2016/06/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城/詰め所」にルミエナさんが現れました。
ルミエナ > 幾つかある詰め所の一つ。
その奥にある書類の束がいくつも置かれた大きめのデスク、そこに書類に埋もれる様にして一つ一つの書類を確認してはサインをし、またはそのまま丸めてごみの様に投げ捨てる人影。
音を立て滑るようにサインを書き終えれば羽ペンをインク壺に戻して書類を置き大きく背を伸ばす。

「これでやっと半分か。何故毎回これだけの溜め込める」

凝った肩をほぐす様に腕を回し積まれた書類の束、各騎士団や研究施設から必要だと要求される物資や道具、予算の申請書を眺めて溜息を吐く。

ルミエナ > 少しとはいえ休めば仕事を再開と次の書類を手に取り目を通す。

「この部隊は確か先日も同じだけ要求をして出した所だったな、却下。……酒など自前で調達しろ。補給品にあるか。……これは流石に少ないだろう、もう少し多めに必要だろうな」

書類を見れば却下、許可、もう少し等書いては種類別の箱にと入れ、そもそもに申請する価値もないと思うものは丸めて投げ捨てる。
そんな作業を静かな室内にペンの音とつい零れてしまう独り言を響かせて続けて

ルミエナ > 「……今日はこれぐらいにしておこうか」

とても一日では終わらない書類の束を見れば今日はこれで終わらせておこうと羽ペンを戻して席を立つ。
そして壁に近づけばかけられたランタンを手に取り。

「後はまた明日。今日はもう帰るとしよう」

仕事を終わりと決めれば気が抜けたのか欠伸を小さくこぼし、他のランタンを吹き消し詰め所を後にとする。

ご案内:「王都マグメール 王城/詰め所」からルミエナさんが去りました。