2020/08/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 落ち着いた酒場」にアリッサ・ドナさんが現れました。
アリッサ・ドナ > コツコツコツ、と富裕層地区を歩くのは猫のような瞳色をした魔女
見送りの乗り物は近くには無く、たまには一人で歩きたくなったかのように。
それはわざと危険な場所に踏み込むようにも見えた。

黒でまとめた衣装は、火明かりやランプではシルエットしか見えないかもしれない。
ドアベルと共に落ち着いた雰囲気の酒場へと入るなら、黒い意匠の服と瞳の色を見られながらカウンター側へ。

偶には外で落ち着いて過ごそうと思っていただけに、あまり酒精の事はよくわからない。
とはいえどドライすぎる飲み物は気持ち的に下がってしまいそうになってしまう。

「……この凍結ワインをお願いします。」

凍らせた果実から絞った水分が透けた濃縮の酒精。
白も紫の混ざった甘い味。
細身のグラスで注がれたそれを片手に、小さく舐めるように傾けると子供でも飲めそうな甘さのワインだ。
少しだけ驚いたようにしながらも、失敗ではなかったことにホッとしたアリッサは、ハンドサイズの読み物を片手に酒精を携えた。

アリッサ・ドナ > ワインを二杯。
その間カウンターにいる店主も話しかけてくることもなく、キリのいいところでしおりを挟んだ書物を戻し立ち上がる。
代金を払い、外へと出るのなら酒精でほんのりと身体は火照っていた。
近くで待たせていたはずの乗り物が目の前にやってくるのなら、甘んじて乗り込み、元の住居へと去っていく。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 落ち着いた酒場」からアリッサ・ドナさんが去りました。