2020/04/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2【イベント開催中】」にライヨウさんが現れました。
ライヨウ > (待ち合わせです)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2【イベント開催中】」にアカリさんが現れました。
ライヨウ > 「何でって…いや、そう都合よくは行かないだろ…、それとも当てでもあるのか?」
自信満々に答えるその姿にもしかして本当に彼女に使える相手でもいるのか?と思いかけるも、どうしてもその様な当てが有るとは思えずに疑問を口にする。

「アカリか、良い名前だな。
しかし、それだけではな…今後の事も有る、その為にもアカリの
今の状況を良く知っておかなければな?」
とりあえず彼女の身の上を知っておけば今後のどうするべきなのか考える取っ掛かりにもなるだろうと惹く様子は見せずに。

アカリ > 「そうあるに決まっています!
当て?そんなものある訳ないでしょう?」

その言葉は何の信憑性の欠片も感じられないもの。
にも関わらず、『何をいっているのでしょう、この人は』と、そんな言葉がありありと表情に表われていた。

名前を褒められる事には当然の事だといわんばかりの表情に変わる。
そして、尚食い下がる男性に深い深い溜息を吐いて。
少しだけ何やら考えるような仕草をした後。

「仕方の無い人ですね。
本当はもっと寝ていなきゃいけなかったのですが、ここに居るだろう兵士の方に起こされてしまったのですよ。
お陰で覚醒し切ってませんから?万全の力は発揮出来ませんし、封印も壊れてしまったので寝直しも出来ませんし、本当に困ったものです!
それで、それで……ま、まあ、色々とありまして、ここに連れられて来たのですが、ワタクシに見合いそうな場所じゃなかったので逃げて来た、という訳です」

流石に詳細を伝えるのも躊躇われたか、目覚めてここに着くまでの話が端折られたていた。
そうはいっても、この説明だけでも当てもなく一人で彷徨っている事は容易に理解出来るもので。
心配をしてくれているなら、より不安を増す内容であるのは違いなく。

ライヨウ > 「やっぱり当ては無しか…」
どこからその自信が沸いてくるんだろうと思える様な態度と、当てがないと言う予想通りの答えに難しい顔をしてみせ。

「どこかアカリを祭ってた場所の封印を兵士が壊したって事か…?」
もしかしてそれは既に不味い事になっているのでは…と不安に駆られる話の内容、下手をすればアカリの存在は色々な人に広まっているかもしれない、それが兵士によるものだとすると街もすでに安全ではないかもしれない。

「色々の部分も気になるが……一度捕まったとしたら逃げて来れたのは運が良かったとしか言いようが無いな…、もしそのまま捕まっていたら何をされていたやら…」
捕まったのが本当の話だとしたら、街まで連れて来られたのはもしかしたら売買に掛けられる途中だったのかもしれない、富裕地区と言うのも彼女の種族からしたら買い手となる相手も相当居るかもしれないし、あそこを彷徨っていたのも納得がいく。

アカリ > 男性の浮かべる難しそうな表情にキョトンとした様子。
その反応こそが不思議だと思っているのが感じられるだろう。

「転生する時にその場所を伝えてしまったら、誰もが挙ってやって来るのは目に見えているでしょう?
そんな誰か知ってしまうような場所で眠る訳がありませんよ?
目覚めるまで誰も来ないような場所にって思って封印を立てましたのに、バレるなんて思いもしませんでした」

封印場所をシェンヤンとしなかったのは、そうした懸念があった為である事を伝えて。
それでもこうして目覚めてしまったのだから、どうしようもなかったといえなくもないだろうか。

「それはもう酷い毎日でしたわ!
あんな日々、二度と御免です!」

憤慨する様子を隠す事もせず声を荒げる。
既に捕まった後に犯され続けていたのだから、その心配は今更ともいえなくもないが。
お互いに少しばかり言葉と理解のすれ違いはあるも、納得してくれたなら良いのかもしれないだろう。

ライヨウ > 「それなら偶然ってやつか…まあ宝物狙いの冒険者なんかも居るし、完全に安全な場所なんて無いだろうから運が悪かったのかもな」
自分もそうした冒険者として旅をしていた事も有り、遺跡や迷宮等を探索した事を考えれば絶対人に知られない場所と言うのは難しいだろう、しかし考えようによっては偶然見つけただけの相手なら組織立って創作されている可能性は低いというのは不幸中の幸いと言えるかもしれない。

「それは災難だったな…まあ鳳凰と知ってて探しに来た相手に捕まって居たら今頃は無事ではなかったかもしれないからな逃げられて
良かったと考えるべきなんだろうが…」
憤慨する彼女を既に酷い目に合っているとも知らない男はまぁまぁと宥める。

「どっちにしろそう言う事情ならば、このまま街へ…と行く訳にもいかんな…当てもないようだし、どうしたものか」
彼女を捕らえたという者にいきなりばったり…と言う可能性は低いがゼロではないだろう、それが無いとしてもこの調子の彼女をいきなり放り出すのも危険なのは火を見るよりも明らかだろう。

アカリ > 「そんな偶然でワタクシを起こすなんて失礼しちゃいます!
宝物が欲しいなら宝物だけ持って帰れば良いんですよ、そうは思いませんか!?
それをワタクシの封印に触れたりするなんて、本当に困った人達ですよね!」

改めて思い出して憤りが蘇ってきたのか、その思いのはけ口みたいに男性へと向ける。
その発言内容さえ除けば、少女の容姿から怒っている様子さえ微笑ましく感じてしまうかもしれない。
現に宥められれば直ぐに大人しくなってくる素直さがあるからだ。

「し、仕方在りませんわね。
アナタがそういうのなら、そういう事にしておいてあげましょう」

連れられた、逃げたに関しては、宥められた時点で良しとしたのだろう。
ムスッとした表情のままではあるも、憤りを表立たせる事はしなくなった。

「どうしてですの?
さっさとワタクシの居るべき場所を見付けなければなりませんのに、のんびりとなんてしていられません!
まあ?アナタがどうしても、もうしばらくここに居てくれと頼むのでしたら、考えなくもないですよ?
ワタクシだって厚意を無碍に断るばかりでもありませんし?」

それが本音なのか、遠回しに置いてくれといっているのかは分からない。
だが少女の好きに本当に行動させたのならば、その先どうなるかは見るまでもないに違いない。

ライヨウ > 「宝だけが目的にしてもとりあえず全て暴いていくのが冒険者のサガって奴だからなぁ…そこにアカリが眠ってたってのは流石に判らないだろうしな、困った奴らなのは確かだが…」
彼女にしてみれば堪った物では無いだろうが自分に言われても困ると言わんばかりに彼女を宥めようとゆっくりと語り掛け。

「いや、だからその居るべき場所の当てが無いから困ってたんだろう…?って、俺が!?」
行き成り振られる話に驚いた様に声を上げる男
「いや、ちょっと待ってくれ…え…!? しかし、うぅむ…」
薄々そうなるんじゃないかとは感じていたが、流石にどうした物かと悩み、しばし困ったような唸り声を上げながら彼女をまじまじと
見つめる……今までの遣り取りから彼女をこのまま放りだしたら直ぐにでも新しく騒ぎを起こすのは予想できる…その場合、鳳凰だろうがなかろうが彼女の見た目…正直男好きのするその身体ならどこへ連れていかれても不思議では無い…

「…判った、何か当てが出来るまでの間、俺に面倒をみさせてくれ…」
ここまで来て知らぬフリと言うのも出来ない、諦めと共に
此方から…と言う体で彼女へ宿の提供を提案する。

アカリ > 「そうでしょうそうでしょう、その通り困った人達なのです!」

男性の同意するような言葉聞けば、満面の笑みを浮かべ大きく頷いてみせる。
宥められて気が落ち着いてきたのもあっての事だろうが。

そして、振られた話に戸惑う様子を見せる男性。
その仕草から、表情から、男性の考えている事を予想する事は出来やしない。
それは出来ないが、そうするだろうという自信がどこかにあるようで。
その通りに進む話の流れにポンッと両手を胸元で叩いてみせた。

「はいっ、それでは決定ですね!
とても良い判断ですよ?
一時とはいえ、このワタクシのお世話が出来る栄誉を与えられたのですから」

こうして、自分の考え行動に間違いはないのだとの思い込みはより強まる少女であった。

ライヨウ > 「なら次からはその困った奴らに捕まらない様に考えて行動しないとな」
満面の笑みを浮かべる彼女にもしかしてこれは調子に乗せてしまったのではないかと不安になりつつ、やんわりと忠告して見せて。

「お、おう…まあアカリが良いなら問題無いんだが…そう簡単に信用されると少し心配になるな…」
ある意味生きる力に溢れていると言えないことも無いが、
先程であったばかりの自分をこうも簡単に信用して大丈夫なのだろうかと……何かあるなら部屋に連れ込まれた時点で遅いともいえるが。

アカリ > 「お任せください!
あの時は起きたばかりだったからいけなかったんです。
もう二度とあんな失敗は致しません!」

その自信の主張をするかのように、自慢気に張ってみせている胸元に手を添えて。
そんな行動さえ、男性に不安を感じさせている事なんていざ知らず。

「アナタは何をいっているんです。
それとも、ワタクシに信用されない方が良かったとでもいいますか!?」

ズイッと身を寄せながら男性を見上げる少女。
その曖昧な言葉に左右されない様は、良い意味でも悪い意味でも取れるものだろう。

ライヨウ > 「それなら良いんだが…さっき覚醒しきってないとか言ってたから心配だったんだが」
これだけ自身が有るなら鳳凰としての力が覚醒して来ているのかもしれないなと勘違いして。

「いや、信用してくれるのは有り難いんだが、俺も男だからな…
捕まって居る時に何もされたりしてないのか? もう少し警戒してもよさそうなもんだろ…?」
身を寄せてくる彼女に、少し困ったように苦笑して見せる。
彼女の存在と身の上を考えればその様な事を気にした事もないのかもしれないが、ここまで無防備と言うのも珍しいだろう。

アカリ > 「勿論、覚醒には至ってないですよ?
万全ではないですが、それでも力はちゃんと使えるので大丈夫です」

本来の力が発揮出来ているならば、そもそもこんな状況になってない訳で。
万全では無いにしても、その力は十二分に通用するものではあるのだ。
あくまでも支援の面において、ではあるのだが。

「だから何ですか?
ワタクシをお世話してくれるのに、そんなものは関係ありませんでしょう?
少なくとも、これだけ心配性な方に悪い人は居りませんわ。
大体、ワタクシを捕まえた方達は良い人ではありません、それくらいは分かりますもの」

何を基準にして良し悪しを判断しているか、それを理解するには少しばかり判断材料が少ないかもしれない。
それでも最低限の線引きは出来ているのだと主張する。
それが信用出来るものなのか出来ないものなのかは分からないが。

ライヨウ > 「やっぱりそうなのか…まあ力が使えるってのは少し安心だが」
鳳凰ともなれば流石に覚醒しきっていなくとも力の面では自分が心配する必要が無いのかもしれない、あくまで力は…だが。
そもそもの性格が危なっかしいので、覚醒が近くなるまでは目が離せないかもしれないが。

「関係なくは無いだろ、そんな単純に考えられても俺が困るぞ…
そりゃ悪と言う気は無いが俺だって妖怪…本性はケダモノだぞ?」
実に単純な善悪基準に呆れつつ、流石にその判断で下された信用に答え続けろと言われると困ってしまう。
自分でも言ったとおりに本性が本性だけに、目の前に餌が有り続ける生活にいつ理性が無くなってしまうとも限らない…
なにより自分が好色な方だと言うのは十分に理解している訳なのだから。

アカリ > 大丈夫である事に弾性は納得をしてくれた様子。
満足した少女ではあるも、性格面に対する不安は拭い切れていなかった事には気付いていないのであった。

「アナタが複雑に考え過ぎなのです。
まあ、それでも、どうしてもって仰るならば少しは考えてあげなくもないですよ?
ですから、ご安心ください」

『仕方ないですね』といわんばかりに、大きく深い溜息を。
少なくとも出会ってここへ来るに至るまで見た感じ、男性をそこまで悪く思えるような要素は無かった。
それが演技の上でであるならば、少女が騙されてしまうのは仕方が無い事であるのだろう。
そうでなく真摯に接してきた事が真であるならば、少なからず信用出来るに値しても良いと思っているのだ。
だから半歩程度でも男性の主張を受け入れようという姿勢を見せた。
ここで一歩と考えないのがこの少女といえるものだろうか。

ライヨウ > 「複雑…では無いと思うが、それに考えてどうにかなるもんでもなぁ…」
ここ迄信用してくれると言うのはある意味有り難い、
彼女の様子を見るにこのまま言い合っていても理解して貰えるとは思い難く…

「ええい、とりあえず今は悩んでも仕方あるまい……部屋に関しては宿の主に相談してみるか…」
特殊な宿故に定着率も高く、中々空きの出ない宿だが
彼女の分の部屋が用意できないものか後で相談してみようと提案して。

「それまでの間は狭いだろうがここで我慢してくれ……」
どこまで彼女に信用に答え続けられるだろうか、そんな心配しながらもそう口にするしかなかった。

アカリ > 少女としては自分が居るべき場所が見付かるまでの足掛かりが欲しいところなのだ。
目覚めて少なくとも信用出来る相手を前にすれば、留めておきたいと考えるのは当然の事ともいえよう。
その手段は考えものではあるのだが。

これから先の事を一人呟き考える男性。
その答えに少しだけ考える様子を見せて。

「それでは、決まるまでの間、よろしくお願い致しますね?」

男性の心配を余所に、一先ずの案に笑顔でそう答える少女であった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2【イベント開催中】」からアカリさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2【イベント開催中】」からライヨウさんが去りました。