2018/12/12 のログ
ご案内:「富裕地区 洋服販売店」にセルナエルさんが現れました。
■セルナエル > ここで売っているとお聞きしたのですが、おぱんつという物が欲しいのですっ! セルナにぴったりの……―――あ、もしかしたら実際におまんこ見せした方がよろしいのでしょうか……え、っと……どうぞっ。
(きょろきょろと物珍しげに周囲を見回す少女は、ひとつ結びの白金髪は艷やかで、ミルク色の肌には背筋に刻まれた1対の傷跡以外にはシミ一つ見られない。純白のドレスもデザインこそ古めかしくも高価な素材を惜しげもなく使った逸品で、これは上客が来たかとにこやかに近付いた店員に対しての第一声がコレである。その上、白磁の頬をポッと染めた美少女は、気恥ずかしげに持ち上げるキトンの長裾から柔らかそうな太腿を覗かせ始めた物だから、百戦錬磨の店員も流石に慌ててそれを止めた。どうにか取り戻した営業スマイルで、下着コーナーへと少女を案内するプロ根性。)
まぁ、色とりどりですねっ、選び放題ですねっ!
(収入の多い平民だけでなく時には下級貴族も利用する高級店。ずらりと並ぶ下着は近頃流行りの《しょーつ》とか言う先鋭的な商品ばかり。デザインもリボンやフリルを多様した愛らしい物から、精緻なレースのオーガンジー、横紐Tバックなんて物まで一通り揃っている。)
■セルナエル > はわぁぁ、可愛いですぅ❤ 買いですねっ! こっちは、なんだか上品で素敵ですから買いですっ! こっちのは……こ、これは着たらどんな感じなのかわかんないすし、気になるから買っちゃいますねっ!
(『使用済みパンツは高く売れる』などという、常識的モラルからは外れた情報を元にして来店した野良天使は、目についたものを片っ端から籠に入れていく。デフォルメされた猫のイラストが描かれた可愛らしい物、総レースのタンガ、ヒョウ柄のTバックと、選ぶデザインに統一感がまるでない。)
――――これもおぱんつ、なの…でしょうか……?
(そしてここは性モラルの悪化も激しい王都マグメールの大店である。棚の奥へと向かうに従い、明らかに妙な物が散見し始める。セルナの眼前に陳列されるのは、紐に布切れがくっついているだけと言うべきマイクロビキニ、クロッチまでスケスケのオーガンジー、レースとフリルは上品なれど肝心の部分がぱっくり左右に割れている物まである。もう完全にソレ目的の代物ばかり。下着という概念すらよく分かっていない野良天使でも、その一画に充満する淫靡な気配はなんとなく分かるのだろう。訳も分からず胸がドキドキして、頬に熱が集まってくる。生唾を呑み込む白喉が、妙に艶かしく蠢いた。)
■セルナエル > ………………………っ。
(目元をピンクに染めた翠瞳が、万引きでもしでかすかの様に左右をちらちら確認し――――ササッ卑猥な下着の数々を買い物かごに突っ込んだ。キトンの脇から覗く白乳の内が、何故だか妙にバックンバックン騒がしい。肉の悦びを初めて知った時の様な、なんだかイケナイ事をしているような心地。)
――――う、うんっ、これだけ買えば多分大丈夫ですよねっ。店員さん、店員さん、セルナ、選びました。おぱんつ売ってくださいませっ!
(原因不明の背徳と羞恥に急かされるかの様にそそくさと下着コーナーから離れた天使娘は、取り取りのショーツが入れられた買い物籠を店員に渡してお会計。手持ちの銀貨では少々足りずに古めかしい大金貨で支払う事となり、急遽両替商を呼び寄せての会計となるというハプニングはあった物の、宿へと帰る天使娘の胸元には下着のたっぷり詰められた紙袋が抱えられていたという。)
ご案内:「富裕地区 洋服販売店」からセルナエルさんが去りました。