2018/01/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にウォルスターさんが現れました。
■ウォルスター > 王城から喧騒が途絶える事は無い。
例えば、夜半の中庭で休憩をしている己の鼓膜を揺らす程に聞こえる嬌声。
例えば、贅の限りを尽くした優美な音楽の中に混じって聞こえる豚のような貴族の声。
酒を飲む事は職務がまた残っているので出来ないが、細葉巻に火を灯し。
紫煙を揺らめかせて夜空に登らせていく時間は酷く貴重である。
乱痴気騒ぎに紛れ込むのも一興ではあるが、そのようなパートナーが不在なこの身には鼻孔に香る独特の草の匂いが心を落ち着かせる。
「休憩も終わりですかね。仕事に戻らねばなりませんか……」
細葉巻の寿命は短い。
黄金に値するような休憩時間は過ぎていしまい、燕尾服に紫煙を香らせながら中庭の会場へと戻る。
今夜も貴族達の乱痴気騒ぎとしか表現のしようのない光景に内心で溜息を吐き出しながら職務をこなしていく。
給仕はすでに居るので、己の役目はそれらへの指示とたまに訪れる招待状をお持ちでないお客様への対処である。
ご案内:「王都マグメール 王城」からウォルスターさんが去りました。