2019/10/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2【イベント開催中】」にアゲハさんが現れました。
アゲハ >  
「お花はいかがでしょうか―」

許可証込みの看板を立て掛けて。鳥かごをひとつ、横に置き――

「おはなー、おはなはいかがですかー」

ひとつ、2ゴルド。安く、できのよく香りの良い花は――
富裕層でも人を引きつける、はず――

「いかがでしょうかー」

日傘をくるくる回しながら――客を待つ

アゲハ >  
「あ、いらっしゃいませ」

ひとり、女性が立ち寄る――
バラと百合を10輪ずつ。束にして、持っていく。

うっとりと、少し酩酊した表情に。内心苦笑し、気づかないふりをしながら、見送り。

――少しずつ、情報を手に入れていく。

花屋をするため、もそうだが。一応、主にはそういった名目で、こうして働かせてもらっているのだし。

「お花はいかがですか―」

まだ、鳥かごは一杯の花が入っている。
まだまだ店じまいまでは時間がかかりそうだった

アゲハ >  
「いらっしゃいませ」

次に来たのは、きざな男性。

最初、怪訝そうに。睨みつけようとする視線から。
香りがすれば、朗らかな顔になり。
バラと百合を一輪ずつかっていった

「ありがとうございましたー」

少し雑談をして分かれる。いい売れ行きである

アゲハ >  
「――うーん」

しかし、そこで売れ行きが止まる。
止まってしまって――

ふと、花の種類を増やしたほうがいいのかななんて考えながら。しゃがめば――

ふと、影が刺さり

「あ、いらっしゃいませ~」

3人目の、お客様

アゲハ >  
「ありがとうございましたー」

普通の少年だった。貴族なのか、ちょっと偉そうではあったけど。
誰かにプレゼントだろうかなんて思いながら、鳥かごを視て。
あと半分くらい

結局、その半分は売れ残り――撤退することにするのだった