2017/09/13 のログ
■コンスタンス > (―――此の男の関与が疑われる陰謀の類など、其れこそ枚挙に暇が無い。
今は王宮から遠ざけられて、地方の離宮で半ば幽閉の身である母も、
此の男の謀によって、何らかの陥穽に嵌められたのだという噂だった。
なればこそ、尚のこと、此の男に弱みは見せられない。
此の男が何か掴んでいると言うのなら、探りを入れぬ訳にも行かなかった。
男が小卓を挟んで向かい合う、一人掛けのソファの片方へ座るのを横目に見つつ、
音を立てぬよう、扉を閉ざして向き直る。
引き摺る足取りで男の向かい側にあるソファへ歩を進め、夜着の裾に気をつけながら腰掛けて、
真っ直ぐに男の顔を見据え―――)
―――――そんな根拠の無い噂の為に、こんな時間までお話し合い?
お兄様も、随分お気の弱いことね。
カルテネルの血を、引いておられるというのに……、
(ぴくりと肩が跳ねたのは、ほんの一瞬、ごく僅かな反応。
直ぐにふっと肩の力を抜いて、揶揄めいた物言いと共に薄く笑った。)
……そもそも……王家の血を引いて生まれた中で、
只の一度も、玉座を夢見たことが無い者など居るものかしら。
(率直な問いに否定も肯定もせず、飽くまでも一般論として。
己のなかに玉座への野心があっても、可笑しくは無いだろう、と。
其れから、双眸を鋭く細めつつ)
……其れで?
もし、私が玉座を狙っているとしたら、お兄様はどうなさるおつもりかしら。
また、何処ぞの田舎貴族との縁談でも見繕ってらっしゃるの?
(其れは以前、既に失敗した策である。
ゆえに、己の表情には仄かに、嘲笑の色が滲んでおり)
■アダン > 「無理もない話ではあるとは言わざるを得ないでしょう。
ご兄弟にとっては、異母妹である貴女は同族とはいえ敵も同然。
そう言った動きがあれば警戒するというもの――ええ、それが根拠のない噂のようなものであっても。
そういう噂が立ったということだけでも重要なのです」
こちらの率直な問に彼女は答えない。
王族であるならば誰もが一度は玉座を夢見ることはあろうと述べるのみだ。
さらにアダンは、根拠のないただの噂であるということについてはあっさりと首肯した。
そして、そういう「噂」があることが重要なのだと言う。
彼女の異母兄が次に講じる策は以前に失敗した田舎貴族との婚姻か、と彼女は尋ねる。
相手の浮かべた嘲笑の色を見ると、それに対して薄い笑みで返す。
「いいえ。今回はそういった対策を取られるわけではないようです。
今回は――国家を転覆させる逆賊として告発するとのご計画のようで」
アダンはあっさりと、そんなことを言ってのけた。
国家転覆、逆賊の計画。王族であるならば斬首とまでは行かなくとも、王族としての位を剥奪され、奴隷身分に落とされる可能性もある罪だ。
そんなものに彼女を陥れようとしているのだとアダンは言う。
「……ええ、そんな根拠の薄い話でできるわけがないとおっしゃると思われます。
ですが、貴女には政治的な後ろ盾ははっきり申し上げて、ないと言わざるを得ないでしょう。
故にこそ、貴女が担ぎ出され擁立されるという可能性も、ないわけではないのです。
ですので、ご兄弟は私に依頼をされたのです。一つ、陰謀をと……ああ、そう言えば」
そうすると、何かを思い出したかのように天を仰ぎ、
「貴女の母君も、そういった陰謀によってご流罪にしたのでしたか……私が」
と、あざ笑うような笑みを浮かべた。
「それではこういうスキャンダルは如何でしょうか。
実は貴女は、貴女の母君がミレー族の男と通じ……お生みあそばされた子、であるとか。
隷属の身分に置かれた民族の血を引く者が王位を狙うとなれば、野心を抱いているとなれば。
……これはもう、革命でも狙っているように思われかねないでしょうな」
アダンはそういうスキャンダルや捏造ならすぐにでも用意できる、というような表情を浮かべた。
母親の身分が低いが故にできる芸当だと、暗にそう言っているのである。
事実は改変できるのだ、と。
「――ですがご安心ください。私も親子二代でこのような策に嵌めるのも酷く心苦しくございます。
ですので、ここは一つ私のお願いを聞いてはいただけませんでしょうか。
そうしていただければ、私もご兄弟をうまく説き伏せ、この話はなかったことに致します故」
アダンは指にはめた指輪を撫でながら、王女を見据えた。
実際にこういう策が実行できるか否かは別にして、アダンは王女に揺さぶりをかけていた。
アダンの指輪は一種の魔導機械だ。アダンは魔術を使えない代わりに、この指輪を以て魔術を発動させることができる。
指輪が一瞬煌めいた。それは、彼女の身体に発情の気を起こさせ魔術の発動だ。
果たしてそれはどう機能するか――
■コンスタンス > ――――私には、はっきり言って分からないわ。
私ごとき末席の者を、其処まで怖がるなんて、お兄様は、
余程ご自分に自信が無い、のかも知れないわね。
(返す言葉は辛辣である。
此の近距離で相対してみれば、己自身、意識せぬうちに、
男への嫌悪感が募っているようだった。
本来であれば決して傍へ寄せたくない男を、よりによって自室へ招いている、
此の状況に、何やら背筋が寒くなる程だ。
かくなる上は、出来る限り早く、此の会談を切り上げよう、と思い始めたところへ、
男はとんだ爆弾を落としてきた。
―――流石に一瞬に、己の表情も凍りつく。)
………逆、賊……ですって……?
なにを、馬鹿なこと……一体、何を根拠にして、そん、―――――
(本当にあの異母兄は、此の男にそんな依頼をしたのだろうか。
其処まではする筈が無い、と言い切れぬ程、ふたりの関係は冷え切っていた。
然も、其の上、此の男は自ら―――母の話を持ち出してきたのだ。
夜着の膝上で揃えた両手を、無意識にきつく、拳のかたちに握り締め、
今や隠しもしない、剣呑其の物の眼差しを向けて)
……そう。
つまり、今の私に後ろ盾と呼べるものが皆無に等しいのは、
貴方の所為、ということになるわね。
(精一杯の皮肉をぶつけてみたが、きっと男には微風ほどの刺激にもなるまい。
何しろ、当人を前にして―――すらすらと、恐ろしい謀略を語ってみせるのだから。
言うに事欠いて、此の己がミレーの血を引いた不義の子だ、などと―――
然し、母が王宮から遠ざけられて久しい今、其の『告発』は
妙な信憑性をもって、瞬く間に宮廷へ浸透してゆく気がした。
握り締めた拳が、引き結んだ唇が、―――小刻みに、震え出す。)
―――――お、願い……?
(母を陥れた、と此処まで堂々と認めておいて、どの口で『お願い』などと言えるのか。
図々しい男、何処までも心根の卑しい男、と心の裡で罵りながら、
―――睨む眼差しが男の其れと、ぴったりと重なった瞬間。
ぐらり、と―――視界が不意に、悍ましく歪んだ。
否、歪んだのは己の双眸が、熱っぽく潤み始めた所為か。
何が起こったのか分からない、けれど突然に、身体の芯が熱く火照り、
四肢が痺れ、力が抜け落ち始めて―――――)
………何、が……狙い、なの。貴方……、
(辛うじて、其れだけは尋ねられたけれど。
ソファの背凭れに凭れかかること無く、ぴんと伸ばしていた背筋が、
今にも背骨が抜かれたように、柔らかな背凭れに沈み込んでしまいそうだった。)
■アダン > 「ハハ、ハハ、ハハハハ……そう、そうなりますな。私の演出の結果ということになるでしょうか。
母君には気の毒なことをしてしまいましたが……まあ、身分の低い妃ともなれば、いずれはそうなっていたでしょう」
自身が母親の凋落の原因そのものであるとあっさりと認めてみせる。
陥れた女の娘を目の前にして語って見せ、アダンは嗤いを上げた。
実に楽しそうに、愉悦の表情を浮かべて。
アダンはいわば仇とも言うべき存在だ。それを明かせば、彼女にどのような行為を受けるかもわからない。
にも関わらず、至極あっさりと全てを認めてしまう。
アダンの魔術のために、力を失いソファにもたれかかりそうになる王女にまたも声高に言葉を放つ。
席を立ち、彼女を見下ろしながら。
「……失礼。あまりの悲しさについ笑いすら上げてしまいました。
ええ、『お願い』ですとも、王女殿下。貴女を救うためのお願いです。
私に協力してほしいのですよ。貴女の兄君を陥れるために。
私が今言った陰謀をそっくりそのまま彼に返してやればよいのです。そうすれば、彼は逆賊だ。
異母妹を陥れるための陰謀を行ったと……私を通じて、それを告発していただければ結構。後は我々がなんとか致します。
そうすれば貴女の兄君も終わりましょう。そろそろ見切りをつける時期と思っておりましたから。
母君のことは今更どうにもならぬかもしれませんが……貴女は助かる。陰謀を未然に防いだことも、栄達の道に繋がるでしょうとも」
お願いの一つとは、彼女に異母兄の陰謀を告発させるということだった。
だがそれも、結局はアダンの陰謀に加担させ、道具に使おうというものである。
酷く浅ましく、王族であっても敬意など一切抱いていないという態度をここに見せる。
無論、承諾しなければ先程彼女に語った陰謀を実行するまでであろう。
「……それともう一つお願いが。王女殿下には私の肉奴隷になっていただきたいということです」
これまでの話と繋がりそうにもない言葉が飛び出した。
先程までの政治的な話とは打って変わって、極々個人的な欲求について、話が転換する。
政治的な話、権力闘争の話をしながら、同時に己の肉欲をも満たそうとする歪な姿を見せる。
一歩二歩と彼女に近づき、ソファーに彼女の身を押し付けようとしていく。その夜着をめくりあげようとする。
「何、窮地からお救い申し上げようというのです。これぐらいの対価はいただきませんと。
このお話がバレれば私も立場が危うい。そのためこういったスキャンダルも増やしておかないといけませんのでね。
貴女の母君も身分は低いがよい女性だった。その娘である貴女を以前から私は狙っておりましてな」
アダンは自らのズボンから、隆起した肉棒を取り出し、彼女の前に突きつけた。
■コンスタンス > ――――手柄のように、言うのね。
ひとの、母親を……陥れて、おいて……、
(恥、というものを、此の男は知らないのだろうか。
微温湯育ちの王女の身では、怒りを通り越して、戦慄すら憶える。
なんて楽しそうに笑うのだろう、笑って、いられるのだろう―――
其れにしても、何故、こんなに急に。
身体が酷く重くて、もう耐えられなかった。
男の前でだらしない姿を曝す気など毛頭無かったのに、身体が深く沈み込む。
仰ぎ見る角度で、何処かぼんやりと、男が立ち上がるのを視界に捉えて)
………私が、お兄様、を?
私が……私が、先に……お兄様、を……逆賊、に?
(頭が、理性が確りしている時ならば、其の誘いに潜む陥穽にも気づいたやも知れぬ。
其の話に乗れば、己は此の男の傀儡に成り果ててしまう、ということだ。
異母兄の代わりに、此の己が、男の操り人形にされてしまう、など。
諾、と頷く筈も無い、―――そう突っ撥ねてやりたいのに、舌先すら痺れ始めていた。
魔術の類に耐性の無い身は、男の予測以上の速度で、深く深く、其の影響下へ堕ちてゆく。
二つ目の『お願い』は、瞬間、只の音としか認識出来ず―――其の意味するところを悟ったのは、
己が身がソファに深く押しつけられ、夜着の裾が大きく捲られて、
腿の付け根まで、白い絹の下着に護られた秘部までを、暴かれてしまってからだった。)
――――― な、に……を、言って、いるの……、
そ、んな、こと……嫌に、決まっ、てる、でしょ……う、
やめて、いや、………何、して……っ、――――
(両手をソファの肘掛けに置き、腕を突っ張って身を起こそうとしても、
熱に浮かされた身体はぐにゃりと沈むばかり。
男が己の眼前で下衣を寛げ、汚らわしい欲望の塊を突きつけてくるのに、
泣き出しそうに顔を歪ませ、弱々しく頭を振ってみせることしか出来ず。
せめて、と逃れるように腰を浮かせ、上体を仰け反らせようとすれば―――
薄い生地越しに揺れる乳房の先端が、いつの間にか硬く尖りかけて存在を主張し、
男の眼を誘ってしまう、かも知れず)
■アダン > 「……随分と効きがいいな。なるほど、耐性がほぼないわけか。これはいい。今まで無事だったのが不思議なくらいですな。
では、二つ目のお願いを聞いていただいた後に……返答は聞かせていただきましょうか
一度しっかりと犯して、立場を教え込まなければなりませんので」
ソファに沈み込み、弛緩していく様を見てアダンは独り言を言う。
彼女に掛けた魔術は催淫の魔術。精神を操るような魔術は指輪に封じるには困難であり、アダンの趣味でもなかった。
故に身体を熱くさせ、淫らに反応させる術を用いたのだが、些か効きすぎたようだ。
その様子をみてアダンはまた下卑た笑いを浮かべる。
最初のお願いに彼女は承諾したという言葉をのべなかった。
否、何かを言おうとしても言えない状態にまでなってしまっていたのか。
だが、ここで彼女がどうしようとアダンのやることは決まっていた。
アダンが彼女の夜着の裾を大きくまくり上げ、腿の付け根や白絹の下着までも暴いてしまった時に、ようやく彼女は2つめの『お願い』への反応を示した。
「ああ、これは確定した『お願い』ですので。お嫌ならばお逃げになっていただいても構いませんが……。
お体はそのようにお感じではないようで。随分といやらしい反応を示しておられる。
母君とよく似て、淫らな血が濃いようですな。そのようにはしたなく胸まで尖らせておいでなのだから」
熱に浮かされた身体でなんとか逃げ出そうと上体を動かすさまをアダンは眺める。
そうすれば、薄い衣故に、乳房の突起が尖りかけているのがはっきりと示され、それがアダンの目にも届いてしまう。
容赦なくアダンはそれを指摘する。
まずアダンは彼女の両腿を両手で持ち上げ、はしたなく大きく広げさせてしまう。
そして、彼女をソファに押し付けるようにしながら、自らの巨大な肉棒を下着越しに秘所へと何度も押し付け、こすりつけ始める。
それと同時に主張し始めた乳房に手を伸ばし、夜着の上から胸を掴んでこね回し、突起を指で摘んで何度も擦り上げていく。
アダンが術を掛けたと言うのにそのことには一切触れず、まるで彼女が自らはしたない姿を見せているようにアダンは言う。
そして、更に辱めるためなのか母親もこのように辱めたことがあるようにさえ言う。その真偽は無論判断はできないだろう。
魔術は更に彼女の身体を襲おうとする。被虐の快楽などをより一層高めるために。
■コンスタンス > (証拠は何も無い、此の男もきっと認めない。
けれど絶対に、此の男が何か、したのだ、と、己は確信していた。
分かっていた、然し分かったからと言って、己に何が出来るだろう。
高熱に侵されている時のように、身体の何処も彼処も、思うように動かなかった。
ソファに縫い止められたかのように、背中を貼り付けられたかのように。
其れでも―――嫌だ、嫌に決まっている、こんな男に穢される、など。
懸命に抗っているつもりなのに、現実には只、ソファの上で身を捩っているばかり。
男の両手が白い腿を捉え、大きく左右へ開脚を強いられる。
ちょうど肘掛け部分へ膝を引っ掛ける格好になれば、其れだけでもう、
力の入らない下肢には拘束めいて。)
ち、が……う、違う、此れは、貴方が、っ………!
貴方、私に、なにを、した、の……こんな、こんなの、絶対、
――――っ、いや、ぁ、ッあ………!
止め、……離、し、いや、気持ち悪……い、離して、触らな、で……ぇっ、
(薄く滑らかな絹一枚隔てて、密かに熱を孕み始めた秘部へ、
男のグロテスクな肉槍が押し当てられる。
いや、と繰り返し頭を振るも、戦慄く花弁を捏ね回すように、
何度も、何度も擦り立てられて―――ひとりでに小さく腰が跳ね上がり、
下着の其の部分がじっとりと湿って、艶めかしい桃色が透け始める。
尖った先端を揶揄されながら、大きな掌で我が物顔に乳房を揉みしだかれ、
きゅっと際立つ先端を、更にと責め苛まれて――――びくん、びくん、
肩先を弾ませて喘ぎ交じりに息を詰まらせるごと、
男の屹立を押しつけられている秘裂が、きゅう、と吸いつくように引き絞られ)
ぃ、いやっ、いや、ッは……ぁっ、やめ、もぅ、やめて、ぇ……、
ぶれ、いもの、恥知らず、けがらわ、しい、けだもの、っ………、
ひ、ぁ、―――――んぁああっ、あ、あ、あああ、…ア………!!
(男を詰る言葉さえ、甘ったるく濡れ始めていた。
此の男に犯されたい、穢されたいと、思う筈も無いのに。
びくり、一際大きく腰を跳ねさせ、背筋を撓らせながら、
―――下着の奥、玩ばれ続けた秘部が、ふる、と痙攣して透明な蜜を弾けさせ)
■アダン > 「はて、私は何もしておりませんとも。
王女殿下に肉奴隷としての才能があった……それだけの話ではありませんかな」
こちらが何かをしたのは明らかである。
だがアダンは、彼女の指摘に対しても素知らぬ顔をする。
そして、彼女がいやらしいから、肉奴隷の素質があるからだなどとすら嘲るように言い放つ。
彼女の制止などにアダンは一切耳を貸さない。いや、むしろその言葉での抵抗が逆にアダンを高ぶらせる。
巨大な肉棒は更に大きさを増し、執拗に下着の上から秘所をこすり続ける。
乳房もまるで自らの所有物であるかのように好きなように弄んでいく。
上下左右に乳房をこね回し、時折胸の先を強く摘みあげもする。
「そう、獣でしょうな。ですがその獣に襲われて雌のような声を上げておられる王女殿下もまさに淫乱。
雌とでもお呼びしたほうがよろしいかもしれません。
物欲しそうに吸い付いてこられれば、そう判断せざるを得ません、なあ!」
相手の反応を更に自覚させようと、強く腰を押し付ける。すると――
「おやおや、もしかして気をやってしまわれたのですかな。
やはり、私が直接躾けをして差し上げなければなりませんな。
このような雌の身で野心など抱かれているのですから――」
王女の腰が大きく跳ねれば、秘所が震え、透明な蜜を吹き出した。
それを感じ取れば、アダンはわざとゆっくりと肉棒を秘所の上で動かして、ぐちゅ、と卑猥な音を部屋の中に響かせていく。
彼女の耳に届くようにと。
そして一旦彼女の前でしゃがみ込むと、濡れて秘所が透け始めた下着の様子を間近で眺めていく。勿論彼女を辱めるためだ。
下着を上に引き上げ、割れ目に何度も食い込ませ、その形を浮かび上がらせる。
その後に再び立ち上がり、彼女の下着を横へとずらしていく。
「ではお望みどおり、たっぷりと犯して差し上げましょう。
臣下の男に好きなようにされるということが明るみになれば、今後にも影響しますでしょうなあ……。
それではいくぞ、雌め」
最後は王族の王女に対して雌などと言い放ち、巨大な肉棒を露わになった秘所へと押し付ける。
そしてそのまま、一気に秘所の入り口を貫くと、奥まで巨大な肉棒で征服しようとしていく。
そのまま間髪入れずに、彼女の身体を押しつぶすかのような激しさで腰を振り始めた。
片手で腰を掴み、片手で胸を弄ぶ。
■コンスタンス > う、そ……吐き、そんな、筈無い……っ、
私、私は……ぁ、んぁっ、あ、あ、っやあぁ………!
(そんな穢れた才能があるなどと言われて、認められる訳が無かった。
そんな筈は無い、きっと此の男が何か、卑怯な手を使ったのだ、と、
無理矢理にでも信じ込まなければ、到底、此の恥辱に耐えられない。
下着越し、とは言え、大切な部分へ男の肥大した欲望を擦りつけられ、
玩具のように乳房を、其の先端を弄ばれて、淫乱だなどと罵られて。
ぐちゅり、押しつけられた醜悪な肉の切っ先へ、まるで喰らいつくような反応を伝えながら、
―――ひと欠片も望んでいなかった快楽の頂へ、昇り詰めて、果てる。)
ぁ、……はぁ、は、っ……ふ、………いや、も、う、やめて………、
こ、れ……以上、聞かせ、な……いで、弄らな、で、ぇ……っ………
たった一度、けれど魔術に踊らされて迎えた絶頂は経験の浅い身には苛烈で、
己はもはや息も絶え絶えに、ぐったりと顔を背けて目を伏せ、
濡れそぼった秘部を殊更卑猥な音が立つように、熱い肉槍で、自ら濡らした下着でまで嬲りものにされ、
掠れた声で啜り泣くばかりのか弱い姿に堕ちてしまう。
やがて、露わにされた秘裂へ直接、男のものが宛がわれれば――――
一度、ゆる、と左右に首を振り)
い、や、其処は、いや………、お、ね……がい、其処だけ、は、ゆる、
――――― っひ、ぃ、あぁ、あ、ん、ぁああ、ア………!!
あぅ、あ、っあ、ぃや、止め……て、ひぅ、ん、ゃああっ、あ、あ……!!
(あられもなく暴かれた秘部を男に捧げる体勢をとらされ、ぎこちなく身動ぎ抗うも虚しく、
熱く、太く、長大な肉の楔で、深々と刺し貫かれて悲痛な声を迸らせる。
達したばかりの膣肉は熱く濡れ爛れて淫らに蠕動を繰り返し、
処女同然の鋭い締めつけで男の欲を包み込み、揉み扱く従順な肉鞘と化して。
乳房を、先端を捏ねられるごとに新たな痙攣が膣襞を駆け巡り、
ごちゅん、と不穏な音を響かせて子宮口を小突かれるたび、
ざわりと撓んだ肉壁が、一段と深く、強く、押し潰さんばかりに男を締め上げる。
望んでなどいない、荒々しい抽挿に痛みすら覚えるのに―――
己の腰はいつの間にかぎこちなくも艶めかしく揺れ動き、
いつ、どれだけ極めたのか分からないほど、粗相のように泡立つ蜜が弾け飛んで、
互いの下肢を、ソファを、しとどに濡らしてゆき。
いや、やめて、もう許して―――――そう泣き叫びながら、
けれどきっと己は此の男に、真っ白く穢されてしまうのだろう。
正しく淫蕩な雌のように、自ら腰をくねらせて―――意識すら霧散するほどの、
絶頂の波に、何処までも押し流される儘。
おかあさま、と、嗚咽交じりに呟けど―――助けが来る筈も、無く。
己が完全に意識を手放すまで、幾度の絶頂を、地獄を、味わわされることか。
―――――全ては、己を犯す此の男次第、であり)
■アダン > 少女の喘ぎ声が響く。
酷くはしたない姿勢を強要された上で、巨大な肉棒に貫かれる。
本来ならば臣下が触れることもない場所に、ごちゅん、と酷く卑猥な音を響かせながら、男の欲望が入り込んでいく。
彼女の必死の懇願も男は意に介さない。
「これは素晴らしい穴、だな……! 王女殿下、やはり貴女は雌としての才能がお有りのようだ。
今日はとことん楽しませてもらうとしよう……!」
奥の奥までも、容赦なく肉棒を突きつける。
処女とも思えるほどの締め付けに対しても、アダンは強く腰を振り抜いて何度も何度も膣内をこじ開ける。
強く強く締め付けられるほどに肉棒の大きさは増し、男の形を覚えさせるような動きで何度も陵辱を続けた。
膣内の空気を押し出して卑猥で下品な音を立てさせ、まさしく雌として扱う。
征服するかのようにアダンは彼女をソファに押し付けて、子宮の奥、子宮口を突き続けた。
一切の情けもかけず、これからもこういう扱いを行うのだという態度を示し続ける。
乱れ飛ぶ蜜が二人の下半身を濡らし、更にはソファまで濡らしていく。
泣き叫ぶ声もアダンを興奮させる材料にしかならず、より一層肉棒が大きさを増す。
そして、その時が訪れた。肉棒が最奥に押し付けられ――どくんという脈動とともに、大量の精液を王女の子宮内へと吐き出し続けた。
だが、それで終わりではなかった。
アダンの肉棒は未だ萎えることを知らず、即座に二回目が始まった。
それ以降は彼女が何度絶頂しようとも意に介さないまま、アダンは秘所を犯し続けた。
やがて彼女の夜着や下着も全て脱がせた上で寝台の上に連れていき、そのまま彼女に覆いかぶさり、何度も何度も射精を行った。
白く白く、彼女の内外を穢し続けたのだった。
助けなどはこないまま、彼女が意識を手放してもアダンは行為を続けた。
そして夜明け前。ようやくアダンは激しい行為を終えた。
肉棒を引き抜き、自らの衣服を正すとそのまま部屋を後にする。
アダンの『お願い』への返答が如何になるかは、その後わかることだろう――
ご案内:「王都マグメール 王城」からコンスタンスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からアダンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にコンスタンスさんが現れました。
■コンスタンス > (目覚めた時、日は既に高く昇っており、部屋には己しか居なかった。
恥辱に塗れた一夜の記憶が、直ぐに己を責め苛み始めたが、
其れより何より耐え難いと思ったのは―――
己が寝かされていたベッドも、部屋全体も、己自身すら、
綺麗に整えられていることに気づいた時だった。
恐らくはあの、女中頭が手配してくれたのだとは思う。
彼女は何も言わず、何も聞かず、自らの胸に収めておいてくれるだろう。
けれどだからこそ、―――恥ずかしくて、口惜しくて。
足を引き摺るようにバスルームへ入り、未だ汚濁に塗れたような感覚の残る身体を、
丹念に洗い清めて―――食事も断り、茫と過ごす昼下がり。
部屋の片隅に置かれたライティングビューロの前に腰掛け、
先ずは一番上の抽斗を開けて、中から小さな真鍮の鍵を取り出す。
其の鍵を使って、今度は一番下の抽斗を開け―――天鵞絨の手巾に包まれたものを、
そっと取り出して、暫しじっと見つめ。
そろり、そろり、手を伸ばして、閉じ合わせた手巾を開いてゆき)
■コンスタンス > (柔らかな手巾に包まれていたのは、美しい銀のロザリオである。
僅かに指の痕がつくのすら恐れるよう、そっと摘み上げて裏返し、
其処に刻まれた文字を一文字ずつ、指先で辿る。
―――生じた甘い疼きは直ぐに、鋭く胸を刺す痛みに変わるけれど)
――――わ、から、ない……私、分からない、おかあさ、ま……
(洩らした声音は掠れ気味で、俯く眦には早くも、涙の粒が浮かんでいる。
今、せめて母が、此の城の中に居てくれたら。
何もかもは話せないまでも、抱きついて甘えさせてくれたら―――
そんな気弱なことを考えるのは、随分久しぶりだった。)
■コンスタンス > (―――気づけば随分と長い時間、同じ姿勢で居たようだった。
頬を伝い落ちた涙が、夜着の胸元へぽたぽたと染みをつくっている。
どうすれば良いのか分からない。
分からないけれど―――――
ロザリオを再び包み込んだ手巾を、そっと口許へ押し当てる。
震える呼気を逃がし切れず、肩を震わせて啜り泣きながら―――――日暮れ時を迎えることに)
ご案内:「王都マグメール 王城」からコンスタンスさんが去りました。