2018/12/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 整体院カイロ」にハレスさんが現れました。
ハレス > 年越しを控え、雪でも降りそうなくらいに寒くなった王都。
その富裕地区にてこんな時期にも関わらず、上半身半袖にて過ごしている大男が一人…

「さぁて…年明けるまでにゃ終わらせんとなァ…」

自らが所有する小さな整体院、その建物の傍らで大きなズタ袋を両脇に抱えた男は、独り言を。
袋の中に入っているのは近場の川辺で拾ってきた大量の小石。
それを水で綺麗に洗浄したのちに乾かし、建物の周囲に撒こうと考えていた。
ドスンっと袋の一つを地面に降ろせば、抱えていた袋を開いてじゃらじゃらと小石を巻き始める。
業務の合間合間にこうして建物や庭の手入れをし続けていたのだが、ここ最近の忙しさでつい疎かとなり、年明けまでに終わらせたいと夜中にも関わらず近所迷惑にならない程度に作業を進めていた。
もちろん来客などあれば、そちらが優先になるのだが。

ハレス > 袋を一つカラにすれば、また一つを軽々と持ち上げて庭にばら撒いていく。
富裕地区とはいえ小さな建物にこじんまりとした敷地だが、いざ手入れをしてみると意外と広く感じるもの。
容易していた石の詰まった袋、計6袋分を巻き終えれば、見栄え的にも十分な感じになったと自己満足。

「こんなもんだな。
あぁ~いい汗かいたぜ、風呂入って一杯やるかァ」

作業を終えるころには逞しい身体から汗を流し、無駄にさわやかな笑顔を見せ、看板をクローズしてから店の中へ入っていった。

ご案内:「王都マグメール 整体院カイロ」からハレスさんが去りました。