2019/10/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2【イベント開催中】」にアゲハさんが現れました。
■アゲハ >
「お花はいかがでしょうか―」
許可証込みの看板を立て掛けて。鳥かごをひとつ、横に置き――
「おはなー、おはなはいかがですかー」
ひとつ、2ゴルド。安く、できのよく香りの良い花は――
富裕層でも人を引きつける、はず――
「いかがでしょうかー」
日傘をくるくる回しながら――客を待つ
■アゲハ >
「あ、いらっしゃいませ」
ひとり、女性が立ち寄る――
バラと百合を10輪ずつ。束にして、持っていく。
うっとりと、少し酩酊した表情に。内心苦笑し、気づかないふりをしながら、見送り。
――少しずつ、情報を手に入れていく。
花屋をするため、もそうだが。一応、主にはそういった名目で、こうして働かせてもらっているのだし。
「お花はいかがですか―」
まだ、鳥かごは一杯の花が入っている。
まだまだ店じまいまでは時間がかかりそうだった
■アゲハ >
「いらっしゃいませ」
次に来たのは、きざな男性。
最初、怪訝そうに。睨みつけようとする視線から。
香りがすれば、朗らかな顔になり。
バラと百合を一輪ずつかっていった
「ありがとうございましたー」
少し雑談をして分かれる。いい売れ行きである
■アゲハ >
「――うーん」
しかし、そこで売れ行きが止まる。
止まってしまって――
ふと、花の種類を増やしたほうがいいのかななんて考えながら。しゃがめば――
ふと、影が刺さり
「あ、いらっしゃいませ~」
3人目の、お客様
■アゲハ >
「ありがとうございましたー」
普通の少年だった。貴族なのか、ちょっと偉そうではあったけど。
誰かにプレゼントだろうかなんて思いながら、鳥かごを視て。
あと半分くらい
結局、その半分は売れ残り――撤退することにするのだった