2023/07/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にベルナデッタさんが現れました。
■ベルナデッタ > 富裕地区の一画、とある貴族の屋敷の周囲は物々しい雰囲気に包まれていた。
周囲を完全武装の聖騎士達が慌ただしく封鎖し、包囲している。
次々と増援が到着するも、まだ誰も屋敷の中には突入していない。
そして、その屋敷からは不穏な空気と、悲鳴が聞こえていた。
「状況は?」
そんな中、駆け付けた一人の女が聖騎士達に声をかける。
神聖都市の衛兵隊仕様の制服に半甲冑は、動きやすい実戦向きのもの。
その胸甲には、異端審問官を示す紋章が刻まれていた。
彼女、ベルナデッタが手にする武器も聖別されたハルバードであり、明らかに実戦を意識していた。
『どうにも…奴は魔族の手下ではなく魔族そのものだったようで』
バイザーを上げ、そう答える聖騎士。
実はこの館の主の貴族には、前々から魔族との内通の疑いがかかり、
調査の目が向けられていたのである。
『しかも悪いことに、どこの組織のヘマか奴に調査しているのがバレたようで。
潜入していた諜報員は恐らく全滅でしょう』
「それは…一刻も早く対処せねばなりませんね」
異端審問庁のみならず、王国の各諜報機関とも連携して事に当たっていたのがかえって徒となったか。
ベルナデッタは聖騎士達を見渡す。準備は整っているようだ。
「では…私を先頭に突入します。目標の抹殺が最優先です」
異端審問官は聖騎士を引き連れ、貴族の館へと乗り込んで行く。