2021/05/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にスララさんが現れました。
■スララ > 富裕地区。
無警戒に御機嫌に跳ねる様に道の端を歩く少女。
跳ねる度にタイトなミニスカナース服の胸はぽよんぽよんと揺れ、ツインテールの尻尾も御機嫌に跳ねている。
しかしながら、その実少女はただの迷子。
お店をお休みにして、留守番をスライムと触手達に任せて街へ繰り出したはいいものの、進む内に富裕地区に迷い込んでしまった。
自分の背よりもなお高いレンガの壁や、植樹によって周囲の景色は似たようなものとなっており、それが尚少女を迷子にしていく。
跳ねるように上機嫌に進む少女。迷子になっていることは知っているがそれはそれとばかりに思うが儘に進み、十字路では一度足を止め、前の道に進むか横の道に進むかと、きょろきょろとしている。
「んーー どっちに進むか悩みますねー。」
■スララ > 「前でしょうかー、 右でしょうかー? 左でしょうかー。 それとも後ろー?」
そんな事を呟きながら右足を軸に、言葉のままにくるんくるんと体の向きを変えて、最後に後ろを向いたり。
少女が体を動かす度に髪の毛はやはり尻尾の様に揺れている。
落ち着きなく少女は体を左右にゆすりながら、お悩み中。
何かいい案はないかと思案中…。
良い事を思いついたとばかりに胸の谷間から一本の真っすぐな、5cm程のタクトを取り出し、膝を降りしゃがむとタクトの柄尻を地面に、先端に指を添え垂直に立たせてから、その手を離す。
微妙なバランスによってタクトがゆっくりと倒れ始める。
カラン─カラン─と乾いた音を響かせ地面に倒れたタクト、先端が指し示す先はまっすぐの道。
少女はしゃがんだままタクトが指し示した道へと垂れ目の金色の瞳を向けてニッコリ。
タクトを掴んでそちらの方に向け再び歩き始める。
「ではあっちへれっつらごー♪」
■スララ > 手に持つタクトをふりふりしながらのんびりトコトコ、石畳を歩き続ける少女。
相変わらず上機嫌に鼻歌を歌いながらスキップする様に進んでいく。
沈み始めた日によって赤く染まりつつある普通地区の景色は何とも言えない物悲しさもあるが…。
「んーなかなか素敵な布教相手いないですねー。 こう、影響力があってがっと広がるみたいな。 スラちゃんと触手ちゃん達がどれだけ凄いのか、もっと広げたいのになっ」
ひゅんひゅんとタクトの先で8の字を描きながら、今後の布教作戦に考えを馳せる少女。
前なんてロクに見ていない。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からスララさんが去りました。