2018/03/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 バーラウンジ」にファニーさんが現れました。
■ファニー > 「今日は少し甘めに…ホワイトルシアンでも頂こうかな。」
キィと扉の軋む音がし、何やら普段より少し騒がし目な店内へと入ってきた女が一人。
いつも通りにカウンター席へと腰を下ろせば、顔なじみのバーテンダーへと注文を通す。
甘めにといっても度数が高いのを選ぶ辺り実に彼女らしい選択だ。
「今日は何だかいつもより騒がしい気がするけど、何かあったのかい?
ふむ……宴の終わりに二次会と称して遊びに来たグループがいるのか。」
ふと気になったのでカクテルを受け取りながら尋ねれば、そんな言葉が返ってきたので納得の表情を浮かべつつグラスを傾け。
■ファニー > ちびりちびりとグラスを徐々に空けていきながら軽く店内を見渡し、先程のグループ以外に客がいないかと観察を始める。
数組組見つけたが、何やら良い雰囲気だったり商談中っぽかったのでそっとしておくことにした。
「この店なら二次会よりは三次会や四次会辺りの方が良いと思うがね……
いや、へべれけになって来られるのもアレかな。」
他に見る物もないので、件のグループを遠くから横目に見やる。
暫く見ていると何組かがそれぞれ個室へと向かっていき、そこからまた暫く見ていれば件のは全員がいなくなったので静けさが戻り。
「大部屋で全員でした方が楽しいだろうに……。
あ、今度はブラックでお代わりを頼むよ。」
ボソッと、少しばかり自分の趣味が入った言葉を呟き。
そして空になったグラスを置き、お代わりを催促した。
■ファニー > 「うーん、何か摘まむ物でも頼もうかな。
ナッツ……いや、今の気分はジャンクにソーセージの盛り合わせかな。
あとはサッパリするようにモヒートでも頼もうか。」
お代わりでやってきたブラックルシアンをゆっくりと味わっていると、何やら口がさみしいなと感じたので料理を注文する。
今飲んでいる甘めで強い物よりはサッパリと炭酸系の方がいいのではと思い、まだ飲んでいる途中だが追加をした。
「ところで、コレは重要な話なのだが……。
君は胸派かい?それとも尻派かい?
いやなに、最近ひいきにしてくれている貴族様が胸派の方が多いと言って聞かないのだよ。
こら、私の胸をジッと見ながら『そりゃあ貴女の客ならそうでしょうよ』とか言うんじゃない。
ちなみに私は腰のラインにこだわりを持っているから、どちらかというと尻派だね。」
胸は胸で良いものだけれど、そこは譲れない等と無駄に大きい胸を張って答えるのである。
そんなやり取りをしているうちにどうやら注文の品ができあがったらしく、カウンターテーブルの上へと運ばれてきた。
■ファニー > 「もぐもぐっ……なかなか美味しいね、どこのお店の?
えっ、自家製とは恐れ入ったよ。
自分でも作ってみたいから、よかったらレシピとか教えてくれないか?」
やってきたソーセージにマスタードを付けて齧り付く。
咀嚼していると燻製の香りと肉の旨味が口いっぱいに広がってきたのでどこの店の物かと聞いたら自家製と返ってきた。
「ふむふむ、塩分濃度とハーブのブレンドとチップの種類がきもなんだね。
いやあ、良い事を教えてもらったよ、ありがとう。」
快く教えてもらったレシピを、胸ポケットから小さなメモ帳を取り出してメモをした後にメモ帳をしまう。
どうやら、店の商品を作る作業のついでに作って酒のあてにしようという魂胆のようだ。
■ファニー > 「さてと……小腹も満たされたことだし、相手のいないさみしい子ウサギちゃんは自分の巣穴に帰ることにするよ。
勘定はここに置いておくよ、足りるだろう?」
全て平らげて少しの間グラスを傾けてまどろみ。
暫くゆったりした後で立ち上がると勘定をテーブルに置いて店を後にする。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 バーラウンジ」からファニーさんが去りました。