2020/03/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 貴族邸宅」にフラヴィアーナさんが現れました。
■フラヴィアーナ > 貧富の差が激しいこの国。
今宵フラヴィアーナの属する楽隊は貴族宅に呼ばれ、多くの観客ではなく、たった1人の富める者のために演じた。
それが純粋に芸術を愛でての事なのか、そうでないのかは不明だが、いずれにせよ今夜はメンバー全員が屋敷で宿泊する事になり、プリマドンナの彼女には1人部屋が用意された。
アンティークの家具が揃えられた室内はシンプルながら財力を示している。
「良い部屋だわ。……あぁ、ここからだと城も見えるのね。」
窓辺に近づき、カーテンを開けると明かりに浮かぶような王城が遠くにあった。
記憶はまだ曖昧なのだが、自分はあそこで生まれ育った。
一般市民であれば感じるのだろう貴族邸への驚嘆がないのも、それが原因なのかもしれない。
とても複雑な気分だ。
少女は眉根を寄せながら、過去自分が生活していた建物を見つめ。
■フラヴィアーナ > 暫く見つめていて、眠気が誘われた頃にベッドに入る。
別の部屋では貴族の相手をする娘がいたかもしれないが、この部屋では穏やかな時間が流れていった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 貴族邸宅」からフラヴィアーナさんが去りました。