2018/07/22 のログ
ご案内:「王都マグメール ソドム」にエキドナさんが現れました。
■エキドナ > 富裕地区の一角に存在するセックスクラブ。
景観を損ねないために建物自体は全くといっていいほど目立たないものだが、中に入ればその空気の変わり様に驚くことだろう。
入口で服を脱ぐようスタッフに促され、さらに奥へ進めば様々な人々が裸となり、地位や人種を超えて愛欲と肉欲に染まっている広いフロアへと出る。
静かかつ妖艶な音楽が響いているフロア内では、いたるところで愛を囁く言葉や猥褻な会話、甘ったるい喘ぎ声に肉のぶつかり合う音が聞こえている。
「いやぁ、ここまで来るのに苦労したねぇ」
そんなフロア内の光景をバーカウンターに肘をついて満足そうに眺める褐色肌の女性。
正装をしているスタッフを除けば、彼女だけがナイトドレスを着用している。
一応オーナーであるため、店内を視察している風で遊びにきていたのだった。
バーの奴隷スタッフが『エキドナ様は何もしてないじゃないですか』とツッコミを入れてくると、「後でオシオキ♥」とにんまり笑ってみせた。
ご案内:「王都マグメール ソドム」にサフィニアさんが現れました。
■サフィニア > 冒険者仲間と酒場で談笑している時、一人前とはどういう事か?
という話題になった。
酒も入っていたせいか話題は迷走し、娼舘で一晩女を借り切って散財して、
一人前だという話に落ち着く。
そんな経験は無かったが、正直にそう言うとじゃあ犯人前だな、などと彼らは言う。
売り言葉に買い言葉、丁度一山小さい山だが当てた後でもあったので、
お前らの言う一人前になってやろうじゃないか、と宣言。
じゃあ、ここに行ってみな、と笑いながら告げられた場所が……ここだった。
そこは、そもそも娼舘ですらなかかった。
サロンや、クラブとでも言うのだろうか……それもとびきり背徳的な。
ドレスコードが裸、という時点で想像を絶している。
しかし、ここで入らなかったら後で仲間内で笑いものは必須。
普通の人間の体ではないので抵抗はあったし、今日は懐も潤っていたので、
意を決して入店してみたが、中は眩暈がするような光景。まさに背徳の都。
両性具有者などここでは珍しくないのだろうか、そこまでじろじろ見られる事は無かったが、
妙に落ち着かない。
スタッフを除けば一人だけドレスを着ている人物がいるカウンターにそろそろを歩いて行き、
「あの、ちょっといいかな。ここは、休憩室というか、あまり視線が無いというか……
落ち着ける場所はないのかな?」
女性は服を着ているからスタッフなのだろう、という推測から彼女に声をかけてみる。
最初はバーテンダーに聞こうかと思ったが、女性寄りとしては女性のほうが声をかけやすく。
■エキドナ > クラブには一通り満足したものの、まだまだ改善の余地はありそうだと、いやらしい笑みを浮かべる。
さて、ひとしきり視察という名の視姦をしていれば欲望が沸き立ってくるもの。
生意気な奴隷への楽しいお仕置きは後に取っておき、客として楽しもうかと考え始めた。
あそこにいる巨根の王族と楽しむのも良さそうだし、女の子のグループに混ざるのも楽しそう、あそこにいる魔族も過激なプレイをしてくれることで有名だ。
そんな感じで舌なめずりしつつ品定めをしていると、声を掛けられる。
一度視線を向ければ、男根を持つ彼女の視線の泳ぎ方や汗のかきかたから、初見だということは一目瞭然。
それがわかるとさぞ嬉しそうな顔でにんまりと笑っていただろう。
「んーふふふ♥初来店でいきなりナンパ?なかなか度胸のある子だねぇ。
個室よりもこのフロアのど真ん中で踊るほうが楽しいよ~」
いざ来店してみれば中の様子に面食らい、とりあえず避難したい彼女の考えが透けて見えるらしく、からかうようにまくし立ててくる。
一応個室があることだけは教えつつも、初めてでしかもフリーの子が目の前にいて、ロックオンしないはずがなく。
■サフィニア > 露骨にしゃがみ込んで体の全面を隠したりはしないが、
彼女に看破されたように、両手をさりげなく胸と股間のあたりにさ迷わせている辺り、
この店や、こういう雰囲気に慣れていない事は明白だった事だろう。
「い、いやいや……ナンパではなく……!」
こういった場で、他人に声を掛けるというのは、そう受け取られる事もあるのか、
と思い至って、眼を左右にうろつかせる。
しかし、言葉を聞く感じ、店員ではないのだろうか。
いや、この際その点はおいておく事にした。
服を着ている客が居ない、と言い切れるほど詳しくはない。
「……待った。ナンパ、でもいい。いいんだ」
はっと思い付いた顔をし、少し早口気味に言葉を交わした。
「あなたはここに詳しそうに見えるから。
こう、なんて言うか……そう、人のけの無いところに連れていってくれないか?
踊るのは、うん、ちょっと。下手だし」
実際踊りの心得なんてない。とりあえずナンパという形でもいいから、一回落ち着きたかった。
避難したいという考えを見透かされているなどとは思いもよらずに。
■エキドナ > 「ふふ…うんうん、かわいいよフタナリちゃん♥
そっかぁナンパかぁ、キュートな子にナンパされちゃうなんて、私も罪深いねぇ」
『何言ってんだこの人』という表情で話を聞いていた奴隷スタッフは呆れ顔で首を横に振っていた。
相変わらず落ち着き無い仕草をする彼女に、ますます興味が沸いてくる。
早く逃げ出したいがためにナンパを肯定するあたりも可愛らしい。
こんな純粋な子がこんな店に来て、そのうち恥ずかしげも無くフロアを練り歩くようになると考えれば、余計興奮してしまう。
「うんうん、ばっちり!私に任しといて。
人気の無いところで…あんなことやこんなこと…させてあげるから…ねっ」
オーナーなので詳しくて当然だが、それを言うと彼女が萎縮してしまいそうだし、せっかくだしたっぷり楽しんでからネタバラシして反応を楽しむことにしよう。
カウンターから離れれば、ぱっと彼女の腕を取って密着し、ドレスから覗く豊満な胸を押し付けていく。
密着すればよくわかる女の見た目、顔立ちはそこそこの褐色女だが、身体つきはグラマーで上等な方だと感じるか。
かのオーナーをナンパしたということで、奴隷スタッフたちは何故か彼女に哀れみの視線を送り、周囲で話を聞いていた客達は何故かくすくすと楽しそうに笑っていた。
■サフィニア > こくこく、こく。と彼女の言葉に何度も頷いておく。
フタナリちゃんという呼び方には、なんとも言えない微妙な気分になったが、
まあ事実であり、一番目立つ特徴なのだから仕方ないと納得する。
「あ、ああ任せる。任せます。
あんなことやこんなこと……は、その、ともかく」
一応、そういう事にいたる事を前提に来たのを、ここまで忘れていた。
彼女の言葉に思い出させられて、少し顔の体温が上がるのを感じる。
立ち上がった彼女にさあついていこう、と思ったところで腕を取られた。
そうしてみれば、彼女が女性として魅惑的な、肉付きをしている事も意識させられる。
「……!? ……??」
何やら周囲のスタッフから、どういう意味なのか分からない視線が。
笑い声も聞こえる。うろたえながらも、密着した彼女の感触から反応をしてしまいそうな
股間を片手で隠すようにしながら、導かれるままについていくだろう。
そこがどこは分からないが、とりあえず周囲の目線を気にしなくてもいいはずだ。