2021/04/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 富裕地区 鍛冶場ギルド 一角

『お嬢っ なんなんだアンタの剣はっ!? こっちが用意した鍛鉄どころか、
 おれっちが魂込めてつくった剣や斧までボリボリとっ まるでっ ビスケットみたいに食い散らかしたんだぞ!?』

目の前で聞いているのは、夏用に拵えた黒革の服に身を纏う、黒づくめのメイラ・ダンタリオ
ギザ歯を見せる笑みで、鍛冶場で頼んでいた鍛錬された、不純物のない真鉄のインゴット
それどころか、売りに出そうと思っていた新剣や新刀まで何本か喰われたと宣うギルドの一人

「あらかじめ武器を含めて提案したはずですわ。
 好い鉄を用意してくれと。 それともなぁに? わたくしの愛剣の手入れを真に受けなかったと?」

そういうや、インゴットの製造よりもそのインゴットの元となる最高の鉄らで作り上げる
自身の作品にこそ優先度をあげてしまった結果とも言え、魂を込めて作ったそれらを喰われた鍛冶泣かせの行為
それに口を出せるかと言われると、歯軋りをするしかない状況になった。

「なら結構ですわね? 諸々含めて代金は用意しておきましたわ。ではごきげんよう。」

そう言って出ていく頃には、二度とくんなぁぁぁ と悪態が。
クスクスと笑いながら、腰に差している直刀の鞘 サーベルと思えるグリップと護拳を愛しそうに撫で

「さて、アナタも戻ってきたことだし、わたくしも腹ごしらえとしましょうか。」

ポンポンと柄を撫でるのであれば、近くの肉料理屋にでも顔を出すことにしようと
鍛冶場や武器屋がいくつかある一角から、場所を移し。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。