2018/04/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にアッシェさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にフォーコさんが現れました。
フォーコ > 今日は友人の一人と会う予定。
私は城内の自室にて扉ではなく掃き出し窓を開けて待っていた。

師団の団長として会うため、軍服に身を包んでおいた。

テーブルにて菓子と飲み物を用意して、客人が現れるのを待つ。
ちなみに本日の飲み物は炭酸水に砂糖やミカンなどを咥えた飲み物。
子供っぽいが私はこういう物が大好きなのだ。

彼女はどのような反応を示すだろうか。
期待に胸を膨らませる。

アッシェ > 王城の堅牢なる高さと魔導と物理の警備の多さは何時も乍ら真っ当なものだが、
そんな物は屁でもない一匹の高位古代竜。気配と姿を人並みに致すと窓へと着地を。

服装?代り映えしませんが、一応は人様に出ても差支えのない格好にしたつもり。
窓から来たものではあるが、その場で胸に片手を添えて 一端の会釈をするのだ。

「…トゥルネソル商会が罷り越しましたわ、アッサルト師団長殿?
 窓から失礼致しますわね? 人目を避けて来ますのは少々骨が折れます」

何時もの口調は鳴りを潜めて、違和感が多少滲む丁寧な口調と振舞。
一夜漬けではないがきわめて短期間で揃えたマナー的な振る舞いなのだが。
服装の他に持っているものは 長めの刀?位、他は持ってい無さそう。

フォーコ > 「よく来たな、アッシェ。
窓から来てくれたのは正解だ。
君らのことは説明が面倒になるから特に何も言っていない。」

私は窓に着地した客人に歩み寄ると右手を差しだし、
招き入れようと。 彼女を入れた後は再開を喜ぶハグをしよう。

「君らに造ってもらった刀だがな。 すこぶる順調だ。
ありがとう。 さ、今日は私が君を持て成す日だ。
食べ物も飲み物も大量に用意してある。
追加もいくらでも出せるぞ。 遠慮なくやってくれ。」

彼女が身に着けてきた仕草はまだ取ってつけた感があるが私にとっては気にならない。
それより彼女が私の為に気を使ってくれているだけで嬉しいではないか。

私は椅子を牽き、彼女に着座を促す。

アッシェ > 「まぁ、それは賢明な事で御座います、竜が世間的に人さまの所にお邪魔し剰え対等に話をする自体、
余りにもあり得ない事なのですから、今後も窓からお邪魔を致しますわね?」

手を差し出されたので、その手に此方の手を載せて招かれてみよう。
その後のハグは まぁ しっかり致しましたが…この辺 余り気にしない模様。

「それは何よりです、ただ、半年か一年に一度お手入れという名の調整をしないと
 問題が生じるかも知れません。それときっかけになりました選定の剣成らぬ
 店先の竜剣は引き抜いたのちに 我が娘に差し上げましたのでご報告致しますわ。
 持成しですか…左様ですか では 楽しむ事にしますね。
 …本題の他 何かご入用でしょうか??」

席へと促されたので、そちらに着座すると、多少の報告と呼び出しの本題の裏は何でしょうかと、
微笑の裏の事を聞こうとする。あくまでも食事がメインではないと思っての持て成しだろうと踏んで。

フォーコ > 「魔族の類がポンポン入り込んでいる以上、竜が居ても変わりないと思うのだが、
私の語彙力では上手く説明できない気がしてな。
君が良ければ今後も窓から入ってくれ。」

ハグをしても反応は薄かった。
私は何かいけなかったのだろうかと首を傾げるも、とりあえずハグを止めた。

「その手入れと言うのは君の店に出すだけでなんとかなるのか?
それとも自前でどうにか出来るのか?
自前で出来るならその方がいいのだが。

娘と言うのはセツさんのことかな?
この間、初めてあったが君に似て可愛らしかったな。
竜と言うのは皆美人になるのかい?」

彼女が席に着いた所で、私も体面に座りまずは炭酸で喉を潤す。
飲み物や菓子に手をつけず、早速本題を聴いてくる彼女。

私はテーブルの引き出しから先日手に入れた朱金と言う貴金属を取り出し、テーブルに置く。

「君なら色々と余所の国について知っているようだし聴いてみようと思ってな。
人間の間で不老不死の材料と噂されている金属だ。 見たことがあるか?」

アッシェ > 「…警備 ザルですわね、魔族の類…知り合いにも魔族や魔王等居りますが、普通に…入ってますか。
 竜は竜でも高位古代竜に該当するのですが、まぁ細かいのは置いておいて、古竜で構いませんわ。」

ハグはいつも旦那はんが挨拶代わりにしているので慣れてしまっている。
挨拶としてのキスもこの延長線上で薄い反応をするだけだ。それはさておき。

「基本は トゥルネソル商会で私を指定して下されば助かります。
 自前で出来るとしましても、刀の簡単な錆や汚れ、刃毀れなどはお持ちの魔力を
 存分に注ぎ込んで頂ければ同調して回復は致しますが、刀にも保有魔力が御座いますので 
 其の補給に、と定期的な刀の調整は自前では限界が御座います。
 ですので 半年か一年に一度の店での調整をお願いします。

 竜雪ですね、私とリスとの子ですので、嫁に出す時は一悶着ありそうな予感があります。」

シュワシュワ音のする飲み物が目の前にある、炭酸…王都にもあるらしい。
先ずは飲み食いする前に本題を聞くのは仕方がない、呼び出し=本題隠しと思ってだったからだ。

置かれた朱金という金属上の何か、欠片だと思うがそれが何か。

「…これは、確かいつぞやの旅の噂で聞いているシェンヤン帝国人が探し求めている朱金ではありませんか。
 不老不死の材料?は兎も角として、ご興味がおありですか?」

商会としては時々妙な依頼と情報が手に入る、最近はシェンヤンからの妙な情報が多い 
それが 辰金と朱金という貴金属についての採掘場所と何処で手に入るかという求めだった。
不老不死かどうかは兎も角、怪しげな術を使うシェンヤンの欲の深さが気になる竜ではあった。

フォーコ > 「ザルだぞ? 大物の方がむしろ簡単に通してしまう不思議なザルだ。
前にも言ったがな。 教養のない私にあまり詳しい話をされても付いていけんぞ。
古龍と言うのは皆この間のような大怪獣なのか?」

以前の刀では傷一つつかずに終わったことを思い出す。
あんな巨大な龍が暴れまわったら大変だ。

「なるほど。 破損しない刀とはいえ手入れは必要か。
一年に一度で済むのなら助かると言えば助かるな。
この刀のおかげで戦でもなんでも調子がいいからな。

なら婿を取ればどうだ?
そもそも彼女がどんな男を選ぶかしだいだがな。」

少し早い気もするが、涼しい飲み物は飲んでいると気持ちいい。

「ああ、私も不老不死になろうと思って色々と探し回っている所だ。
その際に手に入れたのだがもう一つの辰金がよくわからない。
他にも不老不死になる方法は色々あるようだが、どれもツテがなくてな。
でだ、君なら何か知っているかと思ってな。」

私よりも彼女の方がこういったことには詳しい気がした。
城内にも探せば詳しい者も居るだろうが、まずは信用のおける相手からだ。

アッシェ > 「魔王にも知り合いが何人か居りますが…世も末ですわ。
 では搔い摘んでお話致します、古竜の大きさはこの前から数千メートル級まで幅広いのです。
 余り大きすぎると問題になりますので、私は適当に縮んでおります。
 あと 生息しているのは殆ど僻地なので それ程大きいのには遭遇しないと思いますが?」

基本 大きいと思ってほしい。漠然としているが大きいのだ。
小型な竜は兎も角大型な竜は僻地に住む事が多い、早々は遭遇しない筈。
でも管轄外の竜は知らない。

「手入れをしないと そうですね、一年半後に折れます。
 私の体より作成した材料で造った刀ですので娘みたいなものです。
 娘に会う親がいないとは思えますまい? 婿…まぁ、竜雪次第ですが…まだまだ若いので。」

炭酸が入った果実水にようやく手が伸び、少々のどを潤す。
涼しいのだけど、若干窓が明けっぱなしなのか肌が寒く感じる。

「不老不死になろうと?この手に頼った事がありませんので何とも申し上げられませんが、
 私は他の方法で旦那、リスを人から人為らざる者に仕立て上げましたわ。
 その際に副作用と言いますか、リスも不老になってしまいましたが。
 此処ではお話は少々難しいですわ、人目がありますもの。」

この手の金属を元にした薬に頼った事が皆無。
方法は邪道だったが、旦那である番のリスにとある方法で人からならざる者へとしてしまった事をさらりと話す。
信用を置いて貰っているとは光栄だが、ここでは余り話せない事も伝えよう。

フォーコ > 「仕方あるまい。この国は斜陽に入ろうとしている。
そんなに大きい生き物が生息している場所があるのか。
この世界は拾い物なのだなあ。」

あれより大きいとなると何が何やら。
私は想像することすら止めてしまった。
私の身の丈よりデカイのは全てデカイで終わらせてしまおう。

「折れられては困るな。
そういうのなら、この後でも娘に触って帰るか?
酷い使い方をされているから文句の一つくらい飛び出すかもな。
君も随分と若いではないか。」

彼女が寒そうにしていたので、私は窓を閉めに向かう。
両手で窓を閉め終え、また席に戻る。

「ああ、その通りだ。
私はずっと師団や家のメンバーを守っていきたいからな。
そんな方法があるのか。
しかし、話を聴くにだが、私にもして大丈夫なのか?」

打ち明けてもらえたことは大変嬉しいのだが、店主はそれで怒らないのだろうか。
具体的な内容は別室で詳しく尋ねるにして、了承だけは先に取っておきたい。

アッシェ > 「きな臭く成りましたら 私も旦那その一族郎党引き連れて亡命致します。
 大きいものは 殆ど人になっているか僻地に住まうかそれ以外ですね。」

今まで大きい生物?数千m級の何か。後にも先にも一度っきり。
下手するとあれは異世界からの迷いものだったかも。時々いるのだあの手のものが。

「ぼっきり折れますので。そうですね 逢えるのでありましたら。
 私?外見は年若い少女を見繕って居りますが、実年齢は…。」

人で言うばばぁですわ、とニッコリ笑顔を浮かべるに留まる。
人のように振舞っているのだから 寒そうにはしたが それはあくまで演技だ。本当は寒くもない。

「不老不死は広い意味で置いていかれますからね、空しくもなります。
 話をしてもそれを実行できるかは別ですから。そもそも邪道過ぎて」

あの方法は本当に邪道だった。話す自体は問題ではない。
実行したら流石に拙いのではと思うだけで。話すのは話す事を伝える。
具体的なお話は その後 別室に移り 伝えたという。その後二人が分かれたかどうかは定かではない。

ご案内:「王都マグメール 王城」からアッシェさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からフォーコさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にエズラさんが現れました。
エズラ > 王城の衛兵訓練場――夜間でも松明がともされ、勤勉な兵士達が自主的に訓練をしている。
その中に――似つかわしくない男がいた。
木剣と盾を手に、若い兵士の攻撃を右に左にいなしている――

「まただ、攻撃が単調になっているぜ……!」

振り下ろされた一撃を盾で受け、そのまま体当たり。
バランスを崩した相手の喉元へと切っ先を突きつけ――数秒の後、相手がぐったりと項垂れると――
止め、の声がかかる。

「フゥーッ……ま、筋は悪くなかったぜ、頑張りな」

申し訳程度にそう声をかけると、休憩用の椅子に腰かける。

「……ったく、ガラじゃねぇっつーの……――」

傭兵から城勤めに転属したわけではない――かつての仲間に請われ、新兵訓練に一時的な教官として雇われていた。
提示された報酬金額が魅力的であったため、やむなく受諾したが――血気盛んな若者を指導したことなどない。
何とも複雑な表情で、訓練を続ける者達をボンヤリと眺めている。