2019/02/08 のログ
ご案内:「富裕地区郊外 とある屋敷」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 薄暗い大広間。室内に充満する淫靡な香り。
囁き合う様に談笑する貴族達の間をすり抜ける様に、様々な衣装を纏った女性達が給仕を務める。
その女性達を引き寄せて貴族が別室に消える度、違う女性が大広間に現れる。

「……良くもまあ、此処迄集めたものですな。羽振りが良いというのは羨ましい限り」

そんな様を眺めながら、初老の貴族と社交的な笑みを交わす少年の姿。
今宵此処に集まったのは、王国の中でも財界に近い派閥の貴族達。貴族達をもてなす為に、最近随分と景気の良いという大商人が一席設けたという次第。

「…ああ、御眼鏡の者がお決まりですか。それでは良い夜を。……ええ、私も適当に見繕いますのでお気にならさず」

談笑していた貴族も、ミレー族の女を捕まえて鼻の下を長くしながら別室へと消えていった。
それを笑顔で見送った後、近くの椅子に腰かけてしげしげと辺りを見渡す。