2019/09/01 のログ
クロニア > 富裕地区のBARとなると酒豪である父親と親交のないお店を探すのは難しい、
のか店に入ろうとすると軒並みお断りされる。
金を握らせてもダメ、後で贈り物をさせると言ってもダメ
何か良い方法はないものか、それとも平民地区の下賎な店にでも行くしかないのか。

「……堕ちたくないなぁ………。」

安酒ならともかく酒と呼ぶにもおこがましいようなものを出す地区なんぞに足を運ぶことすら煩わしい。

なら逆に何処かで酒と肴を調達して見晴らしのいい場所に移動してチビチビやるのはどうだろうか?

例えば王城、バルコニーは悪くは無い。
後浮かぶとしたら小高い丘にある広場だろう、流石にこの時間なら一目も無いだろう、
1人で酒を飲んでいても誰も文句はいうまい。

決まれば、あとは酒を買いに行く店を探すわけだが、生憎財布は軽く金貨数枚程度しかない。

是でそこそこのワインは……は難しいだろう。
肴も串に刺して焼いた不衛生な肉しか買えないかもしれない。

――それはそれで一興であろうか。

クロニア > 予定をたてれば行動あるのみである。

確かこの辺に馴染みの店があったはず。
まだ父親の手が入っていなければ歓迎してくれる。

小銭でも庶民にはいい小遣いだろう。
ワインだって誰かに飲まれなければ酢になってしまうしな。

1人鼻歌を歌いながら路地のほうへと消えていくのであった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からクロニアさんが去りました。