2023/01/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 トゥルネソル家」に竜胆さんが現れました。
■竜胆 > マグメールの富裕地区にある、大きな邸宅、トゥルネソル商会が所有する邸宅。
トゥルネソル家、通称竜の巣、と呼ばれる場所である、今日は、その庭は、とても賑わっていた。
年に一度の年越しのお祝いで、庭に沢山のテーブルが置いてあり、其処には暖かな食事やスープが振る舞われている。
今日に限っては、門を解放していて、誰が来てもその食事がありつけるようになっている。
メイド姿のドラゴンたちが、家の中で作られた料理を持ってきては、置いていく。
東西南北の美味しい料理が、一流のプロの腕で作られて、振る舞われているのだ。
こういう時には、金を惜しまないのがリスという商人であり、ふらりと入ってきて、美味しい酒や食事を食べて去って行く人も多い。
乞食とか、ミレーの奴隷なども、沢山食べた上に、お土産に両手に一杯に持って帰っているのが見える。
というか……メイドさんたちが、折り詰めとか、弁当箱にして渡していたりもする。
そんな状況の中、ドレス姿の竜胆も、のんびりと庭を歩き、適当に気が向いた酒や、フルーツを摘まんでいる。
理由は簡単である。
リスが忙しくて、家の中から出れないので主催者代理と言う事で、様子を見ていたりする。
「まあ、仕方がないと言えば、仕方がないわね。」
リスは、商人で平民、だけども―――。
彼女が嫁としたり、ハーレムに入れた人には貴族もいるし、其れなりの地位の人もいる。
つまるところ、本人は思った以上に貴族の方に足を踏み入れているので、挨拶などもしないと、となるのだ。
あいさつ回りは終わらせて、後は、商人の仲間とあいさつしたりしているのだろう。
声を掛ければ顔をだせるだろうけれど、身代わりがいるなら、と普段家から出ない竜胆が、自宅警備員としての本領を発揮している、ともいえる。
寒いので、竜胆の周囲10mを25度くらいの暖かな空間にしつつ、庭を歩く。
不審者がいたとして、ドラゴンたちをどうすることができるのか、という事もあり、唯々、飲み食いするだけの状態。
後は、リスに用があるという人が居るなら、案内するなり、なんなりするくらい、か。