2020/10/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ >  
王侯貴族や富裕層の集うラウンジ。
ラウンジ、と言えば聞こえは良いが――要するに、それなりの立場を持つ者が、一夜の情欲を満たす相手を見繕う娼館擬き。
とはいえ、一応酒も料理もそれなりの物を出すので、他愛ない雑談を交えながら女を眺めるだけ、という者達も存在する。

「…ええ、それではまた。どうぞごゆるり、お楽しみください」

にこやかな笑みで見送ったのは、同じ王族である貴族の一人。
偶々王城で出くわし、夜遊びついでの飲みに誘われて。
訪れた此の店で暫し歓談した後、適当な相手を見つけた相手を見送ったのが、たった今の出来事。

「……まあ、あけすけに欲望を隠さないだけ、まだマシというのが悲しい話だな」

夜遊びだから、と連れ出される機会は中々無い。
そういう理由もどうなんだろうかとは思わなくも無かったが、まあ悪くはない。
少なくとも、気疲れはしない。小さく苦笑いを浮かべながら、さてどうしたものかと店内を見渡すだろう。

ギュンター・ホーレルヴァッハ >  
そうして、少年貴族の夜は更けていく――

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にテアンさんが現れました。
テアン > 「はぁ~…。」

すっかり寒くなったなぁ、という感想を抱きながら庭から暗くなった空を見上げた。
父に頼まれ届け物に来ただけなのにすっかり遅くなってしまった。
言われた通りここに泊まっていくのがいいかもしれない。
邸宅の主もそう言っていたことだし、と考える。
少し散歩でもしようかな、と歩き始めれば視線の先には富裕地区のストリートが見える。
人通りはまばら。邸宅の庭から見える範囲では色々な職の人が見えるが…。
通りからも、庭に一人佇む少年は通りからも見えるだろう。

無防備そうな少年は自覚のないままに精気の匂いを振りまいている。
異種族ならばそれに気づくかもしれない。
はたまた届け物とは上辺の話で、邸宅の関係者に少年は差し出されたのかもしれない。
このまま誰かに連れて行かれても、邸宅から呼ばれても、一晩帰らないくらいは然して問題ではないようで…。

テアン > 邸宅の方から声がかかる。
振り返れば使用人の女性が
返事をすると邸宅の中へ戻っていく。

その晩、どうなったかは…。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からテアンさんが去りました。