2019/05/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区、どこかの宴会場【イベント開催中】」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは富裕地区…の、どこか。
まぁ、場所なんてはっきりとは分からない。
なぜならば、適当に歩いたら見付けた、適当な宴会に勝手に混ざったからだ。
うん、こうして自然に入れる宴ってのは、大事である。
もっとも、今日の場合は、普段よりも更に目立たない。
シェンヤンから来た者も混ざっているから、普段の着物姿がそこまでは…多分?
違う服装が増えれば、それに紛れるはずだ、きっと。

「………ふむ、やはり、こうした場の料理と言うのは良い。
行儀良く、なんぞ言ってくる者もおらんしのぅ」

ひょいぱく、ひょいぱく、遠慮無しに、皿の上の料理を口の中に放る。
もっと礼儀を?そんなもの、気にしていたら、食事を美味しく頂けない。

タマモ > エールの注がれたジョッキを手に、ぐいっ、と一口。

「ぷはーっ、食べ放題飲み放題と言うのは、最高じゃのぅ。
これで、楽しめそうな者が居れば、もっと良いのじゃが…
まぁ、良かろう」

次の料理を口に詰め込み、もぐもぐ食べる。
あれやこれや、色々と箸を付け…もとい、箸はない。
とりあえず、目に付いた美味しそうなのは、食べてみる。

適当に食べたら、苦手なものまで食べてしまわないか?
大丈夫、辛いもの、すっぱいものは、大体匂いで分かるのだ。
………そう、匂いとか、そんなのを抑えたものさえなければ。
調理法によっては、その辺り、誤魔化す事が出来たりもするらしい。
もっとも、そんなものが、こんなところに出てるとは思わないが。

そんな感じに、食を進めつつ、適当に辺りも見回す少女であった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区、どこかの宴会場【イベント開催中】」にジーヴァさんが現れました。
タマモ > 食べる、飲む、そして食べる。
続けている少女なのだが、そんな少女も欠点はある。

「………む、むむむ…美味いものは、ここまで、か…」

そう経ってはいないのに、その手の動きは鈍っていた。
まだまだ並ぶ料理だが、少女の胃袋が追い付かない。
ついには手は止まり、仕方無い、と適当な椅子に腰掛け食休みとなった。

「もったいないのぅ…まだ、あんなにあると言うのに…」

はふー、と満腹のお腹を撫でながら、ぐてり、と背凭れに凭れ掛る。
向ける視線は、とてもとても名残惜しそうなものであって。

「………それはさておき、そうなれば、他しかないじゃろう。
さてはて、他には…」

ぐるりと、再び周囲を見渡す少女。
まだまだ宴は終わらない、後に来るだろう者も居るはずだ。

ジーヴァ > 享楽という言葉を体現したような宴の中、
片隅にフードを被り、シェンヤン料理をかき込むように食べている少年がいた。

「……貴族の宴会なんて、ろくでもないと思ってたが。
 このコメの炒めたやつは唯一評価できるな!」

彼が所属するギルドのスポンサー主催ということで、
これも経験だと他の何人かと一緒に出席させられたジーヴァ。
最低限の礼儀はわきまえていたはずが、いつの間にかフードを被り料理をひたすら食べ続けていた。

「さて、そろそろこの料理も飽きちまったな…
 他の料理は……んっ!?」

宴の中に再び戻ったところで、彼は少女と視線が合う。
狐耳と尻尾こそないものの、あの流れるような髪と全てが見透かされるような瞳。
夢のようなひと時を味わった記憶が蘇り、彼はしばし身体が硬直していた。

タマモ > 少女は、玩t…もとい、誰か相手はいないかと見回していた。
のだが、その途中、何かに気付いたのか、ぽんっ、と手を打った。

「そうじゃ、お持ち帰りをすれば良いのじゃ。
ふふんっ、さすがは妾、なかなかの思い付き………うん?」

やってやれない事もないが、やれば目立つ事間違い無し。
そんな事を、良い思い付きとかのたまう少女だが、ふと視線が何かを捉えた。
何か、と言うか、人影一つ。

どこか、感じた事のあるような、そんな雰囲気。
フードを被っているから、はっきり誰だ、とは言えないが。
まぁ、顔を見ても、久々に見る顔で名前が実は出ないのは秘密だ。

「はて…どこかで、何か覚えがあるようじゃが…?」

よいせ、と席を立ち上がる。
顎に指を当て、思い出すような仕草をするのだが…
すっと前に、硬直している少年へと近付いて行く。
宴の場だ、その間にも行き交う者達が居るのだが、不思議と少女を避けるような動きをする。

少年から見れば、まるで自分までの道があり、そこを少女が通ってくるように見えるかもしれない。
それくらいに、誰とも交わる事なく、少年の元まで来るだろう。

ジーヴァ > 酔いが回った者や料理を楽しむ者で通路が塞がれているはずが、
するりと少女はすり抜けるように少年へと向かってくる。

その姿にやはり以前に出会った彼女だと確信し、彼はフードを下ろして顔を露にした。

「タマモ……さんで合っているでしょうか。
 俺です、以前国境近くの森で助けてもらった……ジーヴァです」

魔族の国から帰る途中に、狼の群れから助けてもらい、
そのお礼として上下関係をついでに仕込まれてしまったあの時。

その記憶は狐印の首輪として残り、今もお守り代わりに服の裏に縫い付けている。
もっとも、その首輪を見るたびに味わってしまった快楽が蘇り、
性欲旺盛な年頃である彼はムラムラが抑えきれなくなってしまうのだが。

タマモ > 相手は動かない、反応の感じから、やはり己を知っている。
うん、しかも、これは多分楽しんだ相手の感じ。
すぐ前にまで着けば、フードを下ろし、顔を見せる。
………あぁ、確かに見覚えはある、あるのだが…

名前、何だっけ?
そんな考えが浮かぶ前に、少年からの言葉。
つい、ぽんっ、と手を打ってしまう。

「うむ、今は耳も尻尾も隠しておるからのぅ、仕方無い。
ちと理由があってな、ここらでは、この姿じゃ。
ともあれ…久し振りか、のぅ、ジーヴァ?」

こう、ちゃんと名前を覚えてるぞ、みたいな感じに、無駄に胸を張る少女。
それはさておきと、するりと横に、その腕に絡む。
気安い?気にするな。

「して、なぜに、このような場所に居るんじゃ?
お主も、これが目当てじゃろうかのぅ?」

身を寄せたまま、ちらり、と並んだ料理に視線を向けて。

ジーヴァ > 「はい、以前は寒い頃でしたが…今はもう温かいですね。
 ここには俺は付き合いというか、仕方なく来た形で…
 シ、シェンヤン料理は腹いっぱい食えましたが!」

自分の腕に蛇のように絡みつく少女に、内心ドキドキしながら答えていく。
よっぽど急いで食べたのか、口元に甘酢を元にしたタレが少しだけ残っている。

「料理は美味しいものでしたが…実はここの雰囲気、あまり好きではなくて。
 そろそろこの宴会も終わるでしょうし、別の場所で話せれば…」

身を寄せてくる彼女から漂う匂いは、否応なくあの夜の記憶を思い出させる。
そうなれば体温は上がり、しかし火照る身体から彼女の肢体は離れないまま。

幼子のように滑らかな肌、ふわふわの綺麗な尻尾、ぴょこんと生えた狐耳。
かつての彼女の姿を思い出して、思わずジーヴァは少女の背中に手を回して抱き寄せるようにしてしまう。
それは力の籠らない慎重な手つきで、相手が嫌がればすぐに離してしまうほどにか弱いものだ。

タマモ > 「あー………あぁ、うむ、そうじゃったな?
ふむふむ、ここには付き合いで来たか…そうかそうか。
もちろん、妾もたっぷりと頂いた、なかなかに美味い料理じゃ。
………ところで、持ち帰りは出来るんじゃろうか?」

絶対にこれ、忘れてただろう?そう言われそうな、間を置いた反応。
それを誤魔化すように、続く言葉に答えてゆく。
そして、今聞くべきではないだろう事を、聞いてしまう。

そのついでに、軽く顔を寄せ、ぺろりと口元の汚れを舐め取る。
言うまでもない、わざとだ。

「ほほぅ…そうなのか?妾は美味いものさえ食べられれば、それで良いのじゃが。
おや…それはもしや、お誘いかのぅ?」

くすくすと笑いながら、ぐい、と更に体を押し付ける。
互いに近い身丈、なんとも抱き付き易いものだ。
そんな問いを向けつつも、背中に伸びる手には気付きつつも、あえて避けない。
むしろ、こちらからも押し付けているのだ、しっかりと少女の体の感触を味わえるだろう。
まぁ、お返しにと、こちらは伸びる手が少年のお尻に触れるのだが。
触れると言うか、撫でると言うか、そう目立たないように。

ジーヴァ > 急に顔を近づけてくる少女に何かと思えば、ルビーのように紅く光る舌で
こちらの口元を綺麗に舐めとってくる。

そうして『持ち帰り』と『お誘い』という言葉に
これからのことを少年は想像してしまい、くすくすと妖しく笑う彼女に
惹かれるように少女の背中を撫でる手をさらに腰に回す。

少女の肢体は柔らかく、骨ばった感触は一切ない。
どこまでも沈み込んでいきそうな柔らかさに浸りそうになったところで、
こちらの尻に触れる小さな感触が思わず熱い吐息を出させていく。

「ひっ…ふぁぁ……タマモ、さん。
 そっちはちょっと…できれば…別の場所で…」

周囲を見れば宴は収まりつつあるが、
代わりに男女の喘ぎ声と甘い匂いの香が辺りを満たす。
雰囲気が変わりはじめたことに気づき、少年が早く別の場所に動こうと踏み出したところで、
絡みつく彼女の肢体に身体を擦りつけることになってしまい――

「んっ……はっ、あぁぁ……
 ごめんな、さいぃ…」

ズボンの上からでも分かるほどに硬く盛り上がった股間が、
彼女の腰に押しつけられる。移動するために動くのか、快楽を味わうために動くのか分からなくなっていき……
次第に、目を潤ませて彼女に慈悲を求めるだろう。

タマモ > こちらの行動に対する少年の反応は、己を楽しませてくれる。
いや、行動だけじゃない、その言葉の一つ一つにもだ。
少年の手が、背中から腰に下りる。
寄せる身から、触れる手から、己の体の感触をより感じているか。
お返しにと、触れた手の反応に、すぅ、と瞳を細める。

「ふふ…ジーヴァ?あの時の言葉、忘れたか?
そして、妾が何をどう行う相手か、忘れたか?
別の場所、か………それで本当に良いのじゃろうな?」

あの時、以前、魔族の国で会った時の話だ。
そこで何が行われ、何を言われたのか、知っているのは二人だけ。
少年の言葉に、あえて己からは答えを出さない。
逆に問いながら、更に空いた手を伸ばし、尻肉を鷲掴みにしてみせる。

周囲の変化には、すでに気付いていた。
しかし、少年は知っているはずだ。
少女が、そんな事で、今やろうとする行為の是非を考えるような存在かどうか。

ジーヴァ > 少女の問いは、あの夜を知っているジーヴァには問いではなく誘いに聞こえた。
それと同時に少年の小ぶりな尻が、少女の華奢な手にギュウッと掴まれる。
ビクンと少年の身体が跳ねて、頭の中で何かが弾ける音がした。

「ひいっ…はぁっ……タマモ…様。
 どうか……お願いします…」

少女の身体に密着するように抱きついたかと思えば、
自分の尻を掴む彼女の手に自らの手を重ねていく。
そのままするりと向きを変えて、彼女に尻を差し出すように身体を動かしていく。
目覚めさせられた被虐嗜好が、どんな場でも少女からの躾ならば
身体が反応し、悦ぶのだ。

「ここ、で……タマモ様の躾を…いただきたい…です……」

少女と手を重ねたまま、近くのテーブルに上半身を預けていく。
嬌声と陶酔するような匂いが場を満たす中、やがて少女と少年もそこに交じり、
しかし通常ではないまぐわいを少女が満足するまで少年は忠実に応え続けたことだろう。
次に出会う頃には、逆らうことなど考えられないほどに。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区、どこかの宴会場【イベント開催中】」からジーヴァさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区、どこかの宴会場【イベント開催中】」からタマモさんが去りました。