2023/01/04 のログ
リア > 「ふふーありがとう。帰りにお店で見て行こうかな……エプロン屋さん探しから始めなければ。
 そう、野営はしかも、テントも無しでね、先生が鬼だったの。

 ハシュくんはたまには息抜きしてね。お茶くらいいつでも付き合いますし」

悪口の割に楽しそうな口ぶりで。ブランコに座ると、植木の枝葉の隙間から漏れ入る日差しを目で辿り、眩しそうな顔になる。
ブランコを軽く揺らしていると、店内からお茶が運ばれてくる。
トレイごと受け取って膝の上に載せ、紅茶のカップとソーサーを一組、少年の膝の上へ。

「サロン帰りのお姉さんの大人の魅力にくらくらしていたのね、分かります」

お姉さんぶってくすくす笑いながら、シュガーポットとミルクポットも、どうぞ、とトレイの上の取りやすい位置に置き直す。

「今の時期は何が咲いていたかなあ。春夏が一番お花の盛りだけど、温室もあるしねえ。今度行ってみる?」

ハシュレイド > 「女性は、そういう服tか見るの結構好きだよね。
…いや、それは鬼というより無茶ぶりすぎる気がするよ、ソロ冒険者なら毛布とマントだけとかあるけど、それは慣れてるからだし」

うわぁと、いやそうな顔の後、少し怒ったような顔で酷すぎると、頬を膨らませて。

「ん…というか、こうしてその一緒にお茶してくれると、息抜きになるよ」

そうしてから、少女の言葉に頷き、ほうと息を突く。
ブランコに座り、日差しに目を細めて、渡されたカップとソーサーを受け取り。

「ありがとう、リアさん…あ、いや…それは、違う、とは言い切れないけど、ね」

くすくすと笑う少女に対し、受け取った紅茶を飲み、口許と赤くなった頬を隠しながら。
そうしてから、砂糖もミルクも入って無かったことに気づき。

「うぁ、みーってなる…えと、ミルクと砂糖」

取りやすく置かれたミルクと砂糖のポットを手に取って、両方いれて自分に合わせつつ。
それを飲んで、ようやく一息。

「温室かぁ…色々あるだね、リアさんが良ければ、行ってみたい」

行ってみるかと言われ、嬉しそうに頷いて。

リア > 「服は見るのも楽しいし、着るのも楽しいよ?
 寮で友達と『誰が一番悪役令嬢っぽくなれるかゲーム』したのは楽しかったなあ。

 私も先生にそう言ったら、テント自前で運ぶのはそれはそれできついぞって。
 私はそういう冒険者的な活動をできるようになりたいのもあるし、ええと……最初からソロは死んでしまう気しかしないけど……実践的っていう意味では正しかったわ」

死人も出なかったことだし、と笑う。
髪を耳にかけて、あたたかい紅茶を一口。冬の風は冷たいけれど、のどかな休日を満喫している気分になる。

「ふふ、からかってごめんなさい。これだから弟に嫌がられるのよね。自重せねば。
 ねえねえ、クッキーくださいな」

紅茶が渋かったのか、みーってなってるハシュレイドを見て猫みたいだなあとにこにこしてしまいながら。

「いいね! 私も一度しか行ったことないんだけれど、犬とか羊とか馬もいて楽しかったなあ。
 確か週に一回くらいドッグレースをやっていたはず……。
 一攫千金の夢を見に行きましょうか」

ハシュレイド > 「うーん、そうなんだ…俺的に一寸判らないけど。
いや、どういうゲームしてるの、リアさん!

あー、重さと大きさとか、テントって色々あるから、確かに難しいかも。
そうしたら、今度さ、野営道具とかも見に行ってみない?」

実践的と言えばそうなのだろうが、結構乱暴な気もする、恐らくはしっかり監視なんかはしてただろう事は授業である以上確実だとも思うが。
ちらっと見える、少女の仕草に、小さく息を飲み、照れたように俯いて。

「ううん、大丈夫だよ…その気にはしてないから、一寸恥ずかしかったけど。
あ、そうだね、はいクッキー、どうぞ」

紙袋から取り出し、少女の方へ差し出す。
結構大きめで、一枚でもそこそこ腹にたまりそうなサイズの、クルミ入りクッキー。

「犬とか羊とかって、牧場みたいだね。
ドッグレースって、賭けもできるんだ…まぁ、一回くらいしても良いけど。
リアさんて、結構面白いね、悪役令嬢ゲームとか、賭けも楽しむみたいだし」

一攫千金という言葉を聞いて、くすくすと笑いながら。
是非一緒に行こうと、もう一度頷く、その店も持ちこみ出来るなら、互いにお弁当作っても良いかもと、告げながら。

リア > 「深夜のテンションとは恐ろしいものなのです」

私が発案したんじゃないよ、と微笑んで否定しておく。
野営道具というのにはこくこく頷いて。

「良いの? そういうお店、入ったことなくて何となく入りづらくて……
 私、靴も欲しいなあ。野山をたくさん歩ける靴。あとあらゆる荷物を軽量化したい……」

野営の時に不便だった色々を思い出して唸る。
そういえば先生も、そういう不便を改善していって自分に合った野営スタイルを見つけていけ、と言っていた気がする。

「わあい、いただきます! 胡桃入りだー」

ナッツとドライフルーツが大好物なのでとても喜ぶ。
一口齧って、甘いものとお茶の至福の時間を味わう。

「ふふふ、我が家は両親が過干渉だから、今寮生活になって、とっても解放されているの。
 勉強も将来も大事だけど、友達といるのも楽しまないと。
 こんな時間を過ごせるのって、もしかしたら今だけかもしれないし」

お弁当は!失敗するかもしれないから!と自分の料理の腕を信用しないで欲しいと切々と訴えながら、お茶とお菓子が尽きるまで、なごやかなティータイムを過ごすのだった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からハシュレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にアストラさんが現れました。
アストラ > 富裕地区。相変わらず高級感に溢れる地区も人でそこそこ賑わっている様子。
歩きながら周囲の様子を見て回る女冒険者が一人。
旧年中に世話になった貴族たちへのあいさつ回り、という名の依頼の斡旋だ。
とは言え挨拶できる貴族の数もそう多くはないので、
またごひいきに、という意味で菓子折りを渡しに行っているだけ。
その中の何人かは、妻帯者でありながらこっそりと不貞行為まがいなことをしているので、
表だって行くと怪しまれてしまうから商会経由でだが。

「んー…終わったわねぇ」

最低限のことは終わったので大きく伸びをしながら、どこか店にでも寄ろうかと考えて。
知り合いがいるなら声をかけて一発、なんてことも想定しつつ、相変わらずの性欲ぶりは、
新年を迎えても変わらずというところである。
のんびりと店先を覗き込みながら歩くアストラは、かといってどこかに入るわけでもなく散歩がてら
ふらふらと歩き回っている様子だ。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にエズラさんが現れました。
エズラ > とある貴族の邸宅の敷地から、伸びをしながら出てくる男。
身に纏っているのはたいそうな飾りのちりばめられた軍服とも礼服とも言えそうな上等の服。
無精髭も丁寧に剃られ、普段の様子を知る者が見れば見違えるような出で立ちだ。

「やっと解放だぜ――」

年末年始に外国へ旅行に出かける間、空き巣や諜報員の侵入を防ぐために手練れが雇われることは、この周辺では常識。
通常は家付きの警護官がその任務に就いていたが、時折人手不足を補うためにギルド経由で依頼が舞い込むのであった。
今年もその仕事にありつき、特に何の騒動もなく、平穏無事な年越しとなった。
この制服は、ギルド経由での警護官であることを示すもので、返却が義務づけられているものだが、身なりだけは毎日整えろというお達しに随っていたため、小綺麗な状態なのであったが――ふと、目を向けた先に居た相手に気づき、手を振る。

「おおっ、アストラ!」

アストラ > 聞き覚えのある声で呼びかけられて振り向けば、そこにいたのは身綺麗にした屈強な男性。
一瞬誰かと思って手を振る様子に頬に手を当てながら軽く首を傾げたりもしたものの、
数度瞬いた後に誰かを悟って、ああ、と表情を緩めた。

「こんにちは、久しぶりね。身綺麗になっているから誰かと思ったわ」

思ったことをストレートに言ってしまうものの、その分精悍さが増し清潔感のある男性に笑みを浮かべる。
それはもう清潔感があるというだけで男性はモテるものなのだ。
いつもとは見違えるほどの身なりをしている彼に近づけば、
屋敷から出てきた様子から「依頼?」と首を傾げつつ問いかけて。

エズラ > 「ああ、今日までな――」

休暇中の貴族に代わって住居警護の任に就いていたことを手短に説明すると、ある意味で自分の休暇はこれからだ、という意味のことも合わせて付け加える。

「なんせ寒い中、朝から晩まで突っ立ってんのが仕事だったからよ――これからしばらく、南国にでも出かけようかと思ってんのさ」

遅いバカンスってとこだな――
前払いでも良い賃金が出ていたが、本日さらに満額が支給された。
幸か不幸か、その金を使いたくても使えない状況が続いたわけなので、いつになく己の懐は暖かである。
そこで、男はムフフと笑みを浮かべ――傍らの女の腰に手を回し、耳元へ囁く。

「――来るか?一緒に」

それはもちろん、単なる旅行の誘いではないのだが――

アストラ > 「あらぁ、お疲れ様。大変だったわねぇ」

年末年始にかけて仕事をしていたのはそれは大変だったことだろうと彼を労いつつ、
これから南国へバカンスへ行くという言葉には目を見開き。
腰に手を回して抱き寄せる腕に身を寄せ、豊満な胸元を押し当てながら笑顔で頷いた。

「それは素敵なお誘いねぇ。…その間、ずぅっと楽しめるわけでしょう?」

何を、とは言わないが。
互いに性欲旺盛で絶倫の身だ。二人きりの旅行となればそれは当然、おおいに楽しめるだろうという信頼もあり。
同行を誘う彼に拒むこともせず共に行くと伝えれば、早速準備をしに行くことだろう。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からエズラさんが去りました。
アストラ > 【移動】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からアストラさんが去りました。