2018/04/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にゼロさんが現れました。
■ゼロ > 王城の警備を何時もの様に少年は行う。
先ほど、任務中に訓練所で動く将軍を見かけた。
彼は復帰していたらしい、行方不明から、見つかったらしい。
喜ばしいことではあるが、それでも、仕事は仕事、一手教授受けたいとは思っていたが、彼はもう訓練所からいなくなっていた。
間が悪いとは思うが、これは仕方のないことなのだろう。
別の機会にすることにして、今は自分の任務を優先するべきである。
かつん、こつん、と少年は廊下を進む。
将軍がいたからなのか、今日は何時もよりも静かに思える。
普段からこれぐらい静かにできなければならないのだろう。
警邏として舐められてるんだろうなぁ、とか、そんな風にも思える。
それでも、仮面の少年は、靴音響かせて王城の中を歩く。
■ゼロ > 静寂の中に響き渡る、グリーブの靴音。
なんの気配もなく、宵闇の中に潜む姿もない。
異常のないことは良いことであり、少年は周囲を確認しながら先に進む。
カツン、カツン、と静かに進む少年。
もうすぐ交代の時間だから、交代になったら食堂に移動して食事でもしようかな、と考えもする。
ふう、と仮面の下で小さく息を吐き出す。
廊下は長く、静かで、今は、寝静まっているのだろうなぁ、と感じられる。
■ゼロ > 時間が過ぎて、交代の時間となった。
詰所に戻り、引継ぎや連絡などの事項を当番の人に連絡してから、少年は引継ぎを終える。
よし、と軽くうなづいて少年は、詰所を出て、移動をする。
兵士のために公開されている食堂へと足を運んでいく。
この時間はさすがに人が少ない、城から出ればいろいろな店もあるから、砦の食堂よりも人が少ない。
あまり外を知らないし、今はいいや、と少年は食堂に賄いを願い、大盛りを注文する。
それを受け取れば、人がいないのに、隅っこの席に陣取って、仮面を少しだけずらして食事を開始する。
もくもく、もくもく、と静かな食事が開始された。
■ゼロ > もぐ、もぐ、もぐ、ごくん。
静かな食事の時間は直ぐに終わっていく。
大量の食事を居に収めて少年は満足そうに息を吐き出し。
そして、コップに水を汲んでに2~3杯ほど飲み干して一息をつく。
先日の会話を思い出す。
趣味は、と聞かれた時に返せなかったこと。
そういえば、趣味らしい趣味って食事と訓練ぐらいな物じゃないだろうか。
うーん、と軽く首をかしげて考えても、別になにか出てくるわけではなくて。
趣味って、聞かれると難しいもんだなぁ……なんて小さく笑う。
仮面を戻して、トレイを持ち上げて返却し。
受付に礼を言ってから、少年は去っていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 王城」からゼロさんが去りました。