2016/03/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 待合室」にスヴェンさんが現れました。
スヴェン > 貴人からの呼び出しに登城すれば案内の役人が現れた
自分を呼び出した貴人は今は忙しく此方に来られない、と言う事らしく待合室まで案内される
王への謁見などの際にも使われるらしい待合室は豪奢な作り役人が扉を開け、腰に吊ったサーベルを預け
中へと入れば、たちまちに居所の悪さを覚えるのだった

「息が詰まりそうだ…」

自分以外には誰もいない待合室で1人呟けば、テラスへと続く凝った装飾の硝子製のドアを開け、
これもまた豪華な作りの四脚椅子を引っ張りだし、そこに腰を下ろせば階下に見える庭園を眺める

スヴェン > 立ち上がり後ろで手を組むような姿勢で庭園を見下ろす
天気が良いせいか貴族の夫人や子弟が陽当りの良い場所でお茶や会話を楽しんでいるようだった
少し離れた郊外では絶えず戦争をやっているのにいい気なものだな、と危機感のなさに呆れたりもしたが、
女や子供はそういうものかもしれないな、とも思った

「…お茶くらい出しても良かろうものだが…」

主人の手が空けば呼びに来る、と言ったきり消えていった案内人が再び現れる気配もない
市井の傭兵風情、と侮られたか、と表情に僅かに苦笑を滲ませつつ特にすることもなく
貴族たちの生活ぶりを眺めていれば、身なりの良い子供が1人、此方に気が付き手を振った
無視するのも無礼に当たると思い、軽く手を振り返し作り笑いを浮かべて見せる