2020/01/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2【イベント開催中】」にレヴィアさんが現れました。
■レヴィア > 執筆中の小説が完全に壁にぶつかった。
何をやっても何を食べても、時には吸血行為さえしてもアイデアがわかない筆が動かない……ピクリとも。
今夜は夜分と呼ぶには遅すぎる時間。
もうお月様すら欠伸をしそうな夜更けに1人富裕地区を歩く。
もう普通に入れるようなお店なんてドコも開いていない。
ウィンドウショッピングなんて無理の無理。
開いてそうな貴族御用達のお店は……経費で落ちない。
――故に歩くのだ、誰かに会えることを期待して、刺激がある事を期待して富裕地区の『屋根の上』を。
一歩歩くごとに足跡からは深紅の蝶が飛び、それに気がつけば慌てて靴の裏を胸元からするりと取り出したシルクのハンカチでパッパッと叩いて消してなかったことに。
と治安が良いとは言え夜更け。
それに悪さをする人間以外にも良い人間にも目をつけられそうだと、くふーっと悪戯っぽい笑みを口元に浮べて、それもまた楽しいだろうなーと小さな声で呟きながら、カツンカツンと足音奏で歩き続ける。
――…しかし、だ官能小説なんて書くものではない。
いや経験がないわけではないが、其処まで貪欲でもなかったし、するより吸う方が好んでいたので、それを文字に起こすのは一苦労。
かといって、じゃあ使い魔に取材しておいで?なんてできる性分でも使い魔も賢くも無いし……。
まあ、夜更けの散歩、眩い月光、歩いていれば何とかなるさ、と無理やりテンションを上げながら1人夜の散歩は続く。
■レヴィア > どうも今夜は刺激に出会えそうも無い。
しかしながら、この宵を独り占めするような時間は悪くない、寧ろ好き………。
また隙間を縫うような時間が出来れば散歩に外に出よう。
また一度クフッと悪戯めいた笑みを零すと屋根の上から路地にすっと飛び降りる。
――しかし、其処に彼が彼女がいるかと思えないそこには居ない、居たのは1匹の深紅の蝶で……。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2【イベント開催中】」からレヴィアさんが去りました。