2016/10/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にセリアさんが現れました。
セリア > 本日も執務室に篭り、大量の書類と向き合う一日。
いい加減疲労も溜まってきて、そろそろ休暇を取るのも良いかと思い始めた頃。
ぐだっと椅子に背を預けて寛いでいた。いわば休憩である。

「………あー……」

側付きの部下を演習に行かせている為、今日は自分一人だ。
各地の隊舎に数人ずつ付けているが、まさか書類整理の為に呼び出すわけにもいかない。
あともう少しだけやろう、と気合を入れて身体を起こす。

セリア > いざ再開してはみたものの、モチベーションが上がらない。
今日はもう無理そうだとぼんやり察して、署名を綴っていた手が止まった。
カラン、とペンを投げ出し、大きく両手を上に突き上げて丸まりがちだった背を伸ばす。

「………本当に、身体を動かしてた方が性に合ってるわね、私は…」

ふふ、と小さく鼻で笑って立ち上がる。
部屋に備え付けとなっているセットで紅茶を淹れて。

セリア > カップに紅茶を淹れて机に戻ってくる。
一口飲めば身体中に溜まった疲労が溶け落ちていくような心地。
ほう、と熱を纏う吐息を一つ零し、机の上の片付けに入った。

散らばっていた書類をかき集め、一箇所にまとめる。
ひらり、と一枚零れ落ち、それを拾おうと手を伸ばした際にある文字が目に入った。

「―――……ふぅん」

入団志願書。全く失念していたが、部下からそんな話を聞いた気がする。
考えとこう、とそれを目立つ場所に置き、風で飛ばないように固定した。

セリア > 「……まぁ、今いろいろ考える必要もないか」

それから帰り支度を整え、鎧を脱ぐ。
普段着に着替えればようやく解放されたような心地になって、大きくため息をついた。

「さてさて、帰ろ」

打って変わって軽い足取りで、執務室を後にする。

ご案内:「王都マグメール 王城」からセリアさんが去りました。