2020/03/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2【イベント開催中】」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 富裕地区とはいえ、平民地区と同様に商店や酒場もごく普通に存在している。平民地区と異なるのは、メニューに記載された値段と店構えくらい。それが最も大きな差でもあるのだが。

「……漸く一段落、と言ったところか」

そんな富裕地区の一角。こじんまりとしたバーのカウンターでぷかぷかと葉巻を吹かす少年の姿があった。
政務、会議、懇談会等、王族としての務めを終えて帰りがけの一杯。
仄かな酒精に身を任せ、幾分熱を帯びた溜息を吐き出しながら、甘ったるい紫煙を吐き出していた。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 手元のグラスで揺れているのは、此の店自慢のチョコレートリキュール。まるで菓子をそのまま酒にした様な甘さではあるが、己の様な甘党にはこのくらいの酒が飲みやすい。
ちびちびとオンザロックでグラスを傾けながら、揺蕩う紫煙をぼんやりと眺めて――

「……いかんな。酒の周りが早い…様な気がする」

アルコールがじんわりと己の思考と理性を奪っている様な気がする。普段よりも幾分判断能力の落ちた若い肉体を持て余しつつ、灯る熱を振り払う様に小さく吐息を吐き出した。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > やがて、灯った熱を吐き出す為に少年は夜の街へと繰り出す事になるのだろう――
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2【イベント開催中】」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。