2022/12/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にアストラさんが現れました。
■アストラ > 富裕層が住まう富裕地区へ足を運ぶのは慣れたもの。
ダンジョンや遺跡で得た報酬や宝などを好事家たちへ流してくれる取引先の店で色々と事を済ませた後、その店主から「依頼がある」と手渡されたのは一枚の紙。
「地図?」
どうやら手描きの地図らしい。
そこに記された場所の人物に届け物をして欲しいということだ。
いかにもな小包を手渡され、報酬の前金を貰えば冒険者であるアストラに否やはない。
残る報酬は向こうでもらってくれと一筆書いてもらったものを受け取り、今夜の宿替わりになればそれでいいのだけれどと軽い考えで歩を進める。
比較的治安のよい富裕地区の道を歩きながら、地図を手にあちらこちら。
薄暗い路地の道も通りつつ──。
「…そろそろ見えてきてもいいのだけれど…」
目的地である屋敷────かと思えば、どうやらこじんまりとした店らしい。
表には看板はなく、扉の明かりが漏れているだけ。
カラン、とベルを鳴らして入れば、どうやらアングラな店らしく、黒服の男に止められてしまった。
届け物があるだけなのだが、どうやら簡単に放してはくれなさそうで、困ったように頬に手を当てる。