2020/11/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にベアトリスさんが現れました。
■ベアトリス > 毎夜かかさぬ湯浴み。大きな浴場はたった一人で浸かるにはあまりに広い。
据え置かれた獅子のオブジェから潤沢に湧き出す温泉が浅く横たわることもできる豪華絢爛な浴槽を満たしている。
一人が浴槽へ瓶から赤い液体を継ぎ終わると香草香る温泉と混じり合い桃色に染まり、それが人の血である香りを沸き立たせる。
しかし、薬湯となった効能からか生臭さはすぐに甘い香りに変わり鼻腔を擽る。
中にはこれより始まる湯浴みの内容に達してしまい制する事ができなくなった経験者が内股から蜜を滴らせてしまう者も現れ始めるだろう。
準備が整うと全ての者は壁際へ下がり登場する主を横一列で整列し、やがて開くだろう扉を期待と羨望の瞳で見つめている。
扉が開けば、浴室の湿度を押し返すほどの妖艶な覇気と金の刺繍に彩られた臙脂色のバスローブを纏う主が奥より姿を現した。
整列する者たちの前で一度立ち止まり、ひとしく視線を送ると、またゆっくりとした足取りで今宵見初めた前まで歩み始める。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からベアトリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にベアトリスさんが現れました。
■ベアトリス > 毎夜かかさぬ湯浴み。大きな浴場はたった一人で浸かるにはあまりに広い。
据え置かれた獅子のオブジェから潤沢に湧き出す温泉が浅く横たわることもできる豪華絢爛な浴槽を満たしている。
一人が浴槽へ瓶から赤い液体を継ぎ終わると香草香る温泉と混じり合い桃色に染まり、それが人の血である香りを沸き立たせる。
しかし、薬湯となった効能からか生臭さはすぐに甘い香りに変わり鼻腔を擽る。
中にはこれより始まる湯浴みの内容に達してしまい制する事ができなくなった経験者が内股から蜜を滴らせてしまう者も現れ始めるだろう。
準備が整うと全ての者は壁際へ下がり登場する主を横一列で整列し、やがて開くだろう扉を期待と羨望の瞳で見つめている。
扉が開けば、浴室の湿度を押し返すほどの妖艶な覇気と金の刺繍に彩られた臙脂色のバスローブを纏う主が奥より姿を現した。
整列する者たちの前で一度立ち止まり、ひとしく視線を送ると、またゆっくりとした足取りで今宵見初めた前まで歩み始める。
■ベアトリス > 「―――今夜は気分がのらないわ」
くるりと踵を返しバスローブの襟元を固く羽織なおすと、今来た扉へ戻っていく。
安堵のため息なのかそれとも渇望を満たされなかったため息なのか。それは残されたものにしかわからないが、今夜は安穏とした夜が訪れたことは事実であろう。
無駄に満たされた浴槽の湯が抜かれていく水音で、主の弄具を免れた者たちが、つかぬ間の正気を取り戻すことができたのであった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からベアトリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 裏通り」にカウロンさんが現れました。