2020/03/10 のログ
ルナティア > 今日は人に連れられて、大きな邸宅の並ぶ地区へとやってきた少女。
ここに立ってしばらく待ちなさい、と言われてはや半刻。

「………お掃除のお仕事、って、聞いて、たんだけどな。」

はー、っと手に吐息を吹きかけて、連れてきた人物が戻ってくるのを待つ。
小柄な姿とは不釣り合いな、アンバランスな身体つきの少女。

少女と言いつつ、その醸し出す雰囲気は明らかに女。

ルナティア > 彼女は夢を見る。

それは一つ一つが現実で。起こった出来事はそれ一つ一つが彼女の精神を、身体を壊すに足りるそれ。
それは夢となって次の日には消えて、彼女のぼんやりとした夢の記憶となって溜まっていく。

くりかえし、くりかえし。

その結果、濃く匂うほどに女を感じさせる身体へと急激に育って。
それもまた彼女のコンプレックス。


今日の仕事の話も嘘だ。

都合のいい貧民をひっかけて、金を持っている人間に"偶然"を装って売り渡す。
そんな手合の罠。

1人、誰も来ない路地裏で待ちぼうけをする少女。
次第に辺りは暗くなる。

ルナティア > 「んむぅっ!?」

背後から、がっちりと口を塞がれて。 待て、と言われた建物の中へと連れ込まれ、扉が閉じる。

重い音が響き渡って、もう静寂。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2【イベント開催中】」からルナティアさんが去りました。