2017/04/30 のログ
■ツァリエル > 拭われた涙に、てへと照れたような笑みを返す。
今は二人でただのティエンファとツァリエルというだけの身分で結び会えるのがたまらなく嬉しい。
可愛いと囁かれ恥じらうように目を伏せて、それでも褒められたのが嬉しかった。
「僕、ちょっと前まではエッチなこと全然駄目だったんですけど
……今は少しだけ受け入れられそうな気がします。
これもお花の効果かな……だったらどうしよう」
恥じらいや照れは残っているものの、それよりは今どう熱を発散するのかのほうが大事になってしまっている。
快感に息を漏らすティエンファの髪を優しく掻き抱いて、大丈夫と囁いた。
「は、ちょっと、ぐらい乱暴でも……だいじょうぶです、から……」
そうして動き始めたティエンファと息を合わせて腰を上下に動かす。
卑猥な水音が耳に響く、がそれすらも今は甘美な刺激でしか無く。
ぐぷりと飲み込んだ性器がより猛り、自分の中をかき回す。
それと同時に胸の乳首を吸われれば、あぁ、とか細い女の喘ぎのような声が出て。
ティエンファに呼ばれたままそちらに顔を向けキスをすれば
噛み潰した花と汁と唾液が口内で混ざり合い、ごくんとそれを飲み干した。
「ぷはっ、……あまい……ティエンファさん、もっと、キスして……」
花の媚薬の効能か、くらくらと頭が快感に溶けてゆく。
普段には無いくらいツァリエルは大胆にティエンファに迫るともっとというように唇に覆いかぶさるようにキスをする。
舌を絡め、彼の口内に残っている花弁や蜜を全て呑み込まんとするように。
■ティエンファ > 互いの笑みを交えながら、軽く、ちゅくちゅくと啄むような口付け。
それは小鳥が睦みあうように、恋人がじゃれるように。
唇を離せば、また視線を合わせ、くすくすと笑いあった。
「そうなのか? …へへ、俺とするのが嫌じゃないってんなら、嬉しいけどな
…花の効果でも、ツァリとこうして抱きしめ合えるのが嬉しいってのは、俺の本音だぜ」
熱を発散するために腰を動かしながら、しかし、こちらはそれ以上にツァリエルが応えてくれたことを喜んでいた。
豪放磊落な渡世人だが、根っこのところは甘えん坊なのだろう。
優しく抱かれて、ちょっと嬉しそうに息を漏らし、甘えるようにその胸に額を寄せた。
「そっか…無理なら言えよ 頑張って優しくするから、…さっ」
ごづ、とツァリエルの腸の奥を押し上げるような衝撃。
抱いた腕に力を込めれば、跨ってたツァリエルの身体が軽く浮いて、結合が解けるギリギリまで持ち上げる。
そして、ツァリエルの体重を迎えるように腰を突き上げ、そのまま根元まで埋め込む。
長いストローク、激しい突き上げ。 武芸家の腰の粘りは強く、少年の腸壁を抉り、快感を刻み込む。
「ああ、お望みのまま、だ」
身体を預け、なお迫るように口付けを求めるツァリエル。
しかし、そこまでしても、その全てをしっかり受け止める逞しい少年の身体。
ツァリエルが求める分、それに自分の気持ちを乗せて返す。
腰使いを激しく、口付けは甘く。 互いの顎までだ液が滴るほどに、乱れて。
「ツァリ…っ、もう、出る…中に、出すから…っ」
ごく、と互いが混ざり合った唾液を飲み込む。
荒い息を互いの口内で混ぜながら、雄の獣の眼光でツァリエルの目の奥を射貫いて。
「受け止めて」
ごづ、と音がするほどに強く、根元までツァリエルの中に打ち込む男根。
どく、と脈動する感覚の後にはち切れんばかりに張り詰めた感触。
そして、遅れて、長く、強く、絶頂の感覚に打ち震え、つぁりエルの身体を抱きしめる。
脈動の毎に、ツァリエルの腸に逆流する精液の熱。 それが収まるまで、舌は絡みついて。
…そして、吐き出してもなおもツァリエルの中で硬いまま、快感の残滓で痙攣する欲棒。
唇を離せば、互いの舌先を唾液の銀糸が繋ぎ、そして、ゆっくりと千切れた。
■ツァリエル > ごづんと重く大きく響くような衝撃にツァリエルの息が止まりかける。
「あっ、あぐ、っあうっ、てぃえ、てぃえんふぁ、さっ……!
あぐっ、あひ、ひぃん!きもちぃ、きもちいっですっ!」
突き上げられる度に嬌声を上げ、夢中でティエンファにしがみつく。
逞しい少年に抱かれ、その力強い激しい突き上げにさらされてもなお
ツァリエルはよがり、気持ちいいと訴える。
合間に激しくされても口元は離れない。
必死に相手の舌を吸い、唾液を交換し、飲み下す。
いつしかリズムが一体となって一つに溶け合ったような錯覚をもたらした。
「はいっ、らして……!ぼくのなかっ、いっぱいだしてぇ!」
雄の眼光で射抜かれたが最後、蕩けた思考は従順に相手を受け入れるものに変わる。
長い口づけとともに訪れる強烈な一撃の突き上げ。
相手の身体を力いっぱい抱きしめて、自分の中に出される熱の奔流を受け止める。
どぷどぷと注ぎ込まれるティエンファの精液に、ぶるると身体が痙攣した。
同時に互いの腹の間に挟まっていたツァリエル自身も射精した。
強烈な刺激に絶えられなかったのだろう。
脳内が焼ききれてしまうような強い快感が身体を駆け巡り……
そしてようやく離した口元に垂れた唾液の糸が引かれ、離れた。
「……ティエ、ふぁ、さん……」
息も絶え絶えになりながらツァリエルは相手の名前を呼び
ぎゅうと抱きしめた。
■ティエンファ > 「俺も、気持ち良いぜ、ツァリ…っ は、細い身体なのに、タフじゃあねえか…っ
ツァリの中、ぎちぎち締め上げてるのに、柔らかくて…すぐに、出ちまいそうだ…っ」
嬌声が浴室の大理石に響いて跳ねる。 甘い香りと、甘い声。
段々とここがなんだか別世界になってしまったように思えて、非現実感でくらくらした。
互いの名前を呼び合いながらの性交は、同時に絶頂に達する。
少年の物は中に、ツァリエルの物は外に。 少年の凹凸のある腹筋をツァリエルの精が滴り流れた。
唇が離れ、荒い息を交わしながら暫く見つめ合い、少年は破顔する。
抱き締めてきたツァリエルの背を抱きしめて、優しく撫でながら、ツァリ、と耳元で囁いて。
「ティエンファ、で良いぜ …こんなになったのに、さん付けは寂しいな」
ちょっと笑ってそんな事を言いながら、ツァリエルの汗ばんだ褐色の首筋に軽くキスをして。
…それから、少し気まずそうに、あー、と声を漏らして…。
「…俺、まだ元気なんだけど…ツァリは?」
事実、一回吐き出したと言うのに、少年の物はつぁリエルの中でなお硬さを保って。
むしろ、一回吐き出した分、エンジンがかかったと言う様に、より太く硬くなった気がする。
■ツァリエル > 「えっと、じゃあ……ティエ、さんで……」
こんな状況だというのにまだ敬称をつけるツァリエルは
しかし確かにティエンファとの距離が縮まったことを感じていた。
相手の優しい気遣いが嬉しくて、それにこたえるように相手の頬にキスをする。
「……あっ、またティエさんの、かたくなった……。
うれしい……僕の中、気に入ってくれたんですね……」
自分の腹に手を当ててまだ中に留まっているティエンファ自身を感じる。
まだ太く硬く、熱いそれが自分の中でびくびくと跳ねているのに嬉しそうに微笑んだ。
「僕もまだ……もっとティエさんといっしょにしたいです……
しましょう、まだ誰も人は来ませんから……」
普段の消極的な態度は何処へやら、艶やかに微笑むと少年を誘ってまた浅く腰を動かした。
若い二人の熱は、淫靡な湯の中で当分の間発散され続けるだろう――。
ご案内:「王城 大浴場」からツァリエルさんが去りました。
■ティエンファ > 「ん、まあ、それで良いか …ツァリ」
こちらも頬にキスを返し、それから、そっと唇を重ねた。
そして、微笑むツァリエルの表情に、ちょっと照れ臭そうに笑い返した。
「ああ、…ま、ツァリの体力が持つ程度にな」
ちょっとだけ冗談めかして、またまぐわいを始める。
広い浴室の湯が温くなるほどの時間、淫蕩に耽り、心を深め合ったのだった。
ご案内:「王城 大浴場」からティエンファさんが去りました。