2020/03/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 貴族の屋敷」にカーレルさんが現れました。
カーレル > 依頼人は流れの料理人だった
貴族の屋敷で催されるパーティーで料理を作ることになり、その補助をする者が必要だ、という話
どういうわけだか自分の所に料理人が現れて、その依頼を引き受けることにした
自慢じゃないが『何でも屋』を名乗る以上、依頼されれば何だってやる…殺しを除けば
前職は色んな所に潜り込む必要があったから、自ずと色んな事が出来るようになった
傭兵、行商人、奉公、旅芸人、その他諸々…それらの諸々の仕事を覚えるのは得意だった
武芸の師匠の扱きと比べれば何だって楽しくやれた
…それでも、当然、本職には敵わないのだけども

食事の配膳が全て済み、依頼人の料理人からご苦労さん、と礼を告げられれば代価を受け取り、
来ていたコックコートを脱いでランドリーメイドに放って渡す
依頼人の料理人はパーティーの参加者に挨拶に行き、自分はキッチンを後にすると廊下に置かれた椅子に腰を下ろす
酷くこきつかわれたようにも思うが、パーティー参加者の食事を全て作ったと思えばあんなものなのだろう
疲労感を感じながら懐から煙草を取り出せば、とりあえず一服することにする
屋敷に仕える家人たちも、未だ忙しそうにしているから自分が寛いでいたって目溢しするだろう
そんな事を考えながら、ふわ、と紫煙を吐き出し椅子に深く座ると軽く眼を閉じた

カーレル > やがて煙草が短くなると立ち上がる
挨拶を済ませて戻ってきた料理人と二言、三言と軽く言葉を交わせば、
屋敷の正門ではなく勝手口の方から平民地区の方へと消えていくのであった

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 貴族の屋敷」からカーレルさんが去りました。