2017/03/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にシドさんが現れました。
■シド > 開放感を醸す広い窓より帯びとなって零れるしろい太陽に照らされる大広間。
重厚な鎧を纏う兵士達が整然と並び、視線が会うたびに慇懃に頭を下げる。
それをひらひらと掌を振り仰いで歩み、そして時折足を止めては周囲を見渡していた。
謁見の帰り道、用無く王城を散策するその顔に懐かしいような笑みを浮かべては林のよう並ぶ柱の一つを触って。
「懐かしいなこの柱。城務めをしていたときから変わってない。
よく立つのがしんどくなって寄っかかっていたっけ。」
柱包み込むかの掌、ほのかに音立つじゃれあう様な打撃を与えて独り言が出る。
葡萄色の眸が見渡すは未だ貴族に対する礼をする兵士たちでも。
蒼い絨毯が敷かれた豪勢な大広間でもない。
かつてまだ騎士でもない兵士として生きて来た頃のセピア色の想いに馳せては。
薄く開いた唇から笑みが溢れていく。
■シド > 懐古に馳せる想いに楽しみ、そして今に目を向けてその姿は王城から消えていく。
ご案内:「王都マグメール 王城」からシドさんが去りました。