2017/01/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 軍議の間」にオーギュストさんが現れました。
■オーギュスト > 第七師団は完全に復活を果たした。
副官であるサロメが戻り、オーギュストの監視状態も解除された。
富裕地区への焼き討ちにより、オーギュストを処断しようと息巻いていた反対派だが、被害者であるサロメが復活しては口を噤むしかないだろう。なにせ、生き証人である。
しかし、オーギュストといえば。
腐敗貴族どもに用などないとばかりに、宵闇城遠征の準備を再びはじめた。
今度こそ、かの城を本気で陥とすとばかりに。
「では、まとめます」
情報参謀が、テーブルの上の地図を指差しながら説明する。
「キルフリート城攻略の手順ですが。
ひとつ、タナールを別働隊が攻略している間に、我らは北方の城塞都市ガイナスで補給を済ませる。
ふたつ、タナール攻略を見計らって進撃を開始。強行軍で一気にキルフリート城まで進む。
みっつ、キルフリート城郊外の谷間の一角に本陣を構築。夜明けとともに一斉に強襲、日没までに攻略する」
■オーギュスト > オーギュストは頷く。
概要はそれでいい。かなりの博打になるが、なに、いつもの事だ。
具体的な攻城戦の手順は必要だが、こちらはタナールでの戦訓がある。
「竜騎兵隊はタナール進発前に先行、付近の強行偵察を。本隊との連携を密にしつつ、敵の斥候は可能な限り討ち果たしましょう」
今回の戦には竜騎兵全てを投入する。
腕の見せ所だろう。
「砲兵隊ですが、幸い出陣が遅れた分、定数の運搬部隊を用意する事が出来ました。これならば、本隊に付随してキルフリートを臨む丘までの運搬が可能です」
「糧食は全て『缶詰』で用意できています。味も良いので、兵達にも好評です」
「本隊支援の魔導砲部隊ですが、閣下の言うとおり全て『ライフル』を装備させています。規模としては小さいですが、援護射撃には十分です」
サロメ救出に時間を使った事は、予想外に良い結果をもたらしていた。
兵達の士気も高い。
■オーギュスト > さて、問題は実際の攻略手順である。
キルフリート城は確かに城砦であるが、同時にダンジョンでもある。
外側からの砲撃だけで破壊できればいいが、もちろん、それでは破壊できない場合もある。
と、なると。
「内部に突入した後の事も考えねぇとな」
オーギュストも2Fまで行った事はあるが、それ以上は進んだ事が無い。
なんとしても内部の情報を集める必要がある。
■オーギュスト > 「と、なると……」
内部に関しては、攻略をしている冒険者に聞くのが早いだろう。
冒険者ギルドに、キルフリート城に詳しい人間からの情報提供を頼みに行くとするか。
ご案内:「王都マグメール 王城 軍議の間」からオーギュストさんが去りました。