2020/09/29 のログ
■デロス > 「今日はハズレか」
営業時間ギリギリまで客を待っていたものの、今日は誰も来ないらしい。
すでに泊まっている雌を辱め犯すかと考え、デロスはカウンターを立つ。
本日の受付は終了したという看板を店の外に掲げると、そのまま女性客が宿泊する客室へと向かっていった――
ご案内:「王都マグメール 偃月亭」からデロスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 香水・化粧品店」にレディ・メーカーさんが現れました。
■レディ・メーカー > 富裕地区の店々が並ぶ大通りにて
装飾性やサイズは不自由がなく、且つ実用性を重視した馬車から降りたのは昼間の時間
冷えてきた今の季節、外出用のコートを一枚羽織り、アルビノを保護するように小さな日傘で頭上を隠す
とある店までは少し歩くことになる。
外は賑やかでかつ、この通りは人を選ぶが故に治安はよく、一人で歩くことも厭わない
馬車はまた別の留まれる場所まで移動していく蹄と車輪の音
コツ コツ コツ と革靴が石床を叩きながら日傘を畳むのなら、入店すると、ドアベルが小さく音を鳴らした
店内では鼻腔を通りやすい香りで満ち、かつ店内には数人が香水や肌になじむ水を探している様子
腕に日傘を掛けるままに顔なじみのスタッフと会話をするのなら、丁寧に箱で包まれたもの
チラリとだけ覗く瓶製を三つ確認したのなら、それに対しての対価を。
「今日はほかにも軟膏が欲しいのです。
なるべく伸びがよく、乾きにくい……エルフ向けのものは?」
脂は植物を中心としたもので強請ってみると、一瞬店主は考え、思考は店内の商品ではなく、
裏で取り扱うものを数えていくだろう。
■レディ・メーカー > 見せてもらったものは三つの軟膏
どれも肌に優しくかつ、素材も良いものをと。
掬われた軟膏をスン、と嗅ぐと香りも良く、目立たない
『混合されたものが一つ、そうでないものが二つ
樹木からとれる果実と種から精製しました。』
「混合の効き目はどれくらいでしょうか?」
『塗ってから10分ほどで熱を持ち、かつ乾きにくく伸びも良いものです
エルフのほかに身分の高い方や貴女様のように肌の弱い方、幼い方にも最適です。』
頷き、混ぜたものと果実から精製したものを一つずつ。
購入を済ませたのなら、香油も見せてもらうことに。
「こちらはなるべく匂いを隠すためのモノが欲しいのですが。
他のものと混ぜて使いたいので、香り役としてのものを。」
そう言うと、混ぜる、と呟いてからスタッフの思考は薔薇から精製した雫を。
油ではなく薔薇を絞り上げて採取したエキスの瓶詰め
サイズは親指程と小さく、しかし値は張るものを。
「これはどのくらいで……?」
ご入浴の際に数滴で済むと説明されるなら、それも購入した。
店員は、まずこの購入者がまともな理由で使うこもなく、且つ先ほどの混ぜ物も含め
担当される相手を僅かな同情を持ちながらも丁寧に包んでいく。
「ありがとうございました。
また寄らせていただきます。」
幾つかは贈呈用の飾りをつけてもらいながら、手元に携えたのなら外へ出ていこうか。
懐中時計を確かめ、時刻を見る
思ったよりも早く済んでしまうのなら、夜まで少し時間つぶしでもしようかと歩き始め。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 香水・化粧品店」からレディ・メーカーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2/大路」にビョルンさんが現れました。
■ビョルン > 本家を辞去した後、お決まりの挨拶を交わして門扉を出た。
大きな屋敷が並ぶ界隈は既に陽が落ちて久しく昏い。
現在の塒である女郎屋までは此処から徒歩では四半刻ほどかかろうか。
まぁそれもどこにも引っかからなければの話。
周囲を見渡しながらゆうたりと馬車道を歩きだす。
そんな路の途上に在りて。
■ビョルン > 眠気に口元が緩み、ふわぁと吐息が口唇を割って出る。
寝床へ向けて足を速めた。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2/大路」からビョルンさんが去りました。