2016/11/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にシェリルさんが現れました。
■シェリル > 調教室をはじめとした、いかがわしい目的のための部屋や施設が王城にはある。
さすがに、公然と表には存在はしないが知る者は当たり前のように知っている公然の秘密。
人目をはばかるように地下に存在するこの部屋も、いかがわしい目的のための部屋なのは調教器具が揃えられ、いつでも使えるように飾られているのを見ればすぐわかる。
そして、それは今でも使われている。
「表では姫騎士とか言っていても……ね」
単なる調教部屋にしては、広い一室。
いかがわしい趣味の同好の士が集まる会場として使われる部屋の中央のステージでは、金髪美少女の姫騎士が全ての穴を蹂躙されながら快楽に悶えて喘ぐ堕ちた姿をさらしていた。
正義感の強さが目障りと、悪辣な罠に嵌められて堕とされたその姿を屈服の証としてお披露目させられるその姿。
後ろ暗い陰謀に手を染める心当たりのある者達の集いのこの場で、集まった者達の性処理用の奴隷として扱われて痴態をさらすのは仄暗い愉悦を誘う。
壁際でグラスを傾け、唇を湿らしながらその姿を眺めて邪魔者が減ったと口元を緩め。
実際に邪魔された者達が当たり散らすように凌辱されて、なお悦ぶ姿に興奮を誘われる。手持ちの奴隷や、同好の士同士で興奮のままに交わる者達の奏でる淫靡な響きが室内を満たし。
背徳の光景に、程よく腐敗していて実によろしいとほくそ笑む。
■シェリル > 凛とした正義の仮面が剥がれ落ち、堕とされ屈服したメスの顔で獣のように喘ぎ、交わる姿はかつてとの落差の大きさが欲望をそそる。
あのように狂わされて、快楽に溺れるのはどんな気持ちなのか。
蹂躙され、穢されながら喜悦の表情を浮かべるその内面を思うとぞくりとした興奮に襲われ、ふるりと身を震わせる。
あのようにされてみたい。蹂躙され、弄ばれてみたいという堕ちる悦びへの危険な誘惑に体の内に熱がこもるのを感じて、その熱を吐き出すように大きく息をつく。
どうにも、ここの部屋の空気にあてられたわねと――グラスを傾け、口の中を潤す。
ひと時の快楽への誘惑を振り切り、室内を眺めて観察し、面々の顔やら関係性への把握に精を出す。
欲望に身を任せて、獣のように交わり欲望を吐き出す面々と、一定の理性を保ち今後の布石のための情報集めなどをしている面々。
概ね、ふたつのグループに分かれているうちの後者。
そちらは、協力するにせよ敵対するにせよ有力だろうと記憶にとどめていき。
■シェリル > 痴態を晒し、欲望のままに快楽に耽る者。
理性を保ち、快楽を味わいつつも今後の布石を打つ者。
おおむね、ふたつのグループに分かれる室内の面々。それらを記憶にとどめ、今後の政争やらなにやらのために役立てるよう分類し。
室内の空気にあてられ、昂ぶりつつも理性を保ち。乱痴気騒ぎの渦に飛び込み、痴態を晒す気にもなれなければ、これ以上ここにいてもさしたる意味はないと見切りをつけ。
注意を引かぬように、ひっそりと室内を後にし姿を消す。
ご案内:「王都マグメール 王城」からシェリルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にセリアさんが現れました。
■セリア > 今日も今日とて書類仕事をこなし、一段落ついたのはすっかり日も暮れた頃だった。
ぐったりと重たい身体を背凭れに預けて、天井を見上げ一息。
最後に見ていた資料を机の上へ乱雑に放る。
「………ダメね。……本当に、私はこういうのは……」
我慢してきたが、流石にこれ以上書類が積み重なるのは堪える。
不本意ではあるが部下の数人に手伝わせるのもアリかと考え始めた。
とりあえず備え付けの設備を利用して紅茶を淹れ、戻ってくる。
■セリア > ペンを持ちすぎたせいで痺れている片手を軽く振る。
偶には友人とお茶でもしてストレス発散するのもまた手かもしれない。
ふっ、と湯気立つ紅茶の表面に息を吹きかけ冷ましながら、ぼんやりと計画を練る。
それが実現するかどうかはまた別として。
「とは言っても……ねぇ」
以前より腐敗が進んだかに見える城内。
下手に動けば何者かに弱みを握られてしまう可能性とてゼロとは言えない。
休暇を取るともなると、難癖をつける者も出てくるだろう。
どうしたものか、と少し考えに耽る。
■セリア > 「……まぁ、それは追々考えましょう」
時間が限られているわけでもなし。
一杯分を飲み干すと、熱い吐息を零しながら呟いた。
立ち上がり、カップを適当に片付ける。
それから普段着に着替えると、城を後にした。
ご案内:「王都マグメール 王城」からセリアさんが去りました。