2016/04/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にセリアさんが現れました。
セリア > 机の上に盛られていた報告書に一々目を通していたが、やがて椅子を軋ませながら背もたれに背を預ける。
ハァ、と案外に大きなため息が溢れた。疲労は溜まっているようだ。

「………身体を動かすより、目を動かす方が疲れるわね」

ボソッと愚痴を呟きつつも、聞いてくれる相手は居ない。
一度手足を伸ばせば、改めて書類と向き直った。

ご案内:「王都マグメール 王城」にリューディアさんが現れました。
リューディア > 一度潜入してみたかったのよね♪と考えながら王城の廊下を歩く。
入り込むことはたやすいが、ここで色々と問題を犯すのはなかなか難しい。
とはいえこのスリルはなかなか味わえるものではない。

そう考えながら、滅多に着る機会もなかろうメイド服を一度確かめる。
特に妙なところがない事を確認してから、

こつ、こつ、とドアを叩く音。
ドアの外から、「失礼します。お茶をお持ちしました。」という声が響く。

セリア > 書類の整理で忙しなく手を動かしていれば、ドアをノックする音。
許可の声を出すより先に向こうから声が聞こえた。

「……どうぞ。開いてるわ」

お茶なぞ頼んだだろうか…と訝しくも思ったが、とりあえず通すだけ通そう。
手に持っていた報告書を横に積みメイドを待つ。

リューディア > 「失礼します。」

かちゃりとドアを開けて、小型のワゴンカートに茶器を載せて一人のメイドが入ってきた。
…城内では見たことがない顔だろうか。
一度足を止めると丁寧に一礼。

「…メイド長よりお伺いしまして。執務中お邪魔ではなかったでしょうか?」

…なりすましは手馴れた様子。
カートに用意された茶器からは紅茶のいい香りが漂ってきている。

セリア > 入ってきたのは、見ない顔のメイドが一人。
丁寧な所作を眺めながら頬杖をついた。

「邪魔ではないけれど……」

メイド長も気が利くなぁ、とはこっそり心の中で思うこと。

「まぁ、いいわ。とりあえずこっちにおいで」

手招きをする。紅茶の良い香りにつられたせいもあるが。

リューディア > 「はい、では。」

如才なく微笑みを浮かべながらカートを押していく。
手招きに応じて女性の傍まで歩いていき、一礼。

執務中の机は避け、別途備え付けてあるであろう応接用のテーブルに茶器を用意していく。
高級そうなティーカップにこぽこぽと色鮮やかな液体が注がれ、
先ほどよりも心持ち強く紅茶の香りが立っていく。

「……お疲れでございましたか?」

お茶の用意をしながら、女性の様子を見て微笑を浮かべている。

セリア > 応接用のテーブルに用意される茶器。
頬杖をついたまま、その様子を眺めていたが…。

「……まぁ、ね。報告書の数が多くて、嫌になるわ」

ぱたぱた、と手に持った書類を軽く揺らす。
強く漂う紅茶の香りが鼻先を擽り、それだけで幾らか機嫌が良くなったようで。
瞳を細めた。

リューディア > どうぞ、こちらへ。
と用意の終わったティーカップを手で示しながらソファへと誘う。

砂糖の小瓶やミルクの入ったポットなども傍に置かれている。
好きに入れてください、という事だろう。

「あら、しがないメイドにそんな事を。聞かなかった事にしておきます。
…お時間がありましたら、肩でもお揉みしましょうか?」

だいぶ疲れ気味の女性の様子に、少しだけ軽口を混ぜてみる。
カップの中には鮮やかな紅色の液体が、ほんのりと湯気を立てている。

セリア > 「いいの。上に何度文句言ったって聞いてくれないんだから。愚痴くらい吐き出してもバチは当たらないわ」

開き直っている。誘われて立ち上がり、ソファに歩み寄った。
紅茶の香り漂う中で腰を下ろし、砂糖を一つまみ投入して。

「……じゃ、お願いできる? こんなことを頼むのもなんだけど」

肩でも、という言葉はありがたく受けることにする。

リューディア > 「あらあら。騎士様も色々とあるのですねぇ…。」

堅苦しい仕事だけに色々と大変そうだ。
王都自体、今は腐敗や癒着も進んでいる。
真面目な人は大変だろうと少し思いを馳せた。

(…自分では御免だなー…。)

そんな思いは表に出さず、「それでは失礼して。」とソファの後ろに回った。
紅茶の匂いに混じって、メイドからはふわっと微かに妖しげな女性の匂いが感じられるかもしれない。

白く細い手指が女性の肩に伸びる。抵抗されなければゆっくりと肩を揉み始めるだろう。
細腕に反して力はあるように感じられるかもしれない。

セリア > 「…ま、貴女に愚痴ったところでどうにもならないものね。ごめん」

腐敗や癒着の横行する中、自身の旅団はクリーンな方と見て良いだろう。
最も、目の届かないところで何かしら起こっている可能性もあるのだが…。

ふわっと漂うメイドの匂い。
紅茶を飲みながら肩を揉まれる。存外力のある細指は、肩が思いの外こっていることに気づくかもしれない。

リューディア > 「ふふ、構いませんよ。しがないメイドにございますから♪」

にこやかにしながら手は動かし続ける。
痛みは感じないようにゆっくりと。

「…あら、だいぶ凝ってますね。リラックスしてくださいねぇ。」

ぐ、ぐ、と入念に解すように。
上からみるとよくわかる。ストレス以外に胸の大きさも関係してるのかな?と考えてしまう。

「…騎士様は胸も大きいから凝りやすいのかもしれませんね。」

しれっと口にした。

セリア > 「そう言ってくれると助かるわ。愚痴こぼす相手もそうそういないからね」

入念に解されれば、心地よさそうに深呼吸。
リラックスは言われずともしているようで、はいはい、と声を返していたが。

「……胸? ……そんな大きいかな」

素の呟き。思わず見下ろしてみてしまう。

リューディア > 「穴か壁かと思って言ってくだされば。」

聞くだけならうん、まぁタダでいいかなと思いつつ。
リラックスしていく様子に少しだけ笑みを深く。

「えぇ、それはもう。…殿方も放っておかないスタイルではないでしょうか?」

褒めておく。
素でスタイル抜群と言っていいと思う。
味わってみたくもあるけれどな、とふと思ってしまった。

…その拍子に、近くの姿見に映るメイドの瞳がちらりと金に輝いた。

セリア > 「いくら穴や壁といっても、反応を返してくれなきゃ寂しいわね」

冗談めかしてそんなことを言う。
紅茶を半分ほどに減らした頃、漸く凝りも解れてきたようで。すっかりリラックスしきっている。

「……そうかしら。ま、私には関係ないけどね」

そこでふと、姿見に視線がいく。
移るメイドの瞳が金に輝く瞬間を目にしてしまった。

リューディア > 「ふふ、私でよろしければ。」

すっかり脱力した体をさらにリラックスに誘うように。
首や肩甲骨の辺りなどの凝りをゆっくりと解していく。

「勿体無い話です。………あら♪」

ちらり、と鏡越しに交わる視線。

瞬きや見直しした瞬間にはもう青い瞳に戻っている。
深いマリンブルーの瞳はなぜか視線を惹きつけてやまない、そんな感覚にとらわれるかもしれない。

セリア > 「忙しくない時でも、この部屋に来てくれれば嬉しいわね」

首や肩甲骨に指の心地よさを感じながら。
しかし、姿見に映る彼女の瞳を見直した時には既に青に戻っていて、見間違いかと首を捻る。

「………?」

妙に、視線が惹きつけられる。
無意識的に鏡越し、彼女の瞳に視線を注いでいる己がいた。

リューディア > 「ふふ、では暇な時は愚痴を聞きに参りましょう。」

首へ、背中へ、二の腕へ。
徐々に、ゆっくりと上半身の凝りを解しながら両の手は腕の下を通って前へ。
マッサージを施しているメイドが、鏡の中で微かに妖艶な笑みを見せる。

「えぇ…遊びに参りますとも。貴女の夢の中で♪」

ちらり、とまた金の光が瞬く。
高位の魔力耐性が無ければ、リラックスの中でゆっくりと思考に霞がかかっていくかもしれない。

…前に回った両の掌が、ゆっくりとその大きな胸元を揉もうとし始める。