2019/03/09 のログ
ご案内:「教会 富裕地区」にマリアン・ブラックバーンさんが現れました。
マリアン・ブラックバーン > 教会の勝手口より人目を避ける様に姿を現したフードを被った吸血鬼。

中ではむせ返るような男女の匂いと、媚薬作用のある香の匂いがふんだんに漂っている。
男女の悶える声が響き渡る中、真っ直ぐに教卓の前へと足を進ませる。

教卓の前には信者である女たちが数人、扇情的な衣装に身を包む待ち焦がれた様子で見上げていた。


吸血鬼は信者たちの前でフードを脱ぐと、赤い瞳と青白い顔を曝す。
信者たちは正気を失ったかのように女に抱きついては唇を交わし、傷一つない素肌を曝け出す。

吸血鬼は首筋へと牙を突き立て、血を吸う。
血を吸われた女たちは一瞬顔から生気が抜けるが、しずしずと頭を下げたかと思えば信者同士で身体を絡ませ合い、快楽を求めてあう。

一仕事を終えた吸血鬼は信者たちが快楽の高みへ上る様子を眺めつつ、退屈そうに長椅子へと腰掛けた。

ご案内:「教会 富裕地区」にサヤさんが現れました。
サヤ > 娼婦としては数少ない友人に面白い集まりがあると誘われるがままに訪れた教会。
そこで開かれていたミサの光景に圧倒され、教会内に広がる香りに呼吸が乱れながらも友人に誘導されるがまま教卓のそばで待っていいて。
そこに現れた人物を目で追いなが何が始まるのだろうかと興味深そうに友人の動きをみて。

「っ……え?」

フードを外して露わになった女性と口づけをしたかと思えば躊躇なく首筋に牙を立てられ。
血を吸われる姿を見れば言葉を失い。

暫くしてほかの女性たちも同じように血を吸われていけば立ち去る様に自分の横を友人が通りすぎる際。
貴方も行きなさい、と言われれるものの戸惑いが目に浮かび。
とわいえ今更怖気づいても友人はすでに後ろで行為に至っているのは声でわかり。
暫く悩んだ後にゆっくりと長椅子に座る相手の元へと近づき。

「は、はじめまして。サヤと申します」

なれた友人とは違い、どうしたらよいのかわからず。
とりあえず相手の前で跪いて首を垂れながら名前を名乗り。

マリアン・ブラックバーン > 赤い瞳が左右に動く。今しがた血を吸った相手の連れと言う感じだろうか。
女性の名はサヤと言うらしい。人の顔を覚えることに自信のない吸血鬼でも流石に黒髪の女性は印象に残る。
つまり、会ったことがないと言う事で。

他の信者と同じように跪いているが、名乗りや仕草がぎこちない。

「そこの友人に誘われてきたと言った所か。
ここは熱心な信者たちが神の教えに近づくための修行に励むところでね。
私はその入口へと案内するために呼ばれているのだが。

君もそういったものへ興味があるのかね?
私に血を吸われた所で何か後遺症が残ることはないが、人によっては嫌悪感を持つものだろう。
少し考え、それでもこの場に参加したいならば首を差し出すと良い。」

吸血鬼は若い女性に諭す様に今の状況を説明し、選択を促す。
決して意に反して牙を剥けるようなことはする気が無い。
全ては彼女に決めてもらうつもりで。

ちなみに今この場で行われている行為そのものが修行である。
快楽に身を委ねることで魂が高位の場所へ近づけるとの教えだとか。

サヤ > 「なるほど……ではあなたは教祖様といったところなのでしょうか?」

友人からここに来るまでの間に簡単な説明は聞いていた。
幾分かは友人の考えも入ってるだろうが聞くところによれば娼婦や自分のように身を墜とした人間にとっては最高の教えと教義であるとか。
とはいえ昔から信心深い方ではない、むしろそういった宗教めいたことには懐疑的な生き方である。
少し悩むように床の石畳に視線を落とした後、ゆっくりと顔を上げて相手の赤い瞳を見つめ。

「一つ、お聞きしたいことがございます。

 私の魂はすでに快楽に堕落しています。
 この胎は呪いにより既に幾人もの男の種を孕み、この心は男に使われ犯され壊されることを望むようにまでなってしまいました。

 そのような穢れた女でも、受け入れてくださりますでしょうか?」

マリアン・ブラックバーン > 「教祖は数年前から空席でな。 適任者がいないとのことなので私が暫定的に指導役をさせてもらっている。」

この場に連れて来られるからにはある程度裏の社会に出入りする人間か。
見た目の良さから娼婦か暗殺者か何かであろうと推察する。

彼女はこの場に留まるべきか、離れるべきか決めかねているようだ。
こういう時は相手が口を開くまで待つのが吸血鬼のやり方であった。

「案ずることはない。
神は求める者全てを受け入れる。
そして、われらが教義において快楽は受け入れるべきものだ。
その結果子まで産んだと言うのならむしろ誇るべきであろう。」

突然立ち上がり、目の前で跪く吸血鬼。

「宜しければ、貴女のことも我が教団で受け入れさせて頂けないか。」

黒みがかった茶色の瞳と赤い瞳が交差する。