2021/02/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 図書館」にアウル・リブライアンさんが現れました。
アウル・リブライアン > 真夜中の図書館は居心地がいい
本狂い 自邸にいたくない者 調べごとにかかりきりな学者 皆が本に向き合う場所と化している
魔女もまた、この真夜中の時間でも開いている稀有な図書館の中、燃える窯暖炉の傍で本を捲っている。
煤が散らないように鉄筒で煙突へと繋がれた窯の暖炉の傍

光蟲の蛍光ランプやポーションで仕上げられた続く明かりが点々と広がる中
その火明かりの傍でソファに腰を沈め、読みふける時間。
暖炉を囲む一人用のソファや半径椅子 目の前に拵えられたテーブルは暖炉へと不用意に近づくことが無いようにされている。
そのテーブルにはいくつもの書物が積まれていた。

読み終わった物 読み始めるための物
その傍で、赤い革の本につづられている文章を眺めながら、眼鏡をかけている魔女と暖炉の熱で転寝をする首元の蛇。
革の本には炎と狼が重なる様に刺繍されており、文字の一つ一つは焼き付けたように黒茶けているもの。
背表紙のタイトルは“炎の孤狼”と銘打たれていた。

「……もうこんな時間なのね。」

傍にある時計は、籠りきりにならないようにと持たされている朝 昼 夜を知らせる為の簡素な懐中の時計。
冬の夜は早く、そして長いものの、後数冊も読めば、その時計の針は朝を指し示す。