2021/07/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 美術館」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 梅雨明けの日差しが強い午後
酒場や店々が活気づき、人が出歩くことが増える月日となった時期
雨の中とは違い、それは争い事でも同じことが言えた

しかし、メイラはすでに仕事を終えている後なのか
城の中でも 訓練場でもなく そして背中や腰に獲物を備えていない
あるのは、両手足に身に着ける装甲だけ

黒い上下の身形と白いネクタイというだけの姿で、人の視線が集まる場所は大小違う美術館内
その中で一人、コツリコツリとブーツの踵の音色が 磨かれた金のかかっている石床の上で鳴らされる
ゆっくり進みながら、視線を通り過ぎていく、この美術館を建てた富豪のコレクション達
一つ一つを、いちいち恍惚と眺めたりはしない

興味を引くもの ジャンル 種類 一つ が、メイラとしては目に留まれば
脚を止め、両腕を胸部の下で組み、眺める程度。
治安も良く、周りで眺めに来る物好きも同じもの

面白いと言えば、殺してでも奪い取りたい などと思わせる血走った目で見つめてくる
そんな視線をする者がほんの 一人 二人 と見かけることくらいか

―――美術館内 絵画の並ぶ場所―――

「ふふ。」

それはどこか懐かしくも感じてしまうような笑み
ギザ歯は凶悪ではなく、自然と笑む小さな三日月
どこの誰でも同じながら 処刑人というものは 屈強で 貌を隠し
そして大きな獲物を以って 罪人を裁く
昔の、その当時の処刑人を記憶から描いたとされるそれは
切っ先の無い両刃の剣を持ち、半裸姿 なによりも
その貌を隠す表現しがたい鉄の塊に棘が生えたような姿

「今の国では、こんなのはいないでしょうから、残念ですわ。」

頬に鉄で包まれた掌を中て、ジッと見上げる。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 美術館」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にファイネアさんが現れました。
ファイネア > 「んっん~……。」

衣服店に並ぶ品物を上機嫌で眺める姿がある。
店員が一緒に見ているという事もなく、一人で設えられたコーナーを眺めていた。
小さなコーナーには『ル・リエー用衣料品』と木製のPOPが掲げられていた。
つまるところ、水遊場用の水着である。まぁ、海川に行く分にも問題はないだろうが。

その布面積の少ないものを楽し気に眺めているのだった。
やっぱこういうの?と思いながら手に取るのは真っ赤なビキニだったり。
試着もしないといけないわよねぇ、と店の奥のフィッティングルームを眺めたり。
ずいぶんだだっぴろい店ではあるし。こういう衣服が並んでいる事だし。
誰か奥でヤってんじゃないの?と邪推する事も少し。

まぁ、概ね楽しそうな様子ではあった。
たまに通りかかる店員に『ご希望の品はありましたか?』と問われれば『もち。』と気楽に受け答え。
女性店員のレベルも高いしついでにつまみ食いなんてのも…と物騒な事を考えているが、表情には出していなかった。
さて、そんな様子は誰かの目に留まるだろうか。

ファイネア > 「すいませーん。ちょっといい?」

いくつかの水着を手に取り、店員を呼ぶ。
呼ばれてやってきた店員とフィッティングルームへ。

ルームへと向かいながらこっそりとほくそ笑み…。
たっぷりの淫らな夢を見せてあげた事だろう。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からファイネアさんが去りました。