2021/05/22 のログ
ルフィナ・エニコフ > 「えぇ、久しぶりに時間が空いたのだけど。
 じっとしてるのは性に合わなくて、軽く体を動かしに来たのよ」

返事をよこしてくれた相手に笑みを浮かべ。
筋肉質ながら女性らしい凹凸のある相手とは異なりいろいろ平坦な自分の身体。
ゆえに女性らしさを際立たせる水着は合わず。
しかし今着ている水着も自身の中性性を際立たせて逆にそれを趣向とする人間を誘うだろう。

相手が指で誘ってくれば遠慮することなく相手の横へ行き。
チェアを半分こするように座れば体を横に向けて相手に向き。

「いいのよ。
 今更そんなの気にしなくても」

なんて言い返しながらも黙って相手に髪を吹かれつつ。
腕や足は狭さを理由に相手の身体に絡みつけるようにしつつ。
小声で話しかけられれば挑発的な笑みを浮かべつつ言葉を返し。

メイラ・ダンタリオ > 【移動します】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 ナイトプール」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ルフィナ・エニコフ > 【移動のため退室】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 ナイトプール」からルフィナ・エニコフさんが去りました。
ご案内:「富裕地区 人気の服飾店」にトルテさんが現れました。
トルテ > (富裕区の中でも平民区寄りに建てられたその服飾店は、平民を主な客層として、時に名のある豪商や、大貴族や王族までもがお忍びで訪れる事もあるという人気店。本日も梅雨の合間を縫って訪れた大勢の客で賑わっている。特に注目を集めているのが夏を目前に控えた水着の販売。平民服―――といっても、高価な生地をふんだんに用い、仕上げも丁寧なそれは、素人目に見ても豪商のお嬢様にしか見えなかっただろうが―――で身分を偽り来店したお嬢様もその一人で、今は選びに選んだ水着の試着中。)

「――――ん…っ」

(ブラのホックを外した途端、寄せ上げていた豊乳がたゆゆんっと重たげに揺れ落ちた。背丈の低さからすればアンバランスなまでに育った双乳を、少しでも誤魔化そうとしての事なのだろう。小さめの下着で無理矢理押さえつけられていたミルク色の柔肉は、締め付けが緩むと同時にぼふっと膨らんで本来の豊満さを露わにした。100cmの大台を越えるJカップは、サイズの割には形崩れも少なく、美乳と呼べるだけの形状を保っている。それでも、運動不足のお嬢様の乳房は弾力よりも柔らかさに比重を置いているらしく、慢性的な肩凝りを宿命づける重量は下乳を大きく膨らませ、胸郭に沿ってその底部を歪ませていた。その先端、乳房の大きさからすれば控えめなプラムくらいの大きさのピンク色がぷっくらと膨らんで、その中央に乳首の尖りを沈ませる。試着室の壁一面を覆う巨大な姿見に映し出されたコンプレクスの一つから幼げな黒瞳を外して残りの着衣も脱ぎ捨てて、お嬢様はいそいそと水着で白躯を梱包していく。 ―――普段は護衛も兼ねたバトルメイドが傍らに控えて何から何まで面倒を見てくれるお嬢様は気付いていない。高級店だからこその、狭くともきっちりと密室を作り出す木扉の鍵を閉め忘れている事に。そして、鍵を閉める事によって表示される『使用中』の文字が、お嬢様の利用している部屋以外の全てに掲げられている事も。)

トルテ > 「ん♪ 良い気がいたします。これならきっと……ふふっ♡」

(亜麻色髪は緩く編んで左肩に下し、大きなリボンの可愛らしいストローハットを右手で押さえてくるり、くるりと向きを変え、鏡に映った水着姿を吟味する。薄桃色のワンピースといったイメージは、胸下から腰までを覆う積層フリルのティアードペプラムによって作られた物。殿方からは『むしろこれくらいの方が良いと思う』とフォローしてもらえるけれど、同性からすればはっきりと気付かれてしまうだろうぽっちゃりとしたお腹周りも、これならば上品に可愛らしく誤魔化す事が出来るはず。深くV字に切れ込んだホルターネックは、側面から見た時に横乳の丸みどころか乳輪のピンク色さえ覗かせてしまいかねないけれど、脇から手を挿し入れての悪戯が捗りそうなデザインにはドキドキしてしまう。ホルターネックのリボンからペプラムの始まる腰下まで、背筋が大胆に露出しているのは、小脇からはみ出す豊乳の丸みも合わせてはしたない気もするのだけれど、イブニングドレスめいた品の良さがそれを上手く打ち消してくれている。ショーツの底面をちらりと覗かせる短丈のペプラムは、スカートとしてはあまりに下品だけれど、水着として考えるならむしろ控えめなデザインだ。それがくるりとスピンしたときにふんわりと広がる様子は、とても可愛らしい。ただ―――)

「―――………やっぱりこれは、無理がありますよね」

(明るく輝いていたお嬢様の童顔が沈み込むのは、捲り上げたペプラムから露出したビキニショーツ。ワンピースの様に見えて、実際には上下別れたセパレートタイプなのは良い。問題なのは、薄桃色に無理矢理しまい込んだ歪な膨らみ。興奮状態でなくとも十分すぎる程のサイズと太さを有する肉の大蛇。かつてトルテを2年もの長きに渡って監禁し、凌辱の限りを尽くした淫魔の残した呪いの象徴。気弱げな童顔にはまるで見合わぬ凶悪なまでのふたなり男根が、水着姿のバランスを致命的なまでに崩してしまっていた。ペプラムの積層スカートがおりている間は誤魔化す事も出来るだろうが、突風の不意打ちなど受けてしまえば、はっきりと周囲の人に気付かれてしまうあろう違和感。)

トルテ > 「―――でも、今回は大丈夫です! わたくしにはお姉様からいただいたお薬がありますもの! それを使えばわたくしも、普通の女の子として海水浴を楽しむ事が出来ますわ♪」

(一度は失意に沈みかけていた童顔が、すぐに明るさを取り戻して笑顔を浮かべた。ご主人様であり、恋人でもあるお姉様が探し出してくれた丸薬は、長年少女を苦しめ続けてきた淫魔の呪いを一時的にとはいえ打ち消してくれるのだ。)

「―――お姉様……♡」

(幼げな黒瞳を閉じて小さく呟くお嬢様の白魚の様な指先が、ホルターネックの首筋を上品に包み込む、レースの黒地をそっと撫でる。)

「あぁ、早く雨の季節が終わればいいのに。わたくし、待ち遠しくて仕方がありません」

(たわわな乳房の内側で期待を弾ませたお嬢様は元の平民服に着替えると、ほのかに体温の移った水着とストローハットを手に試着室から外に出る。着替えの最中、他の客がトルテの利用していた試着室の扉を開けなかった事は幸運と言えようが、世間知らずなお嬢様は似たような状況があればきっと同じミスを冒してしまう。ずれた常識を正す機会を失った事にさえ気付いていない幸せ者は、そのままカウンターで支払いを済ませ、水着の入れられた紙袋を幸せそうに豊乳に掻き抱き、少し離れた場所に待たせていた馬車に乗り込み屋敷に戻るのだった。)

ご案内:「富裕地区 人気の服飾店」からトルテさんが去りました。