2019/01/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」に月永遠花夕さんが現れました。
月永遠花夕 > ボクは久しぶりに富裕層の家がある地区まで来てみたのだけれど、結果はごらんの有様だった。まったく客がこない。
うん、当然だよね。知ってる。知ってた。だってさ。富裕層様にいたっては、この季節、こんな時間に外出なんてするわけないものね。まあ、仕方がない。
富裕層の方々は今頃暖炉のもとで悠々と暖炉で暖をとっているだろう。ただ使用人ですら姿をまったくみせないなんてどういう事なんだと怒りたくもなるところなんだけれども、

うん・・・

まあ、怒ったって仕方ないよね。とりあえず、ボクは噴水公園の元で香木を並べた荷車で毛布を身にまといながらそんな事を考えてたんだ。

月永遠花夕 > しかし、あれだね。この時期にはボクの能力がこんなにありがたいものだと再実感するよね。

ボクは急須をもって、手先に妖力を込める。ゆっくりと湯気が立ち始めて小さく泡立つような音がしたところで妖力をこめるのをやめた。

こうやればいつだって温かいお茶にありつける。なんてありがたい能力なのだろう。ボクは、茶を一口すすると小さく息をついたのだった。