2017/10/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にマリーさんが現れました。
マリー >
ご案内:「王都マグメール 王城」からマリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にマリーさんが現れました。
マリー >  
「ですから、ええ、王国から警備の為に兵士を───」

バイブラゼールで交易商を営むマリーは、海賊からの被害や治安の悪化を理由に
王城の王国貴族に警備のための兵士を派遣してほしいと陳情しに来ていた

人間のフリ、など容易いもの
こうやって真面目に仕事をこなし、その役目に徹してさえいれば、
例え中身が人間でなくとも社会の歯車には組み込まれてゆく

───人間の街に残る加護や、城に貼られた魔族を退けるための措置などの問題があるが
後者はマリーにとっては些細な障害なので問題ない

「それでは、好意的に判断してくださることをお祈りいたしますね♡」

にっこりと笑って、王国貴族の部屋を出る
綺羅びやかな廊下、まるで王族の権威を誇示するかのような…
この廊下に飾られた装飾一つ売り払えば、貧民街の人間何人もが助かるんだろうなーなどと思いながら

「でも、こういうところとは人間も変わらないわねえ」

マリー >  
別に、貧しい人々が可愛そうだとか
こういった王族的な権威の誇示が嫌いだとかそういうわけではない

人や、魔族なんていかにも違うように言うものの、
中身はいろんな考えのものがいて、大差などないのだと改めて思っただけである

「──さて、せっかくバイブラゼールから足を運んだのだし…」

大階段の手すりに身体を預け、大ホールを見下ろす
陳情に訪れた役人や商人、綺羅びやかな貴族や王族、厳重な装備に身を包んだ兵士

街の中とはまた違った人間達が観察できる

せっかく来たのだし、もう少しお城を見てまわって歩くのも良いかもしれない