2022/12/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 ナイトクラブ」にレナードさんが現れました。
レナード > 富裕地区にある貴族や名のある商家など社会的地位ある者達の会員制のナイトクラブ。
薄暗い室内には煌めく所謂ネオン色な照明魔道具が妖しげな光源を放ち煌めき、録音魔道具によるアップテンポな音楽が鳴り響くフロア正面には、広い舞台にポール等が造られて煌めく舞台の上を店の所属や他店からの出張、はたまた飛び入りの女性含めて、肌を露出させた際どい衣装を纏い、妖艶に舞い踊り、それを舞台の傍で会員の男達は、入り口で換金したチップの紙幣を掲げて胸元や腰に差しては、踊り子達の気を惹こうと金をばら撒く。
踊り子達は、貴族や名のある富豪の気を惹いて金を引き出して稼ぎ、運が良ければ愛妾へと囲われ不自由ない贅沢な暮らしを狙い、惜しげもなくその素肌や肢体を晒して誘う。

淫蕩な夜会の場へと、男は友人の貴族に連れられてゲストとして足を踏み入れた。
幾つかの依頼を達成した報酬がおひねり用の紙幣へと換金して喧騒のフロアへと向かい。

「――こりゃ、すげぇな……前行ったダイラスのクラブと変わらねぇ…。」

王都にも幾つもの退廃的な娯楽の場はあるが、ここはその中でも一際金の掛かった夜会の場に圧倒されつつも、友人とは別行動を取り、舞台を終えてフロアで給仕しながらお目当てを探す踊り子達の一人から、酒の入ったグラスを一つ受け取りチップを払い、舞台を一望できるカウンターの席に腰を下ろして酒を一口煽ると、舞台上舞う女性を眺めては男もまた品定めを始めた。