2019/02/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にシュバルトさんが現れました。
シュバルト > 「…………ハァ??」

貴族と言うのは無理難題を吐き続ける生物、であるか。

今宵絵画から毎晩飛び出して暴れ狂うドラゴンを見事捕らえて見せよ!みたいな無理難題を押し付けられて、歩きながら何度も「はぁ?」と繰り返し、薄手の白衣に軽装で歩くその頭の上に幾つも?マークが浮かびそうな複雑な表情をうかべている。

豊胸マッサージ、是は趣味……もとい意外と需要があると聞いて(実際に需要はあるんだが)技術として可能なマッサージとして提示しているのだが、求められたのは貧……品乳マッサージと概念を覆されるような事を言われてしまった。

何故なのかと依頼主である貴族に聞いてみたところ、どうも騎士や冒険者の中にたわわに実る甘露なる柔肉が非常に邪魔だという意見を良く聞くと、実際に貴族の配下にも数人同様の事を言い出す者がいてどうにかならないか、と。

思い切って鍛えることで筋肉に変えたらどうですか?
と口から零れるところだったが、どうも女性は女性でバランスのよさ等も残しておきたいと、好みはあれど筋肉質は……と、其処で白羽の矢が眉間に刺さったわけだが、どうせよと。

心当たりは無いわけじゃない、が、うーん……増やすのも難しいのに減らすのも……それも魔法などの一時的なモノではなく、なるべく自然の範囲内で、と言う訳で、先程から頭上に?が浮遊しているわけだ。

正直言えば考えた事はなかった訳ではない、試薬がないわけでもない、だが……誰が実験体になってくれるのだろうか?

増やすことへの実験体は容易く捕まるが、逆は逆はいかんせんどうにもならない、娼婦だって商売道具を減らそうとも思わないだろうし

そんな複雑怪奇無理難題を叶えるべく、経費の力を借りるべく富裕地区でも有数な魔道具屋なども覗きつつの帰路、何か良い手立てが浮かばないものか。

シュバルト > 悩むより仕入れろ、仕入れるなら金を出せ

意を決して、どこぞの滝から飛び降りる気持ちで普段利用しないようなお店に飛び込んだ。

其処に並ぶまだ触れた事がない薬草や薬を思い切って買い込むと、何とも言えぬ表情で帰路につくのであった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からシュバルトさんが去りました。