。
 彼女が帰ったあとに、食事の代金を払い、少年も兵舎へと、もどるのであった。

ご案内:「王都マグメール 王城」からゼロさんが去りました。