2019/08/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にクロニアさんが現れました。
■クロニア > 家庭教師なる人間との顔合わせだった。
マナーと帝王学を1から学ばせなおすと父親に言われて、
紹介されたのが身の丈180cmを超えるであろう初老の怪紳士。
元は貴族で冒険者だったそうで、引退して仕事を探しる際に貴族の伝手で、
うちの父親に紹介され意気投合で……と言う事らしい。
――即お断りである。
何故貴重な時間を巨人の末裔みたいな老人と過ごさなければならないのか、
確かに教育係りとして派遣されたメイドを壊したことは少しは悪かったのかもしれないが、
あれは無かろう、絶対になしだろう、1秒と足りとも一緒に居たくは無い。
と庭師に金を握らせて屋敷の脱出の手引きをさせ、屋敷を抜け出して今現在にいたる。
今は持ち出した小銭で酒が飲める場所がないか、この際安酒でも構わないから、隠れ家的な場所は無いか富裕地区の大通りを歩いている。
「……最悪だ。もう少し、学ばせる気持ちになるような教師は見つけられなかったのだろうか、もうちょっと何かあっただろう……。」
まさかまた壊されてはかなわんと父親が頑強屈強な教師を選んできたとは思いもよらず、
今の時間で席が空いていそうなバーを捜し歩いている。
眉間に皺と言うレベルではない、ハッキリと不機嫌そうな表情を浮かべ両手をポケットに入れて、
貴族としてあるまじき態度で散策を続けている。